2023年は初っ端から趣味に突っ走っていたため、しばらく休もう…と思っていたところ、劇団四季の週間キャストに「平田ベル&清水ビースト」を確認した直後に「美女と野獣」のチケットを取った、自制心のないヲタクなのであった(長)
一番観たい組み合わせでしたし、行くならこのタイミングしかない!&取れたチケットがわりと見やすそうな席だったので、思い切って行くことにしました。他プリンシパルキャストも初見キャスト多めだったので、ちょうど良かったです。これで(チップ役&アンサンブルさんたちを除くと)あと観られてないのは酒井ガストンのみとなりました。
10月に観劇した時は「エリザベート」とのマチソワ、1月に観劇した時は前日が「エリザベート」博多座だったので、これまでは何かと「エリザベート」がくっついてたんですが、今回は前後に何も予定を入れなかったからか、新演出版3回目にしてやっと集中して観られた気がします。そして全体的にこの組み合わせ、すごく良かった〜〜〜!!!!!涙腺をゆるませるお芝居が多かったです…(涙)
「絶対私が好きなペア…!」と直感的に思った平田ベルと清水ビーストの組み合わせ、やはりとても好みでした。キャラも歌声も【強×強カップル】なので、言い合いのシーンは特に大変なことになっておりました(※いい意味で)
ピシャリとはねつけるような言い方で鉄壁のガードを築く平田ベルに対し、怒り狂いすぎて怒鳴りながらぴょんぴょん跳ねてた清水ビーストwそんな2人がお互いにデレ始めるのを観ながらニヤニヤする私。図書室で距離を縮めるシーンなんて、かわいすぎるにも程がある(真顔)
簡単にキャスト別感想です。
【ベル:平田愛咲さん】
・平田ベル、声質がはっきりしているからか、歌うと彼女の目の前がばーーーっと光に満ちる感じの「陽」な歌声がとても好きです。歌唱力がきちんとある上で、芝居として歌を聴かせようとする姿勢が感じられました。アグラバーにいらっしゃる間に「アラジン」行くべきだったなぁ…(後の祭り)
・歌のうまさはもちろんですが、お芝居がほんっとうに細かくて、自分のセリフがない場面でもいろいろ反応してる声がオフマイクでちらほら聴こえてくるので、当たり前のことですが、あの時間ずーーーーっと「ベル」として生きてるんだなぁというのが伝わってきました。
・表情もすごくアニメっぽいので、くるくる変わる喜怒哀楽を観てるだけで楽しい〜!
・そして黄色いドレスを着て登場する、あの瞬間の神々しさ…!
【ビースト:清水大星さん】
・好きです(語彙力の消失)
毎度観るたびに&歌を聴くたびに、これしか言えなくなる…。
・モリースを脅かす登場シーンがさらに冷酷になったぶん、ベルを夕食に誘おうとするシーンのコミカルさが増していて、あまりにもギャップが大きすぎるお芝居に会場の爆笑をさらっていましたw召使いたちに「深呼吸~!」ってなだめられて、ルミエールたちと手をつないでおおげさに深呼吸してる姿にめちゃくちゃ笑いましたw
・夕食に!!!!!!(ぴょん)
来て!!!!!!!!(ぴょん)
ほしいからだァァァァ!!(ぴょん)
笑いすぎて涙出ましたw
・♪愛せぬならば♪、前回よりもさらに芝居歌っぽくなってました。ただしビースト役のダメなところは、歌唱シーンが圧倒的に少ないことですかね…(ファントムに甘やかされたヲタク)
・人間に戻ったときの、あまりのスマートさにびっくり。王子様ルックが似合うように調整されたのか、はたまたメイクがうまくなったのか、それともビーストの衣装が重すぎて自然に痩せられたのか…。不健康な痩せ方じゃなさそうなので良いんですが、ちょっとそのままのルックスでジーザスやりませんか?????????????(圧)
・本当は毎日でも観たい…………(真顔)
【ガストン:金久烈さん】
・ここまで3回観て、3回とも金久ガストンでしたが、今回が一番素敵なパフォーマンスだった気がします。金久さんご自身がノリに乗ってた雰囲気を感じました。
・脳筋キャラだけどなんか憎めないという、絶妙なバランスを保った芝居が上手ですし、恐らく元々は踊りの人(バレエ?)なので、動きも美しく声もガストンで(?)本当にハマり役だと感じます。
【ル・フゥ:山本道さん】
・やっぱり実写版ル・フゥっぽい山本ル・フゥ。♪夜襲の歌♪で暴走し始めるガストンを一瞬落ち着かせようとするそぶりをしてて切なかったです。ガストン亡きあとのル・フゥはどうやって生きたんだろう(急に重たい話)
【モリース:菊池正さん】
・♪Change in Me♪を歌う平田ベルの後ろで、愛する娘の変化を静かに見守る菊池モリースのまなざしに泣きました。1幕のベルとモリースのシーンも本当に泣けたなぁ…。平田ベルと菊池モリースのお芝居の相性が良さそうでした。
【ルミエール:岩崎晋也さん】
・「アラジン」のカシーム役で観たときも思ったんですが、岩崎さんは役を自分のものにするスピードが異様に早くないですか?今回のお芝居を見て、てっきり旧演出版からルミエール役を担当されているんだろうと思ってたんですが、新演出版からのキャスティングとのこと。いや、どう見ても「ルミエール10年目です」みたいなオーラ出てたけどなぁ。
・大木ルミエールは\まさに今モテ期真っ最中です!/という「現役バリバリ色男」な雰囲気でしたが、岩崎ルミエールは魔法にかけられた当時は現役色男で、時が経って大人の男の色気を身につけたルミエールでした。
ただし時折テンションが変になるルミエールでもありましたw(ベルが初めてお城に足を踏み入れた時だったか、\ヒャッハー/みたいな感じで舞台袖に捌けていったので…w)
【コッグスワース:雲田隆弘さん】
・「ライオン・キング」のザズー役と「オペラ座の怪人」のムッシュ・レイエ役で拝見したことがあった雲田さん。コッグスワースになってもやはりどこか「ザズー」感があって(?)どことなく安心しました。
・ワイスさんよりもコミカル度が高かった印象がありました。セリフ回しが上手で、笑わせるシーンはもちろん、「このまま人間に戻れずモノになってしまうのではないか」という恐怖もしっかり出してくれるので、より召使いたちへの感情移入ができました。
【ミセス・ポット:潮﨑亜耶さん】
・潮﨑ミセス・ポットもハマり役だよなぁ…。彼女の声質はこの役を演じるためにある、と言っても過言ではないと思います。
【マダム・ブーシュ:秋山知子さん】
・おそらく旧演出からこの役をやられてたはずです。戸田マダムよりもフレンドリーさのあるマダムの印象でした。潮崎ミセス・ポットとの並びは完全に「全人類の母」(?)
【バベット:杉野早季さん】
・2回目の「キャッツ」観劇時に、最前列に座っていたらめちゃくちゃ構ってくれた杉野さんに舞浜で再会しました(嬉)
「キャッツ」で培われたであろうお背中の筋肉が素晴らしく美しい杉野バベットちゃん。今回はちゃんとお顔がわかる役で良かったです(キャッツの時はあのメイクだったので…)
この布陣でもう一度観たい!と思わせてくれる回でした。