Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2020.09.11 海宝直人 舞台芸能活動25周年記念コンサート:海宝さんのルーツをたどる

 

海宝さんのソロコンサート、2020年内は開催が難しいのでは…と思う時期もありましたが、無事に開催されました!


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↑相変わらず写真を撮るのが下手すぎて自分でもびっくりですw

 

私がこれまでに観た海宝さんのソロコンサートは、2部構成で間にトークコーナーを挟んでいましたが、今回は感染対策のためなのか、ほぼ2時間ぶっ通しの休憩なし。「海宝さん、めっちゃ大変そう…」な構成になってましたた。

 

しかし相変わらずめちゃくちゃたくさんお話される…!笑

曲の説明が長いのがちょっとネックかなと毎回思ってしまうんですが、他のミュージカル俳優さんのコンサートを見たことがないので、他の方もMCがちょっと長めだったりするんですかね。

 

曲数はやや少ないかな?と思いましたが、レミゼメドレーが盛りだくさんだったので、実質いつもと同じくらいのボリュームだったのかもしれないです。

 

今回は珍しく(?)ポップス曲もいくつか織り交ぜながらのセットリストで、新鮮さを感じました。配信では斉藤和義さんの楽曲とかちょこちょこ歌われてましたが、生で聴くのは私は初めてでした。

 

あとは25周年記念ということで(?)、海宝さんの生まれた日(!!)からの成長過程を、ホームビデオやら写真やらでたくさん見せていただきました。貴重なものを見せていただいたな~と思う反面、あれは一体どういう気持ちで見たら良かったんでしょうか…?笑

 

インタビューでよくお話されている、お姉さんとの「アニーごっこ」の様子も本邦初公開。公園でのボール遊びを映した動画がすごく面白くて、ご両親からボールを投げるよう促されているのに、「い゛や゛ぁぁぁぁぁっっっ」と絶叫して、意地でもボールを離すまいとするちっちゃい海宝さん(2歳くらい?)に爆笑しましたw「この頃から負けず嫌いでしたね〜」というご本人の冷静なコメントも良かったですw

 

以下、曲目ごとの感想。

 

♪Overture♪

今回は25年の間で海宝さんが携わってきた作品の楽曲のメドレーでした。「美女と野獣」から始まり、それ以降しばらく分からなかったんですが、ふいにとっても聴き覚えのある曲が流れてきて、「え、なんだっけこれ!?!?」と記憶を手繰り寄せた結果、脳内に黄色いドレスを着たクリスティーヌと、スーツを着こなすシャンドン伯爵が出てきて、「あ、ファントム!」ってなりました(遅)

 

♪My Petersburg♪(アナスタシア)

「アナスタシア」本公演では1度もお目にかかれなかった海宝ディミトリ。まさか「俺のこの街」(=海宝さんの地元・千葉県市川市)でお目にかかれるとは…!!指揮台にぴょこんっと飛び乗ったり、ちょいワルな表情を浮かべているのを見て、きっとまだ身体の中にディミトリがいるんだろうなぁと感じました。

 

♪M(プリンセスプリンセス

ご自身が生まれた当時に流行していたポップス曲からの1曲。海宝さんの声はポップス曲を歌うにはやや強すぎるというか、どうしてもミュージカルみが増してしまう気がしています。めっちゃうまかったし素敵でしたけど!

 

♪Giants in the Sky(イントゥ・ザ・ウッズ)

映画版が恐ろしくつまらなかった記憶しかない「イントゥ・ザ・ウッズ」。ジョニー・デップ様が「赤ずきん」のおおかみ役を演じていた記憶しかない「イントゥ・ザ・ウッズ」(曲の感想じゃない)

 

♪ひそかな夢(美女と野獣・実写映画版)

そっち!?!?!?ってなった件。似たようなシーンで歌われるからかもですが、ミュージカル版「美女と野獣」の♪愛せぬならば♪と印象がかぶる楽曲なんですよね…。ところで海宝さん、結構何度も「野獣役やってみたい」っておっしゃってますが、四季で再演したときにまた外部キャストとして演じられる可能性はあるのでしょうか…さすがに難しいかな…。

 

夜空ノムコウSMAP

まさか海宝さんの口から「SMAP」の言葉が出るだけでなく、歌も聴けるとは。ミュージカル楽曲とも、シアノタイプの楽曲とも少し違う、柔らかく甘い歌声に聴き惚れました。♪らいおんハート♪も聴いてみたい…!

 

♪お前の中に生きている(ミュージカル版「ライオンキング」)

「ライオンキング」の中でも特に大好きな曲なので、ムファサとして歌う海宝さんに感動しました(後半はシンバとして歌う楽曲ですけど)まだ「お父さん」を演じるには雰囲気が若いよな~と思いますが、いつの日かムファサも演じられる日が来たらすごいよなぁ…。

 

♪手紙~拝啓十五の君へ~(アンジェラ・アキ

今回歌っていたポップス曲、3曲とも良いチョイスだな~と思いました。比較的誰もが知っていて、かつあまり「その曲嫌い…」みたいな人もいなさそうだったので。

 

♪Everything I Know(In the Heights)

あまり印象に残りませんでした…。

 

レ・ミゼラブルメドレー(レ・ミゼラブル

~♪プリュメ街~心は愛にあふれて~彼を帰して~オン・マイ・オウン~共に飲もう~結婚式♪~

♪プリュメ街♪と♪心は愛に溢れて♪は、コゼット不在なのがさみしかったんですが、きっと客席にいる1人1人が心の中でコゼットパートを歌うことで、海宝マリウスとデュエットできる!という仕組みなんだと思います(絶対違う)

♪On My Own♪は、海宝さんが歌うのをやっとこさ聴けました!(2019年夏のソロコンでも歌われていたようですが、行けなかったため聴きそびれております)切ないけど力強さもあって、海宝さんエポ演じてましたっけ?と思うくらいの熱量を感じました。死にゆくエポニーヌを腕に抱いて見送った回数は数知れず…でしょうし、思い入れもひとしおなんだろうなぁ。

ラストはまさかのテナルディエw面白すぎて変な声出ましたw海宝テナルディエ良きですね!!!!!

 

♪復活讃歌/カチューシャの唄(復活)

帝劇コンに出演した思い出から、帝国劇場ゆかりの歌を…ということで選ばれた楽曲。ちなみにこれは海宝さんの歌が印象的だったというより、歌い出しが♪カチューシャかわい〜や♪だったんですが、その時点で♪船頭かわいぃぃ〜やぁぁぁ〜♪と歌うプリンス久志と御手洗ティーチャーが私の脳内に登場してしまい、カオス状態で聴いていたという…。奇しくもちょうどこの日の朝の回でデュエットしてたので…(朝ドラ「エール」再放送ターンの時期でした)

 

♪Haled’s Song About Love(The Band’s Visit)

元の歌が同じアレンジかわからないんですが、ジャズっぽくてめちゃくちゃおしゃれでした!劇中では「イケメンでモテモテなキャラクターが、仲間に愛を指南する」曲になってるらしいです。それ、海宝さんが演じてるの見たいです(前のめり)

 

♪神よ 何故(ミス・サイゴン

こちらは、とにかく帝劇コンで聴いた育三郎さんverが凄まじかったので、やはり本役として舞台に立つのとそうでないのは、上手い歌を歌う人の中でもはっきり分かれるんだなと感じました。海宝さんverも本公演で絶対に聴きたいです。リベンジ再演いつですか??(圧)

 

1席ずつ間隔を空けていたので満席ではなかったけれど、海宝さんの25周年をたくさんの人たちと祝うことができて良かったです!