Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2021.12.18 劇団四季「アナと雪の女王」マチネ公演:映画版にはない楽曲の良さ

アナと雪の女王」4回目。

箇条書きで雑感メモ残しておきます。


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・久々に(?)1階席だったので舞台の特効に気を取られることなく、役者さんたちの表情に注目できました。そのおかげか、それともこの回の組み合わせが良かったのか、4回観た中でお芝居的に1番しっくりきました。

 

・三井エルサと三平アナの組み合わせ、本っっっ当に良い。大好きです。実は観る前はこの2人が組んでる様子があんまり想像つかなかったんですが(どちらもジャスミン役ですし)、すっごく波長が合ってるように見えるし、姉妹だなぁと思えます。三平アナのエネルギーに三井エルサがうまく引っ張られてる印象。

 

特に今回は、戴冠式で2人が言い合いになって、エルサが氷の魔法を使ってしまうシーンがすごく印象的でした。あのシーン、心を頑なに閉ざしているエルサに対して「怒り」が強めだった町島アナに比べると、三平アナは「怒り」はもちろんあるものの、それよりも「悲しみ・寂しさ」そして「やるせなさ」をすごく感じたので、三平アナを見ても悲しくなっちゃうし、その感情をぶつけられてる三井エルサの表情を見ても悲しくなっちゃいました…。

 

セリフの応酬もすごく上手かったなぁ。理由がわかるまで何とか食い下がろうとする三平アナのテンションに釣られて、三井エルサのいら立ちメーターがぐんぐん上昇していくのを感じました。悲しいシーンなんですが、今回屈指の名シーンになってたと思います。

 

・楽曲では♪あなたを失いたくない♪がめっちゃ良き~~~~~!ミュージカル版には♪生まれてはじめて♪のリプライズがない、と聞いたときは結構ショックだったんですが、初めて聴いたときからこの曲ええな…って思ってます。2人のハモリが切なくて好き。

 

・三井エルサはやっぱり♪モンスター♪が合ってると思います。どちらかというと悲壮感漂う表現がうまいので、自分の力を自由に解放して喜びを感じている♪ありのままで♪よりも、自分の力とついに真正面から向き合わなくてはいけない苦悩を歌う♪モンスター♪の方がしっくりきます(※個人感)相変わらず♪お父様 私が死ねば~♪のところで「そんなこと言うなよおおおおおお」って泣けてくる人がここにいます(挙手)

 

・塚田ハンスはハンサムで、「王子様」としての気品に溢れていて、ノーブルさもきちんと感じたのと、なぜかすごく「末っ子感」も出てたので、「13番目の王子」という設定に納得がいきました。歌声も声量はありつつ、響きや声質が甘めなので、やっぱり「王子様」でした。「リトルマーメイド」で塚田エリック見てみたいけど、先にハンス見ちゃうとちょっとイメージが…(複雑)

 

・神永クリストフ、今回はちゃんと愛情の向きがアナに向いてました!!!!!すごく良かった!!!!!ただ全体的にセリフの口調が怒鳴ってばっかりなのは気になります…。

 

・松本バルダをママと呼びたい人生だった(唐突)クリストフ強火担すぎて笑っちゃいます。「うちのクリストフのどこがいけないの!?」に続く一連のセリフを言ったあと、膝から崩れ落ちてて腹筋崩壊しましたw