Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

映画「ジュラシック・ワールド 炎の王国」:ホラー映画要素をスパイスにした2作目

 

映画「ジュラシックワールド 炎の王国」

監督:J・A・バヨナ
出演:クリス・プラットブライス・ダラス・ハワード、レイフ・スポール、ジャスティス・スミスジェフ・ゴールドブラム、他

 

(あらすじ)

イスラ・ヌブラル島に造られた「ジュラシック・ワールド」で、恐竜たちが施設から脱走する大事件が起こってから3年。

島には相変わらず無数の恐竜たちが生きていたが、島内の火山が噴火する恐れがあった。「恐竜たちをそのままにするか、それとも人の手で助け出すか」、究極の選択を迫られる中、オーウェンクリス・プラット)とクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は、イスラ・ヌブラル島に向かうことを決意する。

だが2人が島に到着すると、火山の噴火が始まってしまう…。

 

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個人的には1作目の方が断然好き。でもこれはこれで面白かったです。

ちなみに一緒に観に行った「ジュラシック・パーク」シリーズ大好きな母は、2作目の方が好きだそう。私は恐竜とクリスプラットがかっこよければ、話はわりとどうでもいい勢です(暴言)


アホな人間が恐竜を自分たちの世界に持ち込んで… っていうのは「ジュラシック・パーク」の2作目に似てるような。

 

J.A.バヨナ監督の作品、あらかじめ見ておいて良かったです。「永遠の子どもたち」とか「怪物はささやく」とか。

特に後半は監督の個性が100%出た演出になってました。大きなお屋敷での恐竜とのバトルは絵的にもとても斬新。 スペシャルサンクスのところにはギレルモ・デル・ トロ監督のお名前もあったし、ややホラー映画要素も入った撮り方にはかなり納得でした。今までのシリーズには無い作風なので、 好き嫌いははっきり分かれるかも。悪く言うとややこじんまりした印象もありました。

 

作品全体を通したメッセージは、「猿の惑星」 前日譚ですでにやってるような、「人間の傲慢さが人間を滅ぼす」 であまり新鮮さはありませんでした。とにかく出てくる人間(特に主人公の敵になる人たち)がアホの極みみたいな人ばっかで、「猿の惑星」同様、恐竜の立場になって見てしまいました。笑

 

ラプトルのブルーちゃんがあいかわらず可愛いのは置いといて、 今回のボスキャラ・インドラプトルちゃんも怖くて可愛かった…!悪役のおっさんがインドラプトルちゃんの歯を抜こうとしてるときに、 しっぽふりふりしてカメラ目線でニヤッてするの可愛すぎでは??

 

人間キャラは前作よりもこっちのほうが上手く描けていた気がします。少なくとも前作で話題になった(?)無謀すぎるハイヒールダッシュはなかったですし、クレアがかなりたくましくなってました。クレアを演じるブライスは、前作のおかっぱ頭よりも今回のポニーテールの方が100倍魅力的に見えます。


オーウェン役のクリス・プラットは言わずもがなかっこよかった…! もう3作目は彼とブルーちゃんが生き残ってくれればいいです(再びの暴言)