Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2018.10.19 THE GREATEST MUSICAL CONCERT【Aプログラム】:歌うまさん大集合

 

ずいぶん豪華なメンバーが集まるなぁ…とポスターを見るたびに思っていたコンサート。当初Aプログラムのみの予定でしたが、こんな豪華共演は今後ないかもしれない!と思い、結局Bプログラムも観ました。

 

ちなみに19日夜GMC→20日昼キャッツ→20日夜GMCという、まぁまぁハードなスケジュールでした。笑

 


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観終わった後の感想としては、

 

これ企画した偉い人ありがとう。
このメンバー集めてくれた偉い人ありがとう。
神棚に飾りたいから名乗り出てください。
なんかもう全体的にありがとう(謎)



MMS2017に次ぐ素晴らしいコンサートでした。

(それでもやっぱりMMSの衝撃は超えられなかった。あれは別格です)

年明けに公演が予定されていた「ラブ・ネバー・ダイズ」の宣伝がすごかったのと、ゲストのお2人は完全にその宣伝要員だったのがちょっとなぁ…と思いましたが、そのほかはもうありとあらゆる「それ歌うんですかありがとうございますーーーー!!!」がいっぱいでした。

 

以下、歌唱メンバーごとの感想。


【ルーシー・ヘンシャルさん】
・完全にバラード要員になってたので、1曲くらいノリノリな楽曲も聴きたかったー!あ、でも♪All That Jazz♪は低めの歌声が非常にかっこよかったです。

 

・♪Electricity♪を彼女が歌ったのはかなり意外でしたが、映画版「ビリー・エリオット」に出演されていたとのことで納得…!



【咲妃みゆさん】
・やや好き嫌いが分かれそうな歌声の印象でした。個人的には冒頭の♪A Whole New World♪はあんまり…だったんですが、そのあとの♪Good Morning Baltimore♪はすごい可愛らしかったですし、♪ダンスはやめられない♪は自虐的な笑い声も挟んでて「持ち役ですか???」ってなりましたし、最初はもしかしたら緊張されてたのかな…?どちらかというとバラード曲よりも、明るくポップだったり感情を全面に出しながら歌う楽曲が似合っている気がしました。

 

・♪ダンスはやめられない♪は個人的にとても好きな楽曲です。最初にいつどこで聴いたのか全然覚えてないのですが、メロディがツボすぎるので、あの楽曲のためだけに「モーツァルト!」観に行きたかったです…(この年のチケット取ろうと思ったときには公演期間終盤で、時すでに遅しでした……)


福井晶一さん】
・「ジャージー・ボーイズ」のニック役では、ほとんどソロパートが無かったのでわかりませんでしたが、劇団四季時代に数々の名だたる役を演じてらっしゃっただけあって、当たり前のように歌がうまかったです。


・♪Bring Him Home♪や♪Tonight♪など、しっとり歌う楽曲も素敵でしたが、個人的にツボだったのはやっぱり♪The Rum Tum Tugger♪!!実際に演じてらっしゃった時の動きが染みついているのか、楽しそうにちょいちょい踊りながら歌ってらっしゃる姿に、見てるこちらがほっこりしました。笑


・「ミス・サイゴン」の♪アメリカンドリーム♪は、あまりにもノリノリ過ぎて客席のテンションがちょっと置いてかれてたような…。笑



柿澤勇人さん】
・「メリー・ポピンズ」以来の柿澤さん。爽やかで、歌がめちゃくちゃ上手で、ちょっと童顔で可愛らしいイケメン!ってイメージでしたが、そこに「緊張すると胃が弱くなる」が追加されました。笑


・お芝居やミュージカルで舞台上に上がるのは全然平気らしいのですが(役に入りこむからなのかな…)、素の自分で歌うコンサートは大の苦手で、幕間に胃が死ぬほど痛くなって胃薬をお飲みになったそうです。そのお話を聞いた後にアンコールで♪民衆の歌♪だったんですが、「柿澤さんしんどそうだから早く終わらせてあげて…!」って思いながら聴いてました…。笑


・ただ緊張しているわりに、1幕中盤の♪ヘロデ王の歌♪は最っっっ高にノリノリで、(いい意味で)ぶっ飛んでて本当に素晴らしすぎたんですが!?意外な選曲でしたが、実際に「ジーザス・クライスト=スーパースター」でヘロデ王を演じてほしいくらいハマってました。あの楽曲にはお芝居の要素が少しあったから緊張せずにできたのか、はたまた胃痛からくるやけくそのテンションだったのか…(神と柿澤さんのみぞ知る)


・♪終わりなき夜♪の柿澤シンバと海宝シンバ、最高 of 最高 of 最高でした!!!!!!イントロで「え、LK?」って思ったら柿澤さん出てくるし、途中から海宝さん出てくるしで「うおおおおお!?」って私がライオンになりました(謎)柿澤さんは四季在団当時はたった1公演しかシンバを演じなかったそうで、海宝さんも1ヶ月くらい演じた後は気がついたらキャストから外されてました。もうお2人とも舞台上では見ることのできない幻のシンバになっちゃった…そんな2人が一緒に!!!LKの歌を!!!!歌ってるんですよ!!!!!!お互い顔見合わせてニコニコしながら歌ってて素敵すぎました…(五体投地


【海宝直人さん】
・\ゲッセマネぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ/(昇天)
どうせなら柿澤ヘロデの後に歌ってほしかったんですが、あまり贅沢は言うまい。イントロ流れた瞬間に(あ、これ私頑張らないと記憶飛ぶやつ……)と思い、気合い入れて聴きました。「ジャージーボーイズ」で♪Cry For Me♪を聴いた時のように、肌じゃなくて骨に鳥肌がぞわぁぁぁっと立ちました。あまりの迫力に、客席が水を打ったようにシーンと聴き入っていたのもすごかったです。個人的にはハイトーン部分も大好きですが、♪I will driiiink your cuuuuuup of the poisooon♪の♪cuuuuuup♪の歌い方が好きだったりします(どうでもいい)


・実は冒頭の♪A Whole New World♪は、珍しく「ん?」と思ってしまったのですが(音程が上ずって聴こえました)、♪Out There♪は安定の素晴らしさだったので、咲妃さんと同じく緊張されてたのかしら…?



石丸幹二さん・濱田めぐみさん】
・ミュージカル界のレジェンドお2人。声を発しただけで、会場中の注目を瞬時に集める空気を感じました。特に石丸さんはもうすごいなんて言葉で形容できないくらい、私の語彙力をはるかに通り越す素晴らしさでした。濱めぐさんはトークと歌のギャップがありました。喋ると途端に普通のおば…いや、お姉さまな感じが素敵!!笑