Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2021.12.19 劇団四季「オペラ座の怪人」ソワレ公演:強×強×強トリオ

2021年の観劇記録、もうちょい続きます。

 

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♪もはや引けないぞ~~~~~~~~~~~♪(オルガンの鍵盤を叩く私)

 

ということで、この年4回目の「オペラ座の怪人」でした。浜松町が庭になりつつあった2021年冬。清水ファントムの(声の)魅力には抗えなかったんよ…。

 

ところでこの日の朝、神田沙也加さんがミュージカル「マイ・フェア・レディ」地方公演で滞在中のホテルの窓から、なんと転落して亡くなられたという悲しすぎる訃報が届きました。三浦春馬さんに続き、ミュージカル界の逸材と呼ばれる人がまた1人失われてしまい、一体どうなってるんや…!?と正直思いました。

 

そんな衝撃的な出来事があった後だったので、とにかくみんな元気でいてくだされ…と、カーテンコールで舞台上に出る役者さんたちを見て思いました。


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キャスト別感想。

 

予想はしてましたが、この回のファントム&クリスティーヌ&ラウルの組み合わせが一番好きかもしれません。歌声で殴り合いしてるみたいで最高でした(誤解を招く表現)

 

オペラ座の怪人清水大星さん】

・喉つぶしそうな声の出し方をたまにしてるので心配です(切実)喉つよつよマンなのは知ってるけど!!!!!!めっちゃがなって叫んだりしてるので!!!!!!

 

・相変わらずブチ切れまくってましたが、今回はクライマックスの地下室シーン中盤から完全に諦めてたのと(原因:海沼クリスと加藤ラウルの圧)、諦めたからこその「どうにでもなれ」という感情が爆発してて悲しかったです。これまでは全編通してひたすら怒ってる印象でしたが、この回は悲しみや諦めの気持ちも感じられて、かわいそうな人なんだな…と思えました。

 

・「感情>>>歌の正確さ」という印象も変わらず。力むとどうしても高音がぶれて聴こえて、音は合ってるけどピッチが合ってないように聴こえました。感情ダダ漏れなの、個人的には大好きですけど…!

 

・そういう意味では「ノートルダムの鐘」初演から比べると、芝居歌に磨きがかかったなぁと感じます(上から目線コメント)感情が歌声に乗って聴こえるので、表情が仮面に隠れててもちゃんとファントムの気持ちがわかるんですよ…(しみじみ)

 

・ところで結構疑問に思っていること。清水さんや他の外国ご出身の役者さんたちは、芝居をするときにわいてくる感情や考えは「日本語」で浮かぶんでしょうか…?それともやっぱり母国語なんでしょうか?仮に自分が「アメリカに行って英語で芝居する」ってなったらどんな思考回路になるんだろうなぁ。やっぱり現地の言葉で演じるから、そちらの言葉で感情がわいたりするのかな。

 

・私が永遠に謎だと思ってる、ファントムの髪の毛撫でつけポーズ、右手と左手でややタイミングずらして撫でつけてて新鮮でした(しかし本当に何なんだろうあれ)

 

・初めて観た時よりは、ブレス音が控え目になってた気がします(というか、デビュー直後がすごかっただけかも)

 

・倒れたクリスに自分のマントをかけるとき、少しの間だけいとおしそうにクリスの顔を見つめる清水ファントムめっちゃ良き~~~~~!

 

・仮面をクリスティーヌに取られた瞬間、何が起きたか理解できてなくて一瞬固まる清水ファントムめっちゃ良き~~~〜〜!

 

・この回のクライマックスシーン、本当に良かったな…(反芻)泣きながらキレまくる清水ファントムと、パニックになりながらも必死にどうにかしようとする海沼クリス、命を捨ててまで彼女の命と想いを守ろうとする加藤ラウル。完全に三つ巴の戦いでした。

 

♪エンジェルオブミュージック 昔は心ささげた♪とクリスが歌うパートの後と、クリスがファントムにキスした後は、客席が誰一人として身じろぎしておらず、緊張感がすさまじかったです(1階席の1番後ろの席だったので、客席の雰囲気がよくわかりました)

 

【クリスティーヌ・ダーエ:海沼千明さん】

・海沼クリス、あまりにも良すぎる件。歌声完璧、身のこなしも完璧、芝居も(色気にはやや欠けるけれど)細かい。総合点が高すぎます。クリスティーヌ役としての(私の中での)完成形だと思いました。アナ雪アンサンブルに戻すべきじゃない(やめなさい)

 

・今回の公演から演出がやや変わってるようで、クリスティーヌがぽやぽや乙女でなくなってるのはそれが要因のようです。だからクリスティーヌ役3人とも共通して「気が強そうだな」という印象だったわけだ…。そして個人的にはそちらの方が好みなので、演出変えてくれてありがとう感謝永遠に(拝)

 

・♪Think of Me♪があまりにも絶品すぎて!!!!!!最後の♪愛~~~~♪にいたるまでのカデンツァが美しすぎてびびりました。

 

・♪MotN♪で人形を見せられた時の倒れ方まで美しいんだぜどういうことだよ(?)

 

・カーテンコールは回数を重ねるごとに軽やかに前方に出てくるのがかわいすぎます。海沼クリスは全体的にぴょんぴょこしてるイメージ。

 

【ラウル・シャニュイ子爵:加藤迪さん】

・加藤ラウルは、なぜか清水ファントムに声がそっくりに聞こえることもあって、「ファントムの"if"の姿」に思えました。ハンサムという点を除けば、中身はわりとファントムと似通ってるんじゃない…?と感じます。クリスに対する感情が、光田ラウルだと恋に見えるんですが、加藤ラウルだとそう見えないんですよね…なんでだろう(※あくまでも個人の感想です)

 

しかしカーテンコールでは誰よりも爽やかな子爵様なのであった(完)

 

【その他】

・木村マダム、絶対ファントムと過去になんかあったでしょ(真顔)もしかして一方的に好きとかだったでしょ(真顔)ってくらい、ファントム寄りな印象でした。彼女自身、人間味が薄そうなんだよな…。ちなみにまだマダム・ジリーを演じ始めて1年らしいんですが、てっきりもう何年も演じられているベテランさんかと思ってました…。

 

明けてましたね2023年

2022年のエンタメ納め:12月29日

2023年のエンタメ始め:1月3日

 

というわけで、完全に趣味に走った結果、年末はまとめ記事書けたものの、年始からここまではブログを触る間もなく来てしまいました。

 

今さらですが\明けましておめでとうございます

 

これまでは年始に「今年の目標」として色々綴ってましたが、まぁ全然達成できてない(呆)

 

いっそ何も決めないほうがいいんじゃないか…ということで、1月は心の赴くまま生きてます。目下の目標は、2021年分の観劇記事を書き終えることです(真顔)

 

とりあえず生存報告でした!

2022年のいろいろまとめ。

え゛!?もう大晦日なの!?

 

というわけで、今慌ててこの記事を書いております。2021年分の観劇記録が終わらないまま年を越してしまいそう…。

 

以下、2022年の観劇作品・映画&ドラマ・読書の記録です。

 

~観劇まとめ~
【ミュージカル・演劇】
MURDER for TWO
リトルプリンス
SLAPSTICKS
夜来香ラプソディ
next to normal(3回)
四月は君の嘘(3回)
ノートルダムの鐘(3回)
バイオーム(2回)
2020(2回)
Q -A Night At the Kabuki-
血の婚礼
ヘアスプレー
ハリーポッターと呪いの子
エリザベート(帝劇・御園座/11回)
ジャージー・ボーイズ(BLACK1回/GREEN1回)
キンキーブーツ
ルードヴィヒ
管理人
 
【コンサート・ライブ】
古川雄大 The Greatest Concert vol.1〜collection of musicals〜(4回)
古川雄大 LIVE TOUR 2022 〜ibe〜(東京/名古屋)
日比谷音楽祭 「Hibiya Dream Session2」
海宝直人コンサート 「Home My Home 2022」
木村達成 10周年記念コンサート -Alphabet Knee Attack-

【配信】
ミュージカル「四月は君の嘘
ミュージカル「るろうに剣心 京都編」
 
ちなみにこちらが昨年末のまとめ記事です↓
 
今年はミュージカル・演劇作品のみで23作品・48公演。節約を目指して昨年より数を減らすことが目標だったので、一見すると目標達成…のはずなのですが、なぜか「古川雄大さんのためならどこへでも」精神を発揮してしまい(?)、古川さんのライブのため、また「エリザベート御園座公演のために名古屋に2回遠征いたしました。古川さんのコンサートにも4回足を運んでおり、多分費やした総額としては昨年以上だったのではないだろうか…(真顔)
 
ちなみに1年で生・古川さんを観たのは【20回】でした。正直自分で自分に引いたのと、これだけ観てるのに家族バレも何もあったもんじゃないよなと開き直り、クリスマスについにFC入会しました。ちゃっかり海宝さんFCも同日に入会しました。
 
今年の特徴としては、ストレートプレイを観る機会が多かったこと。昨年は5作品でしたが、今年は9作品かな?(「SLAPSTICKS」は昨年末も観ていますが)ミュージカル以外にも手を出してしまうときりがないのですが、推し役者さんが出ている作品と、どうしても気になる作品には足を運びました。
 
比較的どの作品も楽しめましたが、裏を返すと圧倒的に「これだ!!!!!」という1作は、年間通してありませんでした。全作品等しく80点~90点な1年でした。
*「エリザベート」「キンキーブーツ」「ノートルダムの鐘」に関しては、私の中で殿堂入りしているので選考対象外です。
 
四月は君の嘘」は、楽曲はどれも好きなんですけど、いかんせん物語はやはりそこまで好みではなく、ちょっと受け入れがたい部分も個人的にありました。
 
強いて言うならば、「千と千尋の神隠し」は、役者さんからだけでなくカンパニー全体からの熱意を感じた作品で、とても印象深かったです。作品への愛・敬意をあれほど感じた作品は久々だったかもしれません。
 
多分上半期のまとめで「個人的に好き」と書いていた「シラノ・ド・ベルジュラック」ですが、最近になって演出家の方のあまりにも残念すぎる報道を聞いてしまい、正直がっかりしました…。まぁ元になってるのはイギリス版なので、彼のオリジナル作品ではないのが不幸中の幸い(??)かしら…。
 
ちなみに「かつて観たときはあんなに好きだったのに、今観たらあんまり刺さらなかった…」と感じたのは「ジャージー・ボーイズ」と「美女と野獣」でした。「ジャージー・ボーイズ」に関しては、もしかしたら劇場の問題な気がしているので、それはまた観劇記録のときに詳しく書きたいです(いつになることやら!)「美女と野獣」は、どう見ても旧演出から完全にレベルダウンしてたのがちょっと…。
 
~映画&ドラマまとめ~
【映画】
スパイダーマン(再見)
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
・ウエスト・サイド・物語
・ウエスト・サイド・ストーリー
ナイル川殺人事件
・シラノ
・ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
ドクター・ストレンジマルチバース・オブ・マッドネス
・シン・ウルトラマン
トップガン
トップガン マーヴェリック
バズ・ライトイヤー
・ソー:ラブアンドサンダー
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
・ブレット・トレイン
・沈黙のパレード
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバ
ルイス・ウェイン 生涯愛した妻と猫
 
配信やBlu-rayで見た作品を合わせて22本。全体としては昨年とあまり変わりませんが、映画館で見た作品は15本と、昨年を上回りました。観劇のない休みの日にうまく時間確保できたのが大きかったです。
 
Myベストは「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でした。誰が何と言おうと今年はこれです(断言)
 
来年も引き続きマーベル作品多めになりそうですが、実はそろそろどこまで追いかけるか、引き際を見極めているところです。ちょっとさすがにキリがないなと感じているのと、フェーズ4から「なんでもアリ」状態になっていて、長寿シリーズの悪い部分が露見してきているので…。
 
【ドラマ】
・私の正しいお兄ちゃん(配信)
・カムカムエヴリバディ
・What If...?
・石子と羽男 -そんなコトで訴えます?-
ガリレオ 禁断の魔術
・オールドファッションカップケーキ
・鎌倉殿の13人
岸辺露伴は動かない(7・8話)
 
ドラマは昨年とほぼ同じ本数見ました。
「鎌倉殿の13人」と「岸辺露伴は動かない」第3シーズンの感想は来年早々に書く予定です。
 
個人的に刺さった作品は、
 
「鎌倉殿の13人」
 
でした。三谷幸喜さんはさすがでしたね…(しみじみ)
 
~読書まとめ~
・星の王子様(サン=テグジュペリ
・革命前夜(須賀しのぶ
・ほんとはかわいくないフィンランド(芹澤桂)
 
7月以降、読書は全くの手つかずでした。本当にどうにかしたい、この状況(本棚の積読を見つめながら)
 
というわけで、これが今年最後の記事となります。
 
来年も幸多き1年となりますように!

2021.12.18 ミュージカル「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」ソワレ公演:ぼくの物語はきみの記憶の中に

初演の評判がとても良くて、再演の時には絶対に観ようと思っていた「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」。

 

再演では新ペアも誕生しましたが、やはり初演ペアで観てみたいなと思い、田代さん&平方さんペア回に行きました。


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もしかしてハマるんじゃないかな~と思ってたんですが、結論から言うと全然でした…。途中退屈に感じてうとうとするくらいにはハマらなかったです……。

 

確かに「良い話」ではあるんですが、こういう内省的な話って、私にはあまりハマらないのかも…?2人芝居というくくりであれば、「スリル・ミー」の方が断然好みでした。描かれてる内容が全然違うので、一概には比較できませんが。

 

田代アルヴィンは、正直キャラクター的にすごく「めんどくさいな…」と思ってしまったけど、田代さんはああいう「かわいいのに愛が重たすぎてちょっとうざい」みたいな役が似合いますよね(*褒めてる)

 

平方さんを全力で振り回してるなぁって思えるシーンがいくつかあって、例えば帰ろうとする平方トムを「だーめ!」って言いながら地面に叩きつけてたのには、客席も平方さんも爆笑w

 

地面に寝転がってスノーエンジェルを作るシーンでは、田代アルヴィンが寝転がる寸前の平方トムの顔面に雪(=丸めた紙)を全力200%でぶつけてて、おかげで平方トムのスノーエンジェルの動作がテンポからずれまくっていました。笑

 

平方トムは、というか平方さんは本当に素敵な声してるな…!と。「王家の紋章」でもイズミルのソロ曲の歌唱が素敵でしたし、決して声楽的(?)ではないんですが、不思議と「もっと聴いてたいなぁ」と思わされます。♪バタフライ♪(で合ってますかねタイトル)がすごく良かった~!

 

…というわけで、残念ながらこのくらい浅い感想しか浮かばないくらいのハマらなさでした(撃沈)

 

わかってはいたけど、評判良いからってだけで、必ずしも自分にハマるわけではないんだなと、改めて感じました。

2021.12.18 劇団四季「アナと雪の女王」マチネ公演:映画版にはない楽曲の良さ

アナと雪の女王」4回目。

箇条書きで雑感メモ残しておきます。


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・久々に(?)1階席だったので舞台の特効に気を取られることなく、役者さんたちの表情に注目できました。そのおかげか、それともこの回の組み合わせが良かったのか、4回観た中でお芝居的に1番しっくりきました。

 

・三井エルサと三平アナの組み合わせ、本っっっ当に良い。大好きです。実は観る前はこの2人が組んでる様子があんまり想像つかなかったんですが(どちらもジャスミン役ですし)、すっごく波長が合ってるように見えるし、姉妹だなぁと思えます。三平アナのエネルギーに三井エルサがうまく引っ張られてる印象。

 

特に今回は、戴冠式で2人が言い合いになって、エルサが氷の魔法を使ってしまうシーンがすごく印象的でした。あのシーン、心を頑なに閉ざしているエルサに対して「怒り」が強めだった町島アナに比べると、三平アナは「怒り」はもちろんあるものの、それよりも「悲しみ・寂しさ」そして「やるせなさ」をすごく感じたので、三平アナを見ても悲しくなっちゃうし、その感情をぶつけられてる三井エルサの表情を見ても悲しくなっちゃいました…。

 

セリフの応酬もすごく上手かったなぁ。理由がわかるまで何とか食い下がろうとする三平アナのテンションに釣られて、三井エルサのいら立ちメーターがぐんぐん上昇していくのを感じました。悲しいシーンなんですが、今回屈指の名シーンになってたと思います。

 

・楽曲では♪あなたを失いたくない♪がめっちゃ良き~~~~~!ミュージカル版には♪生まれてはじめて♪のリプライズがない、と聞いたときは結構ショックだったんですが、初めて聴いたときからこの曲ええな…って思ってます。2人のハモリが切なくて好き。

 

・三井エルサはやっぱり♪モンスター♪が合ってると思います。どちらかというと悲壮感漂う表現がうまいので、自分の力を自由に解放して喜びを感じている♪ありのままで♪よりも、自分の力とついに真正面から向き合わなくてはいけない苦悩を歌う♪モンスター♪の方がしっくりきます(※個人感)相変わらず♪お父様 私が死ねば~♪のところで「そんなこと言うなよおおおおおお」って泣けてくる人がここにいます(挙手)

 

・塚田ハンスはハンサムで、「王子様」としての気品に溢れていて、ノーブルさもきちんと感じたのと、なぜかすごく「末っ子感」も出てたので、「13番目の王子」という設定に納得がいきました。歌声も声量はありつつ、響きや声質が甘めなので、やっぱり「王子様」でした。「リトルマーメイド」で塚田エリック見てみたいけど、先にハンス見ちゃうとちょっとイメージが…(複雑)

 

・神永クリストフ、今回はちゃんと愛情の向きがアナに向いてました!!!!!すごく良かった!!!!!ただ全体的にセリフの口調が怒鳴ってばっかりなのは気になります…。

 

・松本バルダをママと呼びたい人生だった(唐突)クリストフ強火担すぎて笑っちゃいます。「うちのクリストフのどこがいけないの!?」に続く一連のセリフを言ったあと、膝から崩れ落ちてて腹筋崩壊しましたw