Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2022.10.26 ミュージカル「エリザベート」ソワレ公演:続・シシィとトートの『闘い』

2022年5度目の「エリザベート」でした。


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以下雑感メモ。

 

・ちゃぴシシィと古川トートはそろそろ喧嘩(物理)始めそうじゃないですか?????

 

ちゃぴシシィがなんだかオラオラしてるし、古川トートもオラオラしてるので。バチバチを通り越して、首根っこつかんで殴り合い始めそう(物騒)半年前は2人でねこちゃんのお話してニコニコしてたのに…(こちらの記事参照

 

でもシシィの「鏡」としてのトート、という認識であれば、シシィがオラオラすればそりゃトートもオラオラしますよね(完)あとシンプルに、役者さん同士の距離感が縮まったんだろうなと。2人とも人見知りっぽいので…。

 

・体操室シーンでの古川トートの♪それは この俺だぁぁーっ!♪の低音が響くようになってて、怖さを感じました。あのへんのシーン、声が城田トートっぽいですよね。城田トートはBlu-rayでしか観たことないけど。

 

・古川トートの♪最後のダンス♪、回を重ねるごとにおしゃれアレンジになっていく件。♪このー!俺さーあ↑あ→あぁ⤵♪みたいなアレンジでした。1回聴いたら一発で覚えられるアレンジでしたが、文字で表すのむずいな←

 

・観る回によってシシィに共感したりしなかったりなんですが、前回も今回も共感できず。「シシィが好き勝手できるのってお金があるからで、仮に彼女は貧乏だったとしても自由があれば幸せだったのかなぁ」とか、「♪私だけに♪で『話す相手 私が選ぶ』って言っておいて、2幕でパパの亡霊と話すシーンでは『この世に話し相手がいない』ってずいぶん勝手だよなぁ」とか、とりとめもなく考えてました。どうすれば彼女は幸せになったんだろう…(急に重たい感想)

 

・古川トートと黒羽ルキーニだと「この2人、仲いいな」(?)ってなります。黒羽ルキーニが古川トート大好きオーラを醸し出してて、共犯者っぽく見えるというか。

 

・黒羽ルキーニ、時折声がかすれるのが心配ではありますが、本当に毎回パワフルです。気づいたら目で追いかけちゃうパターンの役者さんですよね。空間を支配するのが上手なので、そういう意味では成河さんらしいのかもしれない。

 

正直なんでロミオ役だったのか、そこは今でもあんまり納得いってないんですが(私の中では圧倒的にマーキューシオ役者さんなので)、ただ「かっこいい」だけではない色を持った役者さんにどんどん成長していってほしいなという、上から目線感想です(?)

 

・誰かルドルフ助けてあげてよぅ…って思ってしまうくらい、あまりにも弱々な立石ルドルフ。周りの大人にしがみつくしかない、あの「自分の無さ」が本当にかわいそうになります。掛けられた看板のでかさに、本人が耐えきれてないんよ。お歌はもうちょい頑張れ…!

 

・♪独立運動♪後半の古川トート、「邪悪」を絵に描いたような顔してるので、一周まわって面白くなってしまいます。人間やめてる顔してる…。

 

・ラストシーン、登場時からなぜかずっとおろおろした様子の古川トート。憑き物が落ちたようなちゃぴシシィに対して、シシィとの駆け引きが終わってしまうことに寂しさを感じてるような、そんな表情をしてました。シシィに抱きつかれると、前(2019年)は嬉しそうにしてましたが、今回は「え…」みたいな顔してるんですよね。

 

・今期の田代フランツ、なんでこんな粘着質なんだろ…?それはラドゥ大佐なんよ(ちゃぴさんいるから「マタ・ハリ」できるね!)

 

♪最後通告♪は「そりゃシシィに『お母様が聞いてくれる あなたの話なら』って言われるわな」と自然に思えるくらい、「都合のいいときだけ甘えてくる旦那」という印象でした。