Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2021.12.23 劇団四季「アンドリュー・ロイド=ウェバーコンサート~アンマスクド~」ソワレ公演:ALW×劇団四季の華麗なるコラボ


f:id:der_letzte_tanz:20230316001932j:image

 

アンドリュー・ロイド=ウェバーの楽曲×劇団四季屈指のシンガーたちの、豪華絢爛なコンサート。インストを入れると全40曲ほどのてんこ盛りセットリストでした。幕間があるコンサートってかなり久々に観たな…。

 

全体的に楽しめたんですが、リピートはしなくていいかなという印象でした。もちろん皆さん歌うまなので終始耳福でしたし、ALWの楽曲の中からえりすぐりのものばかりが披露されるので、クオリティもエンターテインメント性も高いコンサートだったのは確かです。でも1回観れば個人的には十分でした。1度で得られる満足感が高かったからなのかな…。(特に推し役者さんが出ていないというのも大きいかもです)

 

今回は座席もまさかの最前で、「歌を聴く」という目的はあまり叶わない席だったかもしれません。それこそ特定の役者さんが好き!とかであれば、私の席はさぞかし特等席だったんだろうと思います。が、今回そういう方もいらっしゃらなかったので、ずっと「近っ!!!!!」ってなって終わりました(残念すぎる感想←)飯田兄弟のお兄様とめちゃくちゃ目が合いまくったので、途中ちょっと気まずかったです(汗)まぁあっちからは何も見えてないんだろうけど…。

 

セットリストをメモしていくのと併せて、印象に残った楽曲のみ感想を足していきます。

 

<第1幕>

♪序曲:『ジーザス・クライスト=スーパースター』より

JCSの序曲ってなんでこんなに不穏なのにテンション上がるんだろう…世界七不思議に認定してほしいくらいです(謎)

 

♪スーパースター:『ジーザス・クライスト=スーパースター』より

初っ端からクライマックス!そしておそらく本編では観られないのであろう白瀬ユダ。白瀬さんはバブカック役でしか観たことがなかったので、素で歌ってる姿が新鮮でした。気持ちよく突き抜けるハイトーンボイス。コンサート向きの歌い方だなと思いました。しかし私は無性に佐久間ユダが恋しくなってしまった……。ちなみにソウルガールズ担当は、谷原さん・江畑さん・平田さんでした。強すぎです。

 

♪ヨセフのコート:『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』より

笠松さんが相変わらずみんなの息子(or 孫)ポジションでした。久々に笠松アラジンが観たい!

 

♪クローズ・エヴリ・ドア:『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』より

歌の記憶より、舞台センターで歌う笠松さんの背後から強めの照明が照らされてて、ちょうど私の顔面に光が直撃してたので終始まぶしくて辛かったです…。

 

♪エニー・ドリーム・ウィル・ドゥ:『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』より

 

♪私はイエスがわからない:『ジーザス・クライスト=スーパースター』より

平田さんはこの時点では「ソング&ダンス65」でしか観たことがないので、実は作品内で役を演じてる姿は観たことがありませんでした。平田マリア良さげだな…。結構気が強そうに見えるので、谷原マリアっぽくなりそうです。その気になればユダを張り倒しそう←

 

♪今宵安らかに:『ジーザス・クライスト=スーパースター』より

・白瀬ユダをキッ!!!!とにらみつける平田マリア(強い)

 

ゲッセマネの園:『ジーザス・クライスト=スーパースター

歌唱担当は山下泰明さん。唯一名前も顔も一致しない役者さん…って思ってたんですが、どうやら「ノートルダムの鐘」初演でクワイヤとして入団し、その後なんと「ライオンキング」のシンバ役を勝ち取ったツワモノだそうです。どこからどう見ても星○源にそっくりすぎて、申し訳なくも歌よりなによりそのことのインパクトが一番強かったです。

 

ジーザス特有のシャウトパートは、強めに響かせるというよりも、フルートで高音出した時の響きのような印象で、クラシカルに感じました。ロックではなかったかな…。

 

ブエノスアイレス:『エビータ』より

谷原エバ大好きマンなので、また聴けて良かった!谷原さんはこの楽曲が一番いきいきしてたと思います。

 

♪スーツケースを抱いて:『エビータ』より

 

♪空を行く:『エビータ』より

 

♪ニュー・アルゼンチーナ:『エビータ』より

 

♪共にいてアルゼンチーナ:『エビータ』より

舞台下手側にすごく背の高い舞台装置が出てきて、その上で谷原さんが歌ってたんですが、私の席が下手側最前だったので、ずっと直角で見上げてました。首のすじ違えるところでした(痛)歌は素晴らしかったけど、見づらいことこの上なかったな…。

 

♪ヴァリエーション23:『ソング・アンド・ダンス』より

笠松さん踊ればええのに(無茶振り)

 

♪遥かな調べ:『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』より

 

♪ラブ・チェンジズ・エブリシング:『アスペクツ オブ ラブ』より

これは未だに「ソング&ダンス65」の時の、島村さんと瀧山さんが歌ってたバージョンが1番好きです。もう何年前になるんだろうか…。

 

♪放っておいてよ:『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』より

 

♪愛は死なず:『ラブ・ネバー・ダイ』より

吉田絢香さんって「アラジン」のアンサンブルでバリバリ踊ってた方では……??カルロッタ役としても「オペラ座の怪人」パンフレットに名前が載ってたので、踊れて歌える人なんだと初めて知りました。

 

♪オーヴァーチュア:『キャッツ』より

大井町キャッツの最前で回転したあの日を思い出す…(遠い目)

 

♪ラム・タム・タガー~つっぱり猫:『キャッツ』より

唯一ガチで猫の動きをしていた真瀬さん。さすが本役ですね(江畑さんも「キャッツ」出てたけど、グリザベラだからな…)

 

♪スキンブルシャンクス~鉄道猫:『キャッツ』より

出演者全員でわちゃわちゃしててかわいかった〜!あとこの曲は問答無用でテンションが上がりますよね。

 

♪マキャヴィティ~犯罪王:『キャッツ』より

真瀬さんかっこよすぎる…!谷原さんも真瀬さんに送ってた視線がセクシーすぎて最高でした(恍惚)

 

♪ミストフェリーズ~マジック猫:『キャッツ』より

笠松ミストって本役じゃないんですか???????え???????

 

♪メモリー:『キャッツ』より

未だにこの曲の良さがいまいちわからない、おこちゃまメンタルな私です。本公演ぶりに江畑グリザの歌がまた聴けたのは良かったです。

 

〈第2幕〉

♪アントラクト スターライト・エクスプレス・メドレー:『スターライト・エクスプレス』より

 

♪バッド・シンデレラ:『シンデレラ』より

あんまり四季っぽくなさそうな作品ですし、(非ディズニーかつ亜種とはいえ)これ以上首都圏でプリンセス作品増やしてどうするんだよ!?って感じなので、ホ○プロ主催とかでいかがでしょうか。高畑充希ちゃんとか似合いそう。この曲に関してはサビよりもAメロが好きです。KAAT中に響き渡る平田シンデレラの\くたばれ~!/が最高でした!

 

♪ウィズ・ワン・ルック:『サンセット大通り』より

江畑さんノーマやったことあるよね????(ないです)

 

♪カー・チェイス」:『サンセット大通り』より

 

♪サンセット・ブールバード:『サンセット大通り』より

サンセット大通り」はめちゃくちゃ好きな作品ってわけじゃないんですが、なぜかこの楽曲は大好きです。まさか現役四季俳優さんの歌唱で聴けるとは思ってなかったなぁ。

 

達郎さんはやっぱり自分の魅せ方をよくわかってる役者さんだなと改めて思いました。どうすれば自分の魅力を最大限に引き出せるかを把握できてる人は強い…!

 

♪アズ・イフ・ウィ・ネヴァー・セッド・グッドバイ:『サンセット大通り』より

 

♪ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド:『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~』より

 

♪ヴォルツ・オブ・ヘブン:『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~』より

この作品は私の中で特別なポジションを占めているので、楽曲を聴くとすごく複雑な気持ちになります。コロナが蔓延して間もない頃、ぎりぎりで上演してたこの作品を観に行ったら、客席のガラガラっぷりを目にしてショックを受け、冒頭で歌われるこの歌を聴いて泣いた記憶がよみがえったのと、三浦春馬さんを最後に観た作品でもあるので…。

 

♪君の歌をもう一度:『ラブ・ネバー・ダイ』より

なぜかず~~~~~~っと舞台下手側で歌ってた飯田洋輔さん。文字通り目の前だったので、歌声を【聴く】というよりも【浴び】ました。私も歌うまくなってそう(?)現役ファントムがこの楽曲を歌うのは、日本ではかなりのレアケースなのでは?

 

♪ピエ・イエズ:『レクイエム』より

 

オペラ座の怪人:『オペラ座の怪人』より

真瀬クリスがめちゃくちゃ素敵だったんですが、本公演でキャスティングされることはないだろうなと思いました。そもそもお父さんの死を引きずらなそうだし、ファントムにもラウルにもなびかず、1人でかっこよく生きるクリスティーヌになりそうなので(マダム・ジリーで見てみたいかもです)

 

♪オール・アイ・アスク・オブ・ユー:『オペラ座の怪人』より

飯田(兄)ファントムと飯田(弟)ラウルが、一瞬だけど同じ舞台上に立ってるの、個人的にはシュールでした。兄弟でクリスティーヌを取り合う図。達郎さんラウルめっちゃ強そう。そしてこのあと実際に「オペラ座の怪人」で兄弟共演をされたとか。すごすぎる…。

 

♪プリマ・ドンナ:『オペラ座の怪人』より

 

♪ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト:『オペラ座の怪人』より

飯田ファントムと真瀬クリスで♪PONR♪が聴きたかったです(わがまま)

 

♪支配者に立ち向かえ:『スクール・オブ・ロック』より

ホ○プロ公演より先に四季で披露してしまうというまさかの展開。

 

♪プレイアウト スターライト・エクスプレス・メドレー:『スターライト・エクスプレス』より

 

それにしてもALW楽曲はどれも素敵だなと改めて感じました。アラン・メンケンほどわかりやすくはないんですが、何度も聴くと味わいが出てくる気がします。

 

ちなみにALW本人の楽曲解説がいちいちブラックすぎたので「さすがイギリス人…」と思いながら観てました。笑