Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2023.1.3 海宝直人コンサート「ATTENTION PLEASE!」ソワレ公演:海宝機長とのファースト・フライト

やっっっっと2023年の観劇記録まで追いつきました…!

 

今年の4月~6月はかなり観劇数をしぼっているので(すべては8月・9月に日比谷に通うため!!!!!)その期間でなんとか最新の観劇記録まで追いつきたいものです(切実)

 

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<セットリスト>

第一部

♪Live in Living Color(「Catch Me If You Can」より)

♪行こうよ どこまでも(「アラジン」より)

♪「RENT」メドレー

 ~Tune Up #1

 ~La Vie Boheme

 ~One Song Glory

♪人生を踊り明かせ(「Wicked」より)

♪Enough(「フラッシュダンス」より/廣瀬友祐ソロ)

♪「ライオンキング」メドレー

~ハクナマタタ

~早く王様になりたい

♪恋がいつも運命を変える(「ロカビリー☆ジャック」より/昆夏美ソロ)

♪Can't Take My Eyes off You(「ジャージー・ボーイズ」より)

♪You Will be Found(「Dear Evan Hansen」より)

 

第二部

♪Waving Through a Window(「Dear Evan Hansen」より)

【ゲスト:昆夏美

♪愛していればわかり合える(「モーツァルト!」より)

【ゲスト:廣瀬友祐】

♪Butter Outta Cream(「Catch Me If You Can」より)

♪ディズニーメドレー

 ~When you wish upon a star(「ピノキオ」より)

 ~困ったときには口笛を(「白雪姫」より)

♪I'm alive(「next to normal」より)

♪明日への階段(「ルドルフ・ザ・ラスト・キス」より)

【アンコール】

♪December '63(「ジャージー・ボーイズ」より)


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2023年の観劇(?)初めは、海宝さんのコンセプトミュージカルコンサート「ATTENTION PLEASE!」からスタートしました。

 

毎公演2名ずつ豪華ゲストが登場し、海宝さんがパイロットに扮して歌ってくれるというのに、なぜか上演劇場がシアタークリエ(真顔)上演が発表されたときから「いや狭いだろ」と各所から大ツッコミを受けてましたが、実際観た後も「いや狭いだろ」(真顔)でした。せっかく発売されたグッズも、初日上演前に(海宝直人初の)アクスタが売り切れる事態に。東宝さん、上演してくれるのは大変ありがたいんですが、キャパとか諸々見誤りすぎです(真顔)

 

ともあれ、2022年の古川さん版ミュージカルコンサートを観てから「あ~~~~~~海宝さんもこれだけコンセプトがっちがちに固めたコンサートやってほしいな~~~~~~~」って思ってたので、個人的願望が叶っちゃって嬉しい限りです。しかも機長やで…パイロットやで…最高すぎる…(鼻血)ポスタービジュアルとパンフレットに掲載されているお写真たちが天才すぎて神棚に祀りたい(五体投地

 

初日公演だったので「一体どんなセットリストと演出なのか」は全く想像がつかなかったですし、初日ならではの緊張感とわくわくがありました。ちなみにただでさえ情報量が多いのに、前から2列目ド真ん中席だったので、脳内処理が追いつかず、第一部の途中から「うん…うん…なるほど……?????」ってなってました(IQ5)

 

全体の感想としては、細かいところで気になる部分もちょっとあったものの、とーっても楽しかったです!第一部は全日程通しての共通楽曲+航路によって異なる楽曲で構成されていて、それを飛行機での旅仕立ての演出で魅せる内容。

 

細かいところが気になった…というか「なんでゲスト2人も呼んだ!?」と。そのわりにデュエット1曲ずつだったし…(第一部でゲストのソロ歌唱+第二部でゲストと海宝さんのデュエット)

 

各回どのゲストも歌うまさんが集まっているのに、トークの尺が長いのはちょっともったいない気がしましたが、芳雄さんの4時間半コンサートとか、古川さんのミュコンも二部はおしゃべり多めだったので、そういうもんなのかな。

 

とはいえ、今回は第二部の曲数が圧倒的に少なかったのは確かなので、もう1・2曲あっても良さそうでした。でも航路ごとに曲変わるしな~海宝さんへの負担を考えたら妥当なのかな~~~(悩)


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以下、感想メモです。

 

・わりと知らない曲があったものの、わからない曲でも歌詞に出てくる言葉で「あ、あの作品の曲か」となったので、ミュージカルヲタクとして成長しているなという実感が(?)

 

・海宝さんってあんなに客席に目線配って歌う人だったかな…。思えば海宝さんのソロコンサートでは前方席に座ったことがなかったので、「前方席にもわりと目線来るのね!?」と終始ビビってました。劇場の中~後方列に目線を配る印象は元々あったんですけどね。

 

・離陸前の♪行こうよ どこまでも♪、シーンにも合ってるし「アラジン」本編で聴くのとはまたニュアンスが違っていて面白かったです。「アラジン」本編だと、もちろんアラジンとジャスミンの「自由」への渇望や2人の間の愛の芽生えを感じさせる楽曲ですが、このコンサートでの使われ方だと、人生の行き先や未来への希望、未知の世界へのあこがれを強く感じました。

 

・「RENT」はな~~~~実は楽曲にそんなに惹かれないんですよね。かっこいいなとは思うものの、結構独特なカラーを持っているので…。

 

・そういえばバチバチに踊る海宝さんを久々に観ましたね。「イヴ・サンローラン」の時も、わりとバチバチ踊ってた印象でしたが、意外と(というのはとても失礼ですが)踊りも上手なんですよね。リズムの取り方とか乗り方が好きです。

 

・「機内エンターテインメント」として登場した廣瀬さん。登場した瞬間のシルエットだけでもうすでに「かっこええ…!!」でした。「フラッシュダンス」は2回拝見しましたが、物語はいまいち心に残らなかったな…。でも廣瀬ニックはめちゃくちゃ良かったので、また曲聴けて良かったです。ものすごく緊張されていたのか、マイクを持つ手が小刻みに震えているのを肉眼で確認してしまい、思わず「頑張れ…!」と手に汗握りつつ見守りました。

 

・「お客様の中にお医者様はいらっしゃいますか?…機長がかっこよすぎて辛い…先ほどのファーストクラスのお客様(=廣瀬さん)もかっこよすぎて辛い…」(By堀川さん)

ヲタクの心境代弁してるw

 

・堀川さんが機内の行き先決める機械(?)を壊す→行先が「Africa」になる→飛行機がアフリカに不時着→\うわあああああ/とか叫びつつ、機長とクルーの皆さんが舞台上に倒れこむ→クルーの大音さん&田中さん「こんなときは『ハクナマタタ』って言いたくなるよね!」

私の心の声:なんかすごい茶番始まったぞ(真顔)

 

・クルーからしきりに「歌え歌え」と言われ、「いや無理だよもう声変わりしてるんだよ勘弁してよ」とぼやきながら、あらかじめ舞台上に用意されていた台に乗った瞬間、ヤングシンバそのままのキーで\心配ないさー!/って歌い出す海宝機長w

 

・♪早く王様になりたい♪も、原曲の子役が歌うキーそのままで歌ってるの、あまりにも強すぎでは!?♪おっかなーい声で 吠えるのさ ワ゛ウッ!♪の吠えるパートがかわいすぎて膝から崩れ落ちました。

 

・昆さんのソロ歌唱は「ロカビリー☆ジャック」より♪恋は運命を変える♪でした。懐かしすぎるやつ…!ハチャメチャだったけど結構楽しい作品だったよなぁ。もう上演しない気がするけど…(小声)

 

・行先が「Song To Remember」になって「なんだろ?」って思ってたらまさかの…!海宝フランキー!?まぶしすぎて記憶がありません(おい)

 

・第二部開始時点で心の叫びが止まりませんでした!!!おそらく4年越し(?)に再び聴いた、海宝さんの♪Waving Through A Window♪…!しかし歌唱力抜群、英語歌詞も完璧な発音なのになぜか刺さらなかったのは、海宝さんver以上に古川さんverが好みだったからなのかもしれません。木村達成さんのソロコンでも聴いたかずっきーさんverもそうでしたが、歌唱力抜群すぎるがあまり、窓ガラスの向こうから手を振らないでガラスぶち破ってきそうな海宝エヴァン。

 

<昆さんトークレポ>

・海宝さんとの初対面はレミゼ2015。

海宝さん→昆さん…というかレミゼカンパニーに対する第一印象は「怖い」

昆さん→海宝さん「舞台袖で話しかけても返事が『うん』しか返ってこなかったから、この人とは1分も会話できないと思ってた。無口かと思ったらめっちゃ喋る人だった」

 

海「ちゃんこんは前からサイゴン出てたからすごく引っ張ってくれて…」

昆「いやいや私何もやってない〜!海宝くん前から出てたみたいな感じだったし」

海「出てないから!!!!!!」

(って流れを2、3回やってた気がしますw)

 

昆「ロカビリージャックの時はほぼ(海宝さんと)絡みがなくて、後半のシーンで海宝くんが脱いだジャケットを着せてたくらい」

海「ぼく床と仲良しだったからねぇ」

昆「わーーー!ってやってたよねぇ」

懐かしい…(遠い目)

 

昆「仲良くなったのはレミゼ2017から…?」

海「一緒にディズニーランド行ったよね!」

(そして最後にディズニーランド行ったのが小5らしい堀川さんw)

 

海「お正月にこれ食べないとダメ!な食べ物ありますか?」(唐突)

昆「え!?えっと〜父が毎年ローストビーフ作ってくれるんですけど、それを食べないとダメですね」

海「というわけでね、元気に歌いたいと思います!」

昆「ハイッ!」(めっちゃ元気)

 

トーク途中に登場したクルーの堀川さんが「正月からミッキーとミニーを観たのと同じくらいありがたいツーショ」って言ってて笑いすぎて泣きましたw堀川さんただのヲタクすぎて超絶愛せる…。

 

・「ミス・サイゴン」での想い出話をじっくりしていた2人と、それを身じろぎもせず真剣に聞く客席。昆さんがふと話をやめたかと思いきや、客席に向かって「………あのぉ…皆さん起きてますぅ?」って心配そうに問いかけてましたwあの、真剣に聞いてるだけなんで続けてもろて大丈夫です…。

 

・わちゃわちゃしたトークコーナーから流れるように曲目を紹介した海宝さんの口から「『モーツァルト!』より、♪愛していればわかり合える♪、お聞きください」って出た瞬間の私。

 

「はい??????????????????」

(ク〇デカボイスin心の中)

 

昆さんとのデュエット、他にいくらでも選択肢あるだろうになぜ…………。いやいいんですよ私海宝ヴォルフ願ってたしいいんですけどこちとら心の準備が必要なんすよ急に爆弾ぶっこまれた私の心臓止まりかけてるんですけど責任取ってAED持って来てください(早口)

 

ずっと「なんで…え、なんで……」ってつぶやいてました心の中で(大混乱)バックに東宝さんがついてるからですか(真剣に考察し始めるヲタク)

 

海宝ヴォルフ、しかも相手が昆スタンツェ(ぴったりすぎる呼び名!)なんて、世界中の海宝ファンが100回妄想したやつ…。新年早々ヲタクの夢をかなえてくれてありがとう…。2列目から拝んじゃったよありがとう…。

 

でもやっぱり海宝ヴォルフは超自立してそうで、昆スタンツェもパワフルだったので、きっと2人でコロレド様をぶん殴って駆け落ちするし、史上初のハッピーエンド「M!」になってしまうし、アマデはそもそも存在しなさそうでした(完)

 

<廣瀬さんトークレポ>

・初対面のお互いの印象。

海宝さん→廣瀬さん。

海「ひろくんってこう…こういう感じ(手のひらを廣瀬さんに向ける)じゃないですか。しかもサッカー部って聞いてたから…」

廣「サッカー部ってチャラく見られるんだよね」

海「そう!陽キャなのかと思ってた」

 

廣瀬さん→海宝さんの印象。

廣「当時から技術も素晴らしくて人間力もある役者さん。『メリリー〜』は稽古で役を割り振ったんだけど、そこで出来た『海宝直人の無駄遣い』」

 

海「ご飯とか結構よく行ってたんですよ、3人で」

私の心の声:待ってあと1人誰!?!?!?

 

廣「昨年はハッピーだったり楽しい作品に出ることが多くて、コメディっぽい役も演じてたから、なんか「ふざけたくなる気持ち」が出てきちゃうんだよね…」

(と、真剣な顔で海宝さんに伝える廣瀬さん)

 

海「時空を超えて同じ役やってたもんね!」

廣「え…………(固)」

海「シャンドンですよ〜」

廣「え…………(固)…あぁ〜!そういえば(海宝シャンドンを)見たよ!」

海「え!?恥ずかしいなぁ。かっこいい役って見られるの恥ずかしくない?」

(と照れつつ、なぜか廣瀬さんにずいっと近づく海宝さんw)

 

海「『太平洋序曲』の歌稽古、明日から始まるんですよね」

廣「なおちゃんこれ(アテプリ)13日までやるんでしょ?(歌稽古)しばらく来なくていいよ」

海「なんで!?」

廣「時間ちょーだい!」

 

堀「廣瀬さんは絵がお得意ということですが、どうして絵を描かれてるんですか?」

廣「歌や芝居とはまた違った方面の芸術で、自分を表現したくて絵を描いてますね」

堀「絵で食べていこうとは…」

廣「あ、それはないですね」(きっぱり)

堀「海宝さんは、歌や芝居以外の自分の表現法はお持ちですか?」

海「表現法?…うーん」

廣「…ラーメン…」(小声)

海「あ、でもラーメンは芸術ですからねぇ!麺が全面に出てもだめだし、メンマはなくてはいけない存在だし…」

堀「どんぶりが劇場?」

海「そう!どんぶりは劇場!ラーメンはミュージカルです!!!!!!!!!!!!!!!!!」(大声)

 

廣瀬さん、ちょっと間が空くたびに「あけましておめでとうございます!!!!!!!!!!!!!!」ってぶっこんでくるの謎すぎて笑いましたw伊達メガネがとっても似合っててかっこよかったのに、終始ふわふわしていて、「なおちゃん!」「ひろくん!」ってお互い呼び合ったり、「大好き♡」「かっこいい♡」って言い合ったり、話してる途中でいきなり物理的距離を縮めたり。ビジュアルは正反対な2人がずっときゃっきゃうふふしてて、正月からいいもん見た感がありました(やめなさい)

 

・デュエット曲は「キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン」から♪Butter Outta Cream♪という楽曲でした。歌詞の中にネズミやらゴ〇ブリやら出てくる謎の楽曲でしたが、ちょっとおしゃれでコミカルさもある曲で、まさに繰り広げられたトークの雰囲気そのままの2人を表した感じでした。

 

なにより2人の声のハーモニーが絶妙で最高だったので、今後絶対に何かの作品で共演してほしいです。あと廣瀬さん、次回はちゃんと海宝さんとラーメン食べに行ってあげてね~~~!

(「東京ラブストーリー」公演中に、海宝さんおすすめのラーメン店におひとりで行ったらしいので。笑)

 

・♪I‘m Alive♪はイントロでテンション爆上がりしてしまう…!ときどき顔が悪くなるのが最高すぎます!

 

・♪明日への階段♪、ちょうど1週間前くらいにあった木村達成さんソロコンでも聴いてたので良かったです(?)達成さんも異様にうまかったですが、海宝さんも「えっと、演じたことありましたっけ?」って思うくらいクオリティが高かったので、Wキャストで「ルドルフ・ザ・ラストキス」やりましょー!

 

・最後は♪December 1963♪で締め!「皆さん、立っちゃったりします????」という海宝さんの煽りを受けて、会場総立ちで盛り上がりました!クリエでまたこの曲が聴けて嬉しかったです(涙)