Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

映画「いぬやしき」:おっさんがヒーローだっていいじゃないか

 

いぬやしき

監督:佐藤信

出演:木梨憲武佐藤健本郷奏多二階堂ふみ三吉彩花濱田マリ、他

 

(あらすじ)

うだつの上がらない定年間近のサラリーマン・犬屋敷(木梨憲武)は、医者から末期がんの診断をされ、ふがいない自分の人生に絶望を覚える。

ある夜公園を訪れた犬屋敷は、不運にも何かの墜落事故に巻き込まれるが、命は助かった上に、その日以来人間の力を遥かに越えたパワーを手にする。

そして偶然にも犬屋敷と同じ事故に巻き込まれた高校生・獅子神(佐藤健)は、もたらされた力で自分の意志に背く人たちを次々と抹殺していく…。

 

(感想)

佐藤健が悪役を演じる」という、私の長年の願いを叶えてくれる映画だったので見てきました(好きな俳優さんには悪役を演じてみてほしいのです)そんな不純な動機なので、わりと内容はどうでも良かった(こら)

 

たけるさん、わりと目が死んでる印象があるので(こら)「悪役やらないのかなぁ」と常々思ってました。不憫だったり不幸な役多めなのがむしろ不思議なくらい。

 

今回の役もほんのり不憫モードでしたが、まぁあれは彼の自業自得だしなぁ…。もっと突き抜けてサイコパスな役で見たいので、また悪役やってほしいです。

 

映画の内容自体はまぁまぁ面白かったです。傑作!という感じはなかったな…。同じ佐藤監督の作品なら「アイアムアヒーロー」の方が断然面白かったですが、どちらもマンガ原作なので一概に映画だけでは比較できない気がします。

 

犬屋敷役の木梨さんは、俳優のイメージがまるでありませんでしたが、会社でも家庭でも冷めた目で見られる典型的なダメサラリーマンがハマってました。でも元々お笑いの方だから、もっと自由に色々やりたかっただろうなぁ。笑

 

日本で「ヒーロー」というと、比較的イケメン役者がキャスティングされる中、そのへんにいそうなおっさんがヒーローになるという設定はいいな〜と思いました。