Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

ドラマ「オールドファッションカップケーキ」:甘い笑顔とスイーツと

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原作マンガは未読。ラブストーリー苦手マンな私ですが、木村達成さんがメインで出演されている映像作品を見てみたくて、思いきって視聴しました。あ、ちなみにTVerで見たので、地上波放送と同じくカットされたバージョンです。

 

全5話、各30分に満たないくらいだったのでとても見やすく、カットされているとは思えないくらいしっかりと2人の心情も伝わってきました。最終話とかもうただひたすらニヤニヤしてたな…(怖)

 

正直「BL」を見るのは初めてだったので、そういう意味でもやや構えてしまいましたが、ことさらその部分をクローズアップして取り上げるわけでもなく、私が今まで(数は少ないけれど)見てきたラブストーリーとなんら変わりませんでした。外川が野末さんを一途に想う気持ちがかわいいし美しくもありました。4話の終盤の行動にはちょっとびっくりでしたけど(あれいきなりやられたら、同性だろうと異性だろうと怖くない…?)

 

映像の質感も個人的に好みでした。全体的にふんわりしてて、色味がかわいかったです。タイトルにちなんでなのか(?)食べ物の撮り方がめちゃくちゃ美味しそうだったので、夜中に見ると危険なドラマなのでは…。笑

 

外川役の達成さん、ちょうど最終話前日に「血の婚礼」を観劇していたため、舞台とドラマで全く違う顔を見られました。野末さんの言動に一喜一憂する外川、かわいすぎるやろ…。うきうきしたり落ち込んだり泣いたり怒ったり。達成さんの喜怒哀楽を堪能できるドラマでした。もちろん舞台でお芝居を拝見できることが私にとっては一番うれしいですが、達成さんのお芝居がとにかく大好きなので、映像作品でもどんどん色んな役に挑戦してみてほしいです…!

ドラマ「ガリレオ 禁断の魔術」:帰ってきた湯川先生

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絶賛新作映画公開中の「ガリレオ」シリーズ、9月17日に放映されたスペシャルドラマを見ました。

 

ドラマ「ガリレオ」は第1シリーズが大好きすぎて、第2シリーズは受け付けなかった自称・面倒なタイプのファンです()湯川先生と内海刑事のコンビしか勝たんのよ。

 

今回のスペシャルドラマの原作は「禁断の魔術」。発売当時、文庫版が出るまで待ちきれずに単行本を購入し、その後本棚にスペースが無くなったために一度手放したので手元にないのですが、確か「中編」だったような…。「ガリレオ」シリーズは基本的に短編が多く、ごくたまに「長編」が出るイメージだったので、初の中編だったのではと記憶しています。

 

タイトルを聞いても、話の内容を全然思い出せなかったんですが、ドラマを見ているうちにおぼろげながら思い出しました。これ私好きな話じゃん(遅)

 

科学を純粋に愛するがゆえに、それを「悪しき事」に使おうとする教え子を諭すのではなく、「正しく科学を教えられなかった自分の責任だ」として、教え子とともに共犯になろうとする湯川先生。やり方としては結構むちゃくちゃなのですが、彼なりに科学をリスペクトした結果の行動なのだろうと思います。小説で読んだ時もかっこいいなと思いましたし、ドラマ化されてもやっぱりかっこよかったです(あの装置があんな巨大だとはちょっと思ってなかったけど。笑)

 

それにしても、どうにかこうにか「若き女性刑事」を出そうとするのはなぜ…?小説版でも途中から内海刑事がドラマ準拠で登場しましたが、今回は草薙刑事だけでも良かったのでは…(悶々)

パーソナルカラー&骨格診断に行ってみた。

イエベとかブルベとかストレートとかウェーブとか - Der Lezte Tanz

 

2年前にこんなこと↑を書いてましたが、このたび満を持して行ってきました、パーソナルカラー&骨格診断!自分の備忘録として残しておくと同時に、診断やってみようか迷ってる方の参考にもなれば…。

 

8月末の夜中、突然思い立ってホット○ッパービューティーでサロンをざっと検索。値段が比較的手頃、かつカラー診断も骨格診断もまるっとやってくれるサロンを予約しました。

 

お店の名前は出しませんが、都内で診断2つやってくれて、2時間で2万円弱のサロンでした。駅からの距離が少しあったのと、場所がわかりづらかったのはネックかもしれません。

 

雑居ビルの一室がサロンになっており、チャイムを押すと中から女性(アナリストさん)が一人だけ出てきて出迎えられました。

 

中は普通のマンションの一室のようで、大きな鏡や大量のカラフルな布があったものの、かなりアットホームな雰囲気。そこでマンツーマンで診断を受けました。

 

最初にアンケート記入。名前など基本的な情報から始まり、好きな色・苦手な色、どんな雰囲気になりたいか、自己診断をやったことがあればその診断結果、普段服を買うお店、インスタで参考にしている芸能人やインフルエンサーさんなどを書いていきました。

 

次にアンケートに書いた内容を、アナリストさんにより詳しくヒアリングされました。雰囲気づくりも兼ねてのヒアリングかなと感じました。

 

その後、まずはパーソナルカラー診断からスタート。各タイプについてのレクチャーを簡単に受けます。「ブルベ冬は、芸能人で言ったら菜々緒さん」という言葉にハチャメチャ納得しました。ブルベ冬めっちゃ憧れるんだよな…。

 

レクチャーが終わると、いよいよ診断へ。大きな鏡の前に座り、着ている服の色が影響しないよう白い布を着て、さまざまな色の布を顔の下に当てていきました。

 

あ、ちなみにいつもはベースからリップまでばちばちに化粧するんですが、実際の肌の色が見えた方がちゃんと診断できるかな?と思い、近所のコンビニに行くくらいのメイク(下地にパウダー、眉を描くくらい)で行きました。アナリストさんからは「すごく助かります!」と言われたので、これから診断行く方はなるべく薄化粧で行きましょ〜!

 

私は恐らく色に対する感覚が鈍い人間なので、アナリストさんからの「これ顔色よく見える!」「うーん、これは顔に影ができちゃいますね」などなどのコメントに、終始「…そうですね…?」状態でした。

 

ただあからさまに「布の色に目がいってしまう色」はちゃんとわかりました。ブルベ冬が得意な色は大体そんな感じだった(悲しい)

 

そして診断結果は…

 

 

 

 

 

 

イエベ秋!

(セカンドはブルベ夏)

 

自己診断を何個かやったときは、いつもブルベ夏だったのですが、どーもパキッとした色は似合わないのでおかしいなとおもってたんですよね。イエベ秋の中でも「くすみカラー」が大得意な人間らしいです。でもまさかイエベだとは思わなかったなぁ。

 


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↑私に似合う(らしい)色たち。紫とかオレンジとか、これまで自分では選ばなかったので、思わず「まじか」とつぶやいてしまいました。笑

 

あと個人的にグリーンが大好きなのですが、グリーン系はよほど深みのある色or鮮やかすぎる色でなければ、基本何でも似合うと言われました。やったー!

 

カラー診断をやってみて思ったのは、「意外と本能的に似合う色をわかってたんだな私」ということ。

 

おしゃれには無頓着な方なので、手持ちは白・黒の服が多いのですが、色物はちょっとくすんだ色味の服が多いです。ただ暖色系はあまり持っていないので、思い切ってくすんだ黄色とかオレンジの服に挑戦してみよう…!

 

そして大問題なのが化粧品!!!!!なんとほぼブルベ向けで揃えてしまっていたのです!!!!!

 

診断後、慌ててパウダーファンデーション、ベージュ系チーク、オレンジ系リップを購入して塗ってみましたが、めちゃめちゃ似合っとるがな(唖然)

 

つやを出すよりもマットに仕上げたほうがキレイに見えますよ!と言われたのですが、確かにパウダーファンデーション塗ったときの「しっくりきてる感」が半端なかったです。学生時代からずっとリキッドファンデ使ってたんだが………………(真顔)

 

ちなみにやたら「目」を褒められたので、今後自分の顔の好きなパーツを聞かれたら「目です」って言おう…。(アナリストさんいわく「そういう目(=私の目)になりたくて、みんな頑張ってカラコンつけたり二重にしたりするんですよ!!!!!!」だそうです。そうなん?)

 

さてお次は骨格診断へ。こちらも骨格タイプのレクチャーを簡単に受けてから、実際に診断を受けました。

 

鏡の前に立つ私の棒立ちボディを、部分的にアナリストさんが軽く触っていきます。ちゃんと触る前には「ここ触ってもいいですか?」と同意を得てくれるので安心でした(身体触られるのちょっと苦手なので)

 

こちらの結果は、予想通りウェーブでした!上半身ぺらっぺらで下半身ズドーンなので(泣)

 

とにかく「ウエストマークして!」と言われました、10回くらい。笑

 

あと小花柄やレースが似合うらしいのですが、全然私のキャラじゃないんだよなぁ…。レースならかろうじて頑張れそう(?)

 

Vネックは首元と胸元が寂しく見えるからなるべく避けたほうが良いらしく、だぼっとしたシルエット(最近流行りのオーバーサイズや男女兼用ウェア)も避けたほうが良いとのこと。とにかくタイトなシルエットが綺麗に見えると言われましたが、それやるにはまず痩せないといけないですねぇ(特に下半身)

 

これからの季節に備える意味も兼ねて、色々な形のコートを着てウェーブの特徴を理解しました。コクーンシルエットのコートが個人的に超絶しっくりきたので探さねば。

 

その後は私がいつも服をよく買いに行くお店のECページを見ながら、イエベ秋・ウェーブに似合う洋服はこれ!といくつかリストアップしてくださいました。個人的にはこれがとてもありがたかったです。

 

最後に診断結果が書かれた紙をカラーと骨格それぞれ1枚ずつ受け取り、お会計をして終了でした。

 

反省点としては、人見知りなためアナリストさんのお話を聞くばかりで、こちらからはあまり質問できなかったことかな…。あらかじめ質問を用意しておくとか、手持ちのコスメをいくつか持参して、継続して使えるもの・避けたほうが良いもの等をお聞きすれば良かったです。

 

でも本当に行ってよかった…!診断にあまり縛られるのもどうかと思いますが、危うくずっと自称・ブルベ夏で生きていくところだった…。笑

 

診断するか迷ってる方へ。

費用はかかるし、もしかしたらやってみて得することがあまりないかもしれません。

だけどそれ以上に、損することは絶対にないので、金額面をクリアできるならぜひ行ってみてください!

ドラマ「石子と羽男 -そんなコトで訴えます?-」:弱き者に傘を

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久々のドラマ感想記事。7月クールで放映され、先日最終回を迎えた「石子と羽男」です。

 

今クールはこのドラマ一本に絞って見てました。「初恋の悪魔」もなかなか面白いそうで、見なかったことを今さら後悔してます(遅)

 

さて「石子と羽男」、見ようと思った決め手は「そんなコトで訴えます?」という、法律がより身近に感じられそうなサブタイトルだったことと、プロデュースと演出が「アンナチュラル」「MIU404」の新井さん&塚原さんコンビだったから。出演者にはあまり重きを置いてませんでした。

 

世間的な評価は非常に高いようですが、結論から言うと、私はあんまりハマれませんでした。

 

中村倫也さん演じる羽根岡と、有村架純さん演じる石田硝子のコンビは、軽快なやり取りがとても楽しく、最後まで恋愛の「れ」の字も出てこなかったあの関係性は個人的に好みでした。

 

そして毎話「今の世の中で問題になっていること」を取り上げているのも、ドラマの中の世界と自分の世界が地続きであることを認識させられて、ただエンターテイメントとして消化するのではなく、考えさせられるような内容もありました。

 

でもなんでだろう。

 

全然ハマらなかった(きっぱり)

 

楽しみなドラマって、私の場合、その曜日になるとわくわくそわそわするんですけど、このドラマにはそれが全くなかったです。なんなら見るの忘れそうになることも何度かあったくらい。

 

リーガルドラマだけど法廷でのシーンはさほどなかったこと、羽根岡先生の特殊能力(フォトグラフィックメモリー)が結構チートでは?ということ、赤楚衛二さん演じる大庭くんはいいキャラだったけど………(モヤモヤ)などなど。微妙に気になる部分が、最後まで心の隅に引っかかっていました。

 

最終回もなんだか駆け足だったな…。田中哲司さんは思わせぶりに出てきてあんな終わり方かい…としか思えなかったですし。

 

続編を匂わせる終わり方でしたが、個人的には今回で完結ということにしておきます。

2021.11.6 劇団四季「オペラ座の怪人」マチネ公演:推しがファントムになりました(祝)

※テンションが上がりすぎて、ものすごい長文駄文を繰り広げてます。ご了承くださいませ。

 

 

 


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2021年10月28日。

 

オペラ座の怪人は来年の1月までか~~結局まだ新しくなった秋劇場1回も行ってないしな~~そろそろ観に行かなきゃな~~」と思うこと、半年くらい経ってしまった私が腰を抜かす大事件が発生しました。

 

清水大星さん、「オペラ座の怪人」にて突如ファントム役デビュー。

 

キャスト変更で突然現れた「オペラ座の怪人清水大星」の文字に、在宅勤務だった私は冗談抜きで「ひぇ!!!!!!!!」と悲鳴を上げ、自分の妄想ではないことを10回くらい確認して(=キャス変ページをリロードしまくる)、その3分後には直近で行ける日のチケットを確保しておりました(爆速)

 

確かに「Bridge〜歌の架け橋〜」の配信を観た時に、♪Music of the Night♪をばっちり歌い上げてましたけども…!!!

 

「清水ファントムありじゃん~~!秋劇場隣だよ~~!!デビューしちゃいなよ~~!!」と言いましたけども…!!!

 

「もし清水ファントムデビューしたら何もかも捨てて駆け付けちゃうよ~~!!」とか言いましたけども(書きましたけども)!!!!!!!

 

まさかこんなにも早く(ていうか年内!?)にファントムデビューとは思わんやろ…!!!!!

 

年齢とか諸々考えたらあと5年は先かと思ってました(真顔)ファントム役やるにしても、先にラウル役を踏んでからと勝手に思ってました(佐野さんコース)一足飛びでファントム…だと…!?

 

というわけで、大混乱の中、4年ぶり2度目の四季オペラ座の怪人、観てまいりました。

 


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(あとから見返したらやたら暗いキャスボが撮れていた)(記憶がない)

 

一応四季の団員さんの中では私の「推し」な清水さんですが、あまりにも会えなさすぎて(誤解を招く表現)、数えてみたらなんと2018年の「ジーザス・クライスト=スーパースター」松戸公演以来、3年ぶりでした。

 

なので、キャス変を見て「ぎゃー!」ってなったはいいものの、いまいち実感がわかなかったので、チケットを取っても当日キャスボで名前を見ても、あんまりピンと来なくて…。「本当に清水さんがファントムやるの…?」と、開演前ずっと「?」ってなってました。

 

でも第一声を聴いた瞬間、「うおおおおおお清水さんの声だああああああ」ってなって、そこから終演までずっと心臓バクバクでした(危)

 

オペラ座自体があまりにも久々すぎて、「こんなシーンあったっけ」みたいになってたので、全体の感想と、清水ファントム中心に感想残しておきます。

 

☆全体の感想

4年前の横浜公演でも思ったんですが、どうにも物語がしっくりきませんでした。モーリー・イエストン版の「ファントム」はDVD買っちゃうくらい好きなのに……!!

 

今回観てみて一番好みに合わんな…と思ったのは、何人かが集まってそれぞれてんでバラバラの歌詞を歌うシーン。1幕と2幕でそれぞれ1回ずつあるんですが、さすがに四季役者さんたちでも4、5人でいっぺんに歌われると、一体何を歌ってるのか全くよくわからず、カオスだな…っていうのと、単純にあのシーン長くて退屈だなって感じました。(これは私が清水ファントム目当てで観てるから、というのもあるかもですが)(ファントムが出てくると突如気合いを入れるヲタク←)

 

ただ楽曲自体は好きな曲が多いですし、久々に聴いた生歌生オケの♪Point of No Return♪には死ぬほど興奮しました(やめなさい)

 

オープニングシーンの演出は本当に天才。あれは否が応でもテンションが爆上がりしてしまいます。オークショナー役になって「さぁ!」って合図したい。

 

今回は1階席最後列センターだったのですが、ファントム目当てで観るなら、おそらく2階席の方が良かったんだろうな…。♪All I Ask of You♪の後、ファントムがあんな宙ぶらりんのオブジェに乗ってた記憶が一切なく…(KAATでもあの演出でしたっけ?)

 

あとカルロッタの声をカエルに変えちゃうシーンは、舞台の上の方でファントムが演技をしているのをすっかり忘れておりまして。今回は清水ファントムの声しか聞こえなかったです。楽しそうな声だったのでお顔も拝見したかったよ…(自業自得)

 

以下、キャスト別感想。

 

オペラ座の怪人清水大星さん】

・ファン歴浅いしご活躍を全然観られてない私が言うのもなんだか…ですが、感無量、という一言に尽きます。

 

・清水さんは、元々パイロットを目指してたけれど、視力がクリアできずに断念。数学の先生になろうとしてたところ、たまたま「オペラ座の怪人」を見てこの世界に飛び込んだそうなので…。自分の人生のターニングポイントになった作品でタイトルロールを演じるって、本当にかっこいいと思いますし、数学の先生にならないでくれてありがとうございます(五体投地)(窪田正孝さんが車の整備士にならず、役者の道を選んでくれて良かったのと同じレベルの最善の選択では)

 

・ちなみに自分用の観劇ノートにはこのあと「この勢いで『美女と野獣』でビーストもやらん?やろう??」って書いてあったのですが、それが現実になるのはまた数ヶ月後の話。

 

・前置きが長すぎました。そんな清水ファントムの印象ですが「めっちゃ若いなぁ」(当たり前)

 

・ラウルに対して「この若造め…!」みたいに歌うシーンがありましたが、調べてみたらラウル役の加藤さんと清水さんはほぼ同い年のようでした。自分も若造なんよ(CV:ノブ)

 

・4年前に観たのが佐野ファントムだったので、ファントムってなんとなーーく「40~50代くらいのおじ様」というイメージでしたが、清水ファントムはお肌つるっつるで身体もがしっとしてて、メイクでだいぶお肌が白くなってましたが、地下で育ったにしてはわりと健康的?あと眉毛が鋭角!!!!!!!って感じでした(謎)年齢を考えると、イメージとして一番近いのは、映画のジェラルド・バトラーのファントムでしょうか。もしくはラミン・カリムルーさんのファントムとか…?

 

・ラストシーンの印象が、4年前とは全っっ然違ったことに驚きました。佐野ファントムは、クリスを最後まで引き留めようとして『I love you』と言ってたように感じたのですが(そしてそのイメージがずっとあったんですが)、清水ファントムは全てを諦めた上で、せめて自分の想いをまっすぐに伝えようとして『I love you』と言ってる気がしました。

 

ベールを握って悲しそうに歌ってはいたものの、自分の気持ちにしっかり決着をつけられていたように見えたので、あの後もきっとどこかでクリスティーヌの幸せを願いつつ生きてるんじゃないかな…。「ノートルダムの鐘」のフィーバスの時も思いましたが、やっぱりなんとなく前向きな役作りに感じました。

 

・あの♪I love you〜♪というフレーズ、完璧に♪All I Ask of You♪のラウルのパクリなので、さんざんライバル視して殺そうとしてた男の愛の告白の言葉を借りてまで愛を伝えたかったのか…と思うと、ちょっとかわいそうにも思えました。

 

・1幕でクリスに仮面はがされた時のブチ切れ演技がめっちゃ怖かった…。1か所だけクリスに向かって吐く呪いの言葉が涙声になったり、かと思ったらクリスの方にずるずるはいつくばってるのホラーすぎたし、かと思ったら「ぴえん」みたいな感じでちっちゃく丸まってしくしく泣いてたり。感情が秒で変わるので見てるこっちは置いてけぼりでした(真顔)まぁこれファントム役共通でしょうけども…。

 

・♪Music of the Night♪とか♪Point of No Return♪でクリスを撫でまわす手がアカンやつでした(動揺)直視していいのかわからんくて無駄にオペグラぶんぶん振ってた記憶しかない(動揺)

 

ていうか!!!!!!!!!!!!!♪Phantom of the Opera♪と

Point of No Return♪を!!!!!!!!!

清水さんが!!!!!!!!!!!!!!!

歌っている!!!!!!!!!!!!!!!

(という事実にただただうろたえてた人←)(興奮のあまりほぼ記憶飛んだ←)

 

・清水ファントムのかっこいい高笑いをアラームにセットしたい。古川トートは見習ってください(唐突)

 

・クリスにキスされた時の顔、あんなメイクでも目がまん丸になっててなんかかわいかったです(そんなシーンではない←)

 

・「お前たち2人に宣戦布告だぁ!」って、そもそもセリフ自体が面白すぎて笑いそうになってしまった件。あんなセリフあったっけ…。笑

 

・♪PoNR♪でクリスティーヌの相手役に成り代わるためにファントムは黒装束を着てるんですが、清水さんの背が高いからなのか、首元と口元が最初からほんのり見えてて、「最初からクリスにバレるやん」って思ってました。笑

 

・このシーン、佐野ファントムはクリスにぐいぐい迫られると、理性を保とうとしてるのかひたすら膝の上でこぶしをぐーーっと握ってるのが印象的だったんですが、清水ファントムはずっと手を開いたまま宙に浮かせたままにしてて手が迷子になってました。かわいい。

 

・墓場でクリスを連れ去ろうとしてる時に、ラウルが傍らでクリスに呼びかけてるんだけど、ラウルのこと完全無視してましたよね??あと火の玉ぴょこぴょこ出すのが個人的にツボでした。

 

・歌うますぎん!?!?!?(唐突)本当に好きです。声も好き、歌の抑揚の付け方(強弱の付け方?)も好き。音圧でばーんと圧倒されて、油断してると急に色気MAXの歌声になるから気が抜けません(うっとり)

 

・今の清水さんの歌唱力で♪ゲッセマネ♪が聴きたい…!

 

・私自身「オペラ座の怪人」の観劇数があまりにも少ないので何とも言えないですが、歌の技術的なクオリティや安定感は抜群な一方、お芝居が荒削りなのかな?とは思いました。負の感情として「怒り」はすごく出てたし伝わってきたのですが、もうすこし寂しさとか切なさみたいなものがあるとより良くなるのかなぁ…(偉そうな感想)

 

・カーテンコールが5回くらいあった気がするんですが、幕が開くたびにいちいち左サイドにいる久保さんと、右サイドにいる加藤さんそれぞれにペコペコ会釈してから前に出てくるの、ご本人の素が出ているようでした(おそらくめちゃくちゃ真面目な方なんだろうなと勝手に思ってます)

 

・もうなんか一周回って「リトルマーメイド」のシェフ・ルイ役で観たくなりました(謎)この役は未見なのですが、あのぶっ飛びキャラを一体どんなテンションで清水さんが演じてたのか、めっちゃ気になります。

 

・終演後、真っ先に「清水ファントムが観られて良かった。同じ時代に生きてて良かった」って思えたので(壮大すぎる感想)、本当に今まで役者続けてくれてありがとうございます。そして大役でのデビュー、本当におめでとうございました!

 

【クリスティーヌ・ダーエ:久保佳那子さん】

・2017年の「ソング&ダンス65」にて、♪オペラ座の怪人♪を芝ファントム&瀧山ファントムと歌ってたのを聴いて「いいなー!久保クリスティーヌ観てみたいなー!」って思ってたので、今回4年越しに願いが叶って嬉しかったです…!

 

・山本クリスは「夢見るふわふわ乙女」な印象でしたが、久保クリスはもう少し成熟した大人な印象でした。だからラウルに対してしっかり恋愛感情を抱いている一方で、ファントムのことはあくまでの「恩師であり父のような存在」として見ているので、最初からファントムには絶対なびかなそうだなと思ったり。ファントムの仮面の下の素顔を知ったり、彼の人物背景を知ることで、ファントムに対しては「慈しみ」の気持ちが生まれてそうでした。

 

そういう意味では山本クリスの方が、2人の間で揺れている感じは出ていたのかな?と思います。ただ私はクリスのふらふらしたキャラクターがあんまり好きではないので(*完全なる個人感)この時点では久保クリスが好み。

 

・あの劇中オペラ…クリスが少年役で女装して愛人やってるやつ…久保クリスめっちゃかわいかった…。

 

・♪PoNR♪ではあまり色気は感じず、迫ってくるファントムに対しても戯れてる感が強かったです。ベンチに座ってる子供がやるような、足をぶらぶらさせる仕草もしていて、このシーンでは幼さを感じました。ここは私は色気でぐいぐい系の山本クリスが好きかなぁ…(山本クリスは特に、直前までぽやぽや乙女なのが色気たっぷりの小悪魔乙女になる、あのギャップがたまらんのです)

 

・久保クリスは、最後にファントムに指輪を返しに来るシーンで、びっくりするくらい泣いました。清水ファントム渾身の「I love you」を、涙をぽろぽろこぼしながら一生懸命受け止めようとするお芝居が良すぎて、私もちょっと泣きました。

 

【ラウル・シャニュイ子爵:加藤迪さん】

・朴訥としてて、いかにも良家のお坊ちゃまなオーラをめちゃめちゃ感じました。あと多分普段からめっちゃいい人(勝手な想像)

 

・ラウルもキャラクターとしてはあまり共感できないんだよなぁ…。

 

・加藤さんもそのうちファントムやりそう(?)な雰囲気を感じました。声質とか、何となく。

 

個人的に支配人2人がかわいくて好きです(村さん&北澤さん)あとマダム・ジリーがかっこええ…!