Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2018.10.20 劇団四季「キャッツ」:贅沢すぎる回転席最前列

2回目にして初の回転席かつ最前列センターブロックかつ通路側に座ってしまった「キャッツ」。

先行販売で電話予約したら、本当にたまたま取れてしまった超神席でした。


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「THE GREATEST MUSICAL CONCERT」2公演の間に挟むのはちょっともったいなかったかなぁ…と思ったのですが、確保していたのは「キャッツ」が先だったし仕方ないか。

 

学生時代はアーティストのライブにも何度か足を運んでいましたが、そこも含めて本当に人生初の最前列でした。

自分の目の前に舞台があるってこんなに素晴らしいのかとひたすら感動。特に「キャッツ」は、役者さんの姿勢が低くなるシーンが多いため、より息づかいを近くに感じられました。前回「ジェリーロラムに見つめられた!」なんて騒いでたのが序の口レベルで、色んな猫と目が合って楽しかったー!

 

回転席で1番楽しみにしてた、冒頭の180度回転。あの怪しげな音楽に乗せて、自分の席がゆっくり動くののはなかなかシュールな体験でしたが、周りが暗くて今どの辺を回ってるのかが全然分からず、回転する過程で自分が猫サイズに縮められてる感じがしました。世界観に没入できる良い演出でした。

 

そういえば席の目の前に、人が1人通れるくらいの穴があって、開演前から嫌な予感しかしなかったんですが(笑)案の定そこから猫が飛び出てきて、最前列の人全員で一斉にビクっっっっ!!!!!!ってしてしまいました…w

 

あと私の席の左横に舞台から客席に伸びる通路があり、そこからジャンプして目の前に降りてきた猫もいました。極度のビビりなので心臓が痛かった…。

 

回転席は、舞台上で踊る猫たちの振動がダイレクトに伝わるから常に震度3、とは聞いてましたが、冗談抜きでわりと本当で、三半規管弱い人は避けた方が良さそうでした。群舞のシーンだともうすんごいがったがた揺れてたので。笑

 

舞台上の猫たちと目が合いまくるので、コミュ障気味の私は一体どこを見たらいいのか迷ってしまい、終始落ち着きませんでした。

 

どのシーンだったか忘れたんですが、なぜか丸々1分くらいタントミールに見つめられてしまい、

 

(めちゃめちゃ見つめてくるタントミール)

私(あ、ロックオンされとる。よっしゃ見つめ返そ!)

〜10秒後〜

私(そろそろ良いかな)

(目をそらす私)

私(なんか視線感じる…)

(めちゃめちゃ見つめてくるタントミール)

私(まだ!?!?!?)

(最初に戻る)

 

っていうのを何回か繰り返してました。笑

おかげでタントミール役の杉野さんのお顔を覚えることが出来ました。笑

 

ちなみにカーテンコールも私の席の真ん前でタントミールが挨拶されてたので、楽しかったですよ〜ありがとうございました〜!の気持ちを込めて、恥ずかしながら小さく手を振ったら、にっこりしながら振り返してくれてすっっごく嬉しかったです…!!

 

そして真横にあった通路にもたくさんの猫たちがやってきました。

北村マンカストラップと大森タガーがその通路で歌うシーンがあり、マイク通してない生声がダイレクトに届きました。耳に注ぎ込まれる美声…!

 

ラストの握手は江畑グリザベラにしていただきました!念願の握手!!

(前回観劇時はできなかったため)

あんなに1人ずつしっかり握手していただけるなんて思ってなくて、江畑さんのにっこり笑顔と温かな手のぬくもりに癒されました。

 

以下、簡単なメモ書き感想。 

 

・アラジン役でしか見たことのなかった北村さん、めちゃめちゃ素晴らしかったです。

アラジン役で最初に観た時は「何だか喋り声が可愛らしいアラジンが出てきたなぁ〜」(微笑)って印象だったのに、マンカストラップ役としての堂々たる演技にびっくりでした!

 

・大森タガー、面白かったです。笑

2月の「ジーザス・クライスト=スーパースター」で、大森シモンを観ていたのですが、オフステージトークではかなりシャイな印象だったので、タガー役をどう演じるんだろう…と思っていました。

タガーソロのイントロが流れ、勢いよく登場した大森タガーが、めちゃくちゃカッコつけて「みゃお♡」って言った瞬間、噴き出すのをこらえるのに必死になってしまいました…キャラが違いすぎる…!笑

とにかく楽しそうにはっちゃけて演じられていたので、もしかして地はパリピなのかもしれない…。笑

 

三平さんは恐らく1番色んな役で拝見してるんですが(アリエル、キャロル、ジャスミン)、ランペルティーザが1番似合ってる気がしました。

猫メイクでも三平さんの素の可愛さが出ていて、遠くからでもよく分かる表情がとっても素敵…!表情筋が変幻自在でした。他の猫たちと踊るシーンでも、ついつい彼女に目がいってしまうくらい華があります。あと身体能力高すぎる!!

 

・全体を通して好きなシーンは、今のところ

タガー登場シーン

スキンブルシャンクスのシーン(みんなで汽車作るの可愛すぎる…!)

ミストフェリーズのシーン

…2幕の方が好きかもしれません。

 

・ミストフェリーズさんの運動神経が欲しい(壊滅的な運動神経の持ち主より)

 

・ジェニエニドッツさんのはじける笑顔、素敵すぎて抱きしめたいです。ゴキブリと踊るのはいただけないけど。あとガスさんもぬいぐるみみたいで抱きしめたい…。笑

 

・ちなみに私がもし「キャッツ」に出られるなら、シラバブちゃんになってみんなに甘やかされたりちょっかい出されたり守られたりしたいです(煩悩まみれのシラバブ)

あとオールドデュトロノミーだったらずっと座ってるだけで楽そうだし(おい←)、やたら崇められてたのであの役もいいですねぇ…。

 

・マキャヴィティとグレートランパスキャットは理解不能でした。

 

・グリドルボーンちゃんの毛をモフりたい(真顔)

 

松山ディミータを見て、つくづくエスメラルダ役で見たかったと思いました。歌声がかっこよかった!しかし「マキャビティ is not there!!」ってなんでそこだけ英語!!(素朴な疑問)

 

・みんな何でグリザベラさんをそんな敵視するんですか!?ひどい!!江畑グリザベラ、まだまだ若いしあのメイクでも可愛らしいじゃない!!歌スーパー上手いし!!!(と1人キレてました)

 

・ジェリクルキャッツに選ばれた時に乗れるっぽい「アレ」に私も乗りたい(小並感)そしてジェリクルキャッツとは結局なんだったのでしょう………多分そこあんまり突っ込むとこじゃないんだろうけども…「キャッツ」は<Don't think, feel!!!!!>って演目なんでしょうね。

 

何回か見たら好きなれるかな~…今のところあまりハマれておりませんが、また違うキャストで観てみたいなとは思いました!