Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2021.6.7 ミュージカル「モーツァルト!」マチネ公演(大阪公演大千穐楽):直行直帰で大阪へ


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古川ヴォルフを追いかけて、ついに行ってしまいました、観劇遠征。

 

緊急事態宣言が解除されず、大阪公演はただでさえ半分以上中止になり、一度も観られていない人も多い中、帝劇で散々観た私がわざわざ関東から行ってもいいものなのかと、正直悩みました。しかも帝劇のMy千穐楽はかなりいい席で観られたし、もういいんじゃない?と思っていたんですが。

 

前から2列目ドセンター席の魅力には抗えなかった…(五体投地

 

モーツァルト!」の座席は、本当に途中から恐怖を感じるレベルの神席つづき。最後の最後でスーパー神席を引き当ててしまい、「もうこんな席に座ること、きっと二度とないよ…」と、感染対策を十二分にして観てきました。

 

ちなみに今回の「神席」はすべて、某出演者様のFCでご用意していただきましたので、その方には永遠に貢ごうと決心しました。

 

せっかくの大阪でしたが、状況を鑑みて劇場直行直帰にしたため、新幹線を使ったこと以外はほとんど帝劇に行くのと変わりませんでした。たこ焼きもお好み焼きも食べずに帰ったのは、さすがにちょっと悲しかった…。

 

初めての梅芸は、思ったよりも行きやすかったですが、ロビーが意外と狭かったです。劇場内は横幅がなんとなく狭くて、奥行きが広い印象で、クラシカルな雰囲気が素敵でした。

 

これが本当に最後だったので、しっかり見納めようと思っていましたが、帝劇My千穐楽でそれなりに気持ちに区切りがついてたことと、舞台との距離が近かったことと、「え、私またM!観られてる?」みたいな、なんとも実感の湧かない気持ちで、終始ふわふわしておりました。

 

そして大千穐楽は、アーカイブ配信を時間の許す限り、ずーーーーーーっと繰り返し見ていたため、生で観た感想よりも配信の感想になりそうです。短めにまとめます。あと2幕の感想はほとんど書けないまま力尽きました(白目)


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・帝劇公演よりもだいぶおとなしくなってた古川ヴォルフ。大阪公演が全体的にそうだったのか、はたまたこの日が配信回だったからなのか、理由はわからないですが…。帝劇の時のテンションひゃっはー!な古川ヴォルフも好きだったぞ…♪並の男じゃない♪とかもおとなしめだったので(*あくまでも帝劇比)ちょっと寂しかったです。笑

 

・M!はホント…幕開けが好きすぎて…。あの五線譜の幕?の開き方が天才すぎます。この先舞台セットと演出が変わっても、あの始まり方だけは変わってほしくないです(という私のわがまま)

 

・他2人のアマデがどうだったかちょっと記憶にないんですが、♪奇跡の子♪のときの鶴岡アマデはピアノ弾いたりバイオリン弾くときに、かなり頻繁にパパの方を見て、パパの表情をうかがってるのが印象的でした。あの頃からすでに「パパに愛されたい」願望が強め?

 

・具合が悪くなったアマデに向かって、オフマイクで「大丈夫か?ゆっくり立って…ゆっくりゆっくり…」って声をかける市村レオポルトの、声のかけ方がリアルで好きでした。市村さん、お子さんおいくつでしたっけ?(なんでも今度「オリバー!」で共演されるとか)

 

・涼風さん、いつも目元がきらっきらでかわいいアイメイクをされてるのが気になりました。アイシャドウ…?グリッターとかジェルタイプなのでしょうか。

 

・配信で初めて気づいたんですが、「コロレド猊下に依頼された仕事は!?」とレオポルトに言われたヴォルフに向かって、和音ナンネールが「ま~~たあんたサボったんでしょ!?」みたいな顔と仕草しててかわいかった~!

 

そしてそんなナンネールに向かって、古川ヴォルフが「やばい!えーっとどうやってごまかそうかなぁ…あ、そうだ!まだ書いてないけど頭の中で出来上がってることにしとこ!!!!!!!!」みたいに、完全にごまかすことしか考えてなさそうなので笑いましたw

 

・「コートを渡せ!」と言われて、渋々パパに渡す古川ヴォルフ。コートを脱ぐときに小さく「ふぇぇ…」みたいないじけた声を出してました。対する市村レオポルトは、コートをヴォルフにこれみよがしに見せつけながらナンネールに渡してましたし…w

 

・古川ヴォルフのおかげで、♪僕こそ音楽♪が大好きになれました。

 

・鶴岡アマデとおでここつんしてぐりぐりしてる古川ヴォルフを目の前で拝んだ私。

「かわいすぎて三途の川見えた」(真顔)

鶴岡アマデのはにかみ笑顔が最高すぎるんですよ…。

 

・古川ヴォルフの煽り顔、シンプルにイラっとしません??????

(♪皇帝陛下でも聞かせようか迷う~♪の顔が特にひどい…笑)

 

・「私を殺す気か!?」とレオポルトに言われて、「違うもん!」みたいに首を横にぶんぶん振る古川ヴォルフ。かわいすぎんか?????

 

猊下の召使いが持ってる掃除の棒(?)を奪った瞬間、こけてその場にすとん!としゃがみこんでた古川ヴォルフ。配信でもばっちり映っちゃってましたね…。

 

・♪私ほどお前を愛する者はいない♪のラストで、肩を組んで捌けるヴォルフとレオポルト。市村レオポルトが変なジャンプをすると、古川ヴォルフも真似してぴょこん!っと飛んでて、かわいさのあまり客先から笑いが起きてました。

 

・♪わ~たし~はプリンセス~で 弟はプリンス~よ♪のとき(楽曲タイトル忘れました)の、ナンネールの衣装がめちゃくちゃ好きです!くるくる回るとふわふわっと膨らむスカート最高…!「エリザベート」のバートイシュルのシーンでシシィが着ている、あのパステルグリーンのドレスに通じるものがあります(私のツボを突いてくるドレス)

 

ウェーバー家だったらゾフィーちゃん演じてみたいです。セシリアさんに死ぬほど悪態つきまくりたい(最悪)

 

・木下コンスが化粧のパフを机にたたきつけたら、見事にテーブルの前に転がっていっちゃった件。どうするのかな~って見てたら、ヨゼファちゃんが拾ってスカートの裾で軽くはたいてからコンスの顔はたこうとしてました。笑

 

・全然気の毒そうに思っていない♪お気の毒~に~♪笑

 

・アロイズィアに向かってちゅーって顔してる古川ヴォルフ、配信で完璧にカメラに抜かれててめちゃくちゃ笑いましたw

 

・市村レオポルト、あと1回くらいは演じられそうですが、次期レオポルトは誰になるかなぁ…と考えてみました。

 

個人的には石川禅さんで見てみたいなぁ。あとロミジュリ大人組(岸さん、岡さん、石井さん)とかも良さそう?サカケンさんも面白そうなレオポルトになりそうですが、ちょっとまだ若いですかね…。あとこちらも演じるとしたらまだまだ先になりそうですが、シュガーさん(佐藤さん)も似合いそうです。彼の場合、あまり毒親っぽくはならなそうですが。

 

ちなみに次期コロレド大司教様は、吉原光夫さんか、上原理生さんにぜひとも演じていただきたい…!!

 

・ヴォルフがママの部屋に入るときのお芝居は、山崎ヴォルフの方が好きです。部屋に入る前に一度気分を立て直して、ママに対しては明るく気丈に振る舞おうとするのが健気でした。

 

・♪残酷な人生♪のイントロで、ヴォルフの斜め上からスポットライトがふわ~って差し込む瞬間が大好きです。ドセンター席か、上手側前方に座らないと楽しめなさそうなんですけど。

 

・♪チョッピリ・オツム~♪は、前日が無観客配信だったからか、♪観客の~拍手~が好~き~♪の部分で、客席からの熱い拍手を聞いた遠山シカネーダーが、ものすごく感慨深そうな顔で「ありがとう!」を2回言ってました。♪客席満杯 懐いっぱい♪も、心なしか涙目で歌われていたので、私も思わずもらい泣きしそうになりました。

 

・何度目かのサビの♪チョッピリハートに~♪で、遠山シカネーダーが古川ヴォルフに向かって「ちゅっ♡」って仕草をしたら、すかさず古川ヴォルフが「ちゅっ♡」ってやり返してて、かわいさのあまり時が止まった気がしました(真顔)配信でもきっちり抜かれてました(カメラマンさんありがとう!!!!!!!!!!!!!)

 

・悲劇の王子の顔とポーズ面白すぎて無理。

 

・魔女の予言ポーズも面白すぎて無理。

 

・脱いだシャツの裏表を超がっつり確認してから着るのも面白すぎて無理。

 

・市村レオポルトと古川ヴォルフだと、どことなくお顔立ちが似てたので(鷲鼻な感じとか)、2人して悲痛な顔してると親子っぽさが倍増して、わかりあえない切なさと悲しさも倍増でした。

 

パパを必死に説得しようとしてもわかってもらえず、パパの手に重ねた自分の手に、沈痛な顔でおでこを乗せる古川ヴォルフ…。

 

猊下とアルコ伯爵の距離が縮まってました(馬車急ブレーキシーン)なんならブレーキかかったあとも伯爵に近づこうとする猊下ソーシャルディスタンス!!!!!!

 

猊下、大千穐楽だからって完全に遊んでましたよね???(馬車の揺れっぷりがお1人だけ尋常じゃなかったようなw)

 

・プラター公園は毎回愉快で楽しかった~!トーアヴァルトさんの高速まばたきが一番好きです(マニアック)

 

・古川ヴォルフの「ザルツブルクのみんなに見してやりてぇよぉ!」は、柄の悪さが出まくってて好きでした。山崎ヴォルフは確か「ザルツブルクのみんなに見せてやりたいよ!」ってお上品に言ってたので。

 

・コンスと2人きりのシーンのアドリブは、ピルエットきめて盛大にこけるパターンでした(見慣れてしまった人←)

 

・「お前ほど不愉快なしもべは見たことがない目障りだ役立ぁたずめぇっ!」(ここまで一息)

 

・配信見て気づいたんですが、「自由だ~~~~!!」ってヴォルフが叫んだ瞬間、猊下の召使いたちが全員「だめだこりゃ」って顔して捌けていってるんですね。めちゃくちゃ呆れられてるぞヴォルフw

 

・♪自分のおー影からあー♪っていう歌い方は最後まで慣れませんでした!!!!!歌いやすいのかな…?

 

・ヴォルフを見下ろしながら歌うモブの1人になりたい(切実)

 

・♪死ぬのは怖くない 自由に生きられたら 命のある限り求め続ける♪って、「エリザベート」のシシィにも通じるような…。

 

・♪いつかあいつに殺されてしまうだろう♪で、壁にもたれながらアマデを見て、一瞬恐怖で目を見開く古川ヴォルフの顔…!!(好き…!!)

 

・生で見ても配信で見ても、山崎ヴォルフの時には全然気にならなかったんですが、古川ヴォルフの時だけ後ろに映るヴォルフとアマデの影がめちゃくちゃ印象的でした。なんでだろう…?

 

・そういえば鶴岡アマデのお芝居もかなりおとなしかったような…。帝劇の時の方がもっと狂気をはらんでました。

 

・今度から採血するときに♪影を逃れて♪歌ってしまいそう(ミュヲタにしか通じない)

 

・♪影を逃れて♪の最後のハイトーン、全身震えながら出してました。渾身の熱唱でしたな…。

 

・コンスがヴォルフの部屋に助けを求めて来た時、そういえば山崎ヴォルフはそのまんまコンスを迎え入れてましたが、古川ヴォルフはなぜかいっつも見えない扉をわざわざ開けてました。まぁ…おうちにドアないのはおかしいけども…そこ統一しないんですね…w

 

・♪愛していれば分かり合える♪、古川ヴォルフの歌い方が(良い意味で)甘ったるくて好きでした。木下コンスとの並びもかわいらしくて良き…。木下コンスが古川ヴォルフの肩にこてんって頭くっつけるのかわいい…。そりゃアマデが嫉妬するわけですね(違)

 

・そういえば帝劇ではしょっちゅう髪の毛がマイクに絡まってた古川ヴォルフ、大阪では改善したのか、一度も引っかからず安心でした。

 

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これ以上書いても実になりそうな感想は書けない気がして、ここで打ち止めました。本当は全部書きたかったんですけど…。

 

2021年版「モーツァルト!」、たくさん観劇できて本当に良かったです。次はいつ再演するのかな…新しいヴォルフもそろそろ出てきそうな気がしています。

 

そして古川さんが演じるキャラクターで、ヴォルフが1番好きになりました。陽気で明るくて、でもどんどん生みの苦しみと哀しみをまとう姿が美しくて。歌もびっくりするくらい上達されていたので(上から目線ですみません…)、今後がまた一段と楽しみになりました。

 

さてと、エリザベート」の再演はいつかな~~~~~!!!!!!!

(永遠に待ってます!!!!!!!!!!!)