Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2018.7.28 劇団四季「アラジン」:ハグしたくなる韓ジーニー


念願叶って初めて韓ジーニーを観ることができました!!!!!

デビューされてから2、3回「アラジン」を観ていたのに、なぜか私が観劇する週になると韓さんが抜けるというすれ違い…。やっとこさでした!!
 


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以下、キャスト別感想です。


【アラジン:笠松哲朗さん】

・2018年1月ぶりの笠松アラジンでした。相変わらず愛されアラジン。自慢の息子じゃなくて自慢の孫でした。あの「思わずおこづかいあげたくなるオーラ」はどこから放っているんだろうか…。


・可愛くて人懐っこいから守ってあげたくなるという意味で、「どうしていつも助けちゃうのかしらね!!!!!!」というセリフがすごくしっくり来ます。

 

・1幕も2幕も、以前とは大きく違った印象を受けるところが1か所ずつありました。1幕は♪逃げ足なら負けない♪前後での演技がかなり印象が変わりました。まず盗んだパンをカシームに見つかるところで、前だと(は…!見つかっちゃった!)みたいな表情で、慌ててカシームからパンを取り戻して、言い訳みたいに「食べ物は盗みのうちに入らないよ!」って言ってた気がするんだけど、今回はパンが見つかった時も(や~見つかっちゃったわ~)みたいに余裕たっぷりで笑ってて、盗むことに対してあまり悪びれてない印象になっていました。


・♪逃げ足なら負けない♪の時も、ラストで♪どうだい!逃げ足な~ら~ もう負けないよ♪のところで、自分の足をドヤ顔で指差したり、衛兵に向かって「来いよ~」みたいに手をくいっとしたり、とにかくめちゃめちゃあおってて(笠松アラジン、ワルになっとるな…)と思いました。笑


・アブダラ王子に向かって「残念でした!家族はおりません!」って言った後に、王子に向かってファイティングポーズしてたのもちょっと意外。前はやってなかったような…。


・占い師にジャスミンの未来を占ってもらうシーン、必死すぎて笑いましたw「たくさんのお金…」って言われて、口パクで(持ってないんだけどー!?)ってw


・♪行こうよどこまでも♪の笠松アラジンと三井ジャスミンの空気感が、とてもとてもとっっっても良かったです。このお2人が組んだら、アラジンがジャスミンの尻に敷かれるパターン……って思ってましたが、笠松アラジンの男っぷりが上がっていたのと、三井ジャスミンのオーラが少しやわらかめだったので、いいバランスになってました。


・ジャファーとイアーゴに勧誘(笑)されるところ、以前は「人が良すぎて断れなくてついて行っちゃう」感じでしたが、今回は明らかにヤバイ雰囲気を察知してて、ジャファーとイアーゴの機嫌を損なわないよう2人には笑顔を見せつつ、そうじゃない時はめちゃめちゃ怪訝そうな顔してました。笑


笠松アラジンだと、特にジーニーが「アラジン大好き芸人です!」みたいになるの面白いですね…瀧山ジーニーとソンチジーニーとの組み合わせしか見てないですが…。今回は♪フレンド・ライク・ミー♪の後にぎゅーっとハグし合ってました。微笑ましい。


・2幕で変わったなーって思った場面。カシームとケンカするときのイライラ度がかなり増してました。たまたま今回の席が、そのシーンを目の前で観られる場所だったからかもですが、カシームが喋ってる間ずーーーっと足トントンしたり体の向き変えたり、叫びださないようにするのがやっとって感じの怒りっぷりでした。


・1番最後のシーン、魔法のじゅうたんでジャスミンと去っていくときに、はにかみながら(私の大好きな)おでこコツンやってくれたので、私大勝利でした!!!!!見れば見るほど素敵なアラジンになっていっている気がします!

 

 

ジーニー:韓盛治さん】

めっちゃくちゃ良かった…!!!!!

・びっくりするレベルで素晴らしかった韓ジーニー。具体的にここが…というよりも、本当に全体的に素敵でした。初演時に出演されていても良かったのでは?と思うくらい。


・見た目と演技の印象としては、阿久津ジーニーに1番近いかなと、個人的には感じました。笑顔がとってもチャーミングで可愛らしくて、偉大な魔人というよりフレンドリーさを感じるのも阿久津ジーニーっぽい。歌声は瞬時に色んな声を操れる美声の持ち主なので、瀧山ジーニーっぽさを感じました。


・ちょいちょいウィンクするのがすごくかわいかった…!


・「責任がともなうー(ともなうー)」とセルフエコーをかけるところは、自分の声をずーっと遠くまで視線で追いかけて、笠松アラジンもその視線をずーっと追いかけて、韓ジーニーが笠松アラジンの方を振り返ったらまだアラジンが遠くを見てたから、韓ジーニーももう1回そっちを見る、っていう流れが面白すぎました。笑


・書き出したらきりがないのですが、ユーモアのセンス抜群なジーニー。見どころいっぱいありました!もっとたくさん見てみたいです。

 

 

 

2018.7.11 海宝直人Birthday Live 2018 Home My Home in TOKYO:ド迫力の歌唱とぽやぽやなトークと


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一度は行ってみたいな~と思っていた海宝直人さんのソロコンサート。会場が大きめだからか、意外と普通に(?)チケットが取れたので行ってきました。

 

全体的な感想としては

海宝さんお歌上手~~~~~~~~~~~~

(すごすぎてIQが5に成り果てた人より)

声帯どうなってるんですか!?モーメントが数えきれないほどありましたし、ちゃんとその歌を歌う時の役のオーラをまとって歌われてましたし(演じたことのない役までそれをやってくるの天才か!?)、それでいてMCのテンションはちょっと斜め上をいっていたので違う意味でびびりました。

 

ただ歌が上手いだけじゃなくて、何回も聴きたい…!と思わせるのがすごい。いい意味でクセになる、天性の声の持ち主だと思います。加えて整ったルックスまで与えてしまった神様、いろいろな要素を入れ過ぎなのでは…………あ、だからトークはちょっとほわほわしてたのか(納得)

 

セットリスト順に簡単に感想を書いていきます。

*MCの内容もちょいちょい挟みますが、ニュアンスでそんな感じのことを言っていた、くらいの書き方です。

 

【第1部】

♪Disney Medley

星に願いを~愛を感じて~美女と野獣~サークル・オブ・ライフ

 

いきなり怒涛のディズニー攻撃~~~~~~~~~~!

この時期「アラジン」を見過ぎていたせいで、♪いつの世も~変わらぬわ~♪と歌い始めたのを聞いて、(ジーニーのオールディーズだ…)と思ってしまいました←

 

・しっとりめに歌い終わったのに、喋り始めた途端、

 

「こんばんはー!海宝直人でーーーす!!」

「元気ですかーーーー!!!イェーイイェーイ!!!!」

 

 

私(????????????????????)

 

歌ってる時としゃべってる時のギャップすごすぎて、正直最初はちょっとついていけなかったです。笑

・「市川でのコンサートが大幅に伸びてしまって、今日は時間通りに終わらせろって言われてるのでさくさくいきたいと思います!」

地元とはいえ市川公演どんだけぐだぐだだったんですか。笑

 

・メンバー紹介で肝心のピアノ担当・森さんをナチュラルにスルーしてました。

「リアルに忘れてたw」「俺と亮平はもはや同化してるから!」だそうです。笑

 

・「今回のコンサートの趣旨を説明しますと…」に会場爆笑。趣旨もなにもご自分のバースデーライブでは!?!?(前半はアラン・メンケン楽曲特集で、後半はロンドン発のミュージカル特集だよってことを言いたかったらしい)

 

アラン・メンケンがいなかったら、今の海宝さんは存在しなかったとのこと。人生初舞台が「美女と野獣」だったり、今年のD23(ディズニー関連の大規模なイベント)で、アラン・メンケンのコンサートの案内役を務めたり、市川公演ではバースデープレゼントをいただいたり、何かと縁が深いそう。

「もうね……大好きです♡(照)」…惚気られました。笑

 

・「2015年のレミゼラブルで初めてメインどころの大きな役をいただいて、アラジンはその直後だったんですよ」

個人的な印象としては、ミュージカル界では昔から売れっ子さんなのかと思ってたんですが、注目されたのはここ3年くらいのようですね。知らなかったな~。

 

・遅れて入ってきた前方席の女性に対して、「いらっしゃいませ~~~~!!」

 

・ちょいちょい水を飲まれていましたが、お客さんの視線を一身に集めているからなのか、「水が普通に飲めない」と。途中で噴き出しそうになったり、客席をちらちら見ながら飲んだり。いや、客席に背を向けて飲めばいいのでは…(というツッコミ)

 

 

♪愛せぬならば美女と野獣

・♪この醜さで~♪って歌詞があるんですが、(どこがやねん!)と客席中がツッコんだに違いない(曲の感想ではない)

 

・もし野獣を演じたら、呪いが解けたあとの王子様感ピカイチでしょうね…。あの長髪が似合うかどうかはちょっと置いておいて。チップ役からの野獣役、ぜひとも実現させてほしいです。

 

 

♪自慢の息子(アラジン)

・これはコンサートよりも本編で聴きたい…。海宝アラジンの天国の母さん気分が味わえた2年前のアラジンが懐かしいです(ビバ☆2階席)

 

・歌い終わって喋り始めたはいいものの、「○▼×〒♨~」と宇宙語を話してしまい(=完全に噛んでしまい)

\てーいっ/

ってセルフビンタしててめっちゃ笑いましたw

 

 

♪Colors of the Windポカホンタス

\我大歓喜(欲を言えば英語で歌ってほしかったけど)

 

・男性が歌うこの曲って聴いたことがなかったので、すごーーく新鮮でした。より自然の雄大さを感じられて、もともと好きな楽曲ではあったけど、さらに好きになれました。

 

・「普段女性の曲ってめったに歌わないじゃないですか………ていうか絶対に無理じゃないですか!!」ということで、コンサートでは女性が歌ってる曲を入れるようにしているとのこと。

 

・それこそ♪Let it Go♪とか、♪鳩に2ペンスを♪とか、♪Reflection♪とか、♪Someday♪もぜひ…!歌っていただきたい…!!

 

・ところで♪青い月に吠える狼と~♪でまたもや(ジーニーのオールディーズ)ってなってしまった自称・アグラバーの民がここにいます(挙手)

 

 

♪Go the Distanceヘラクレス

・曲紹介をしたところ、前方に座ってたお客さんが小さく拍手するジェスチャーをしたらしく、すかさずそのジェスチャーをマネしていました。笑

 

・今回の海外進出するにあたり、めちゃめちゃ励まされた曲だそう。確かに前向きになれる歌詞ですよね。

 

 

♪So Close魔法にかけられて

・これめっっっっっちゃくちゃ良かった…!!!!!!

 

・20代からなにかにつけて歌ってる曲で、9.11の後にあった若手ミュージカル俳優が集まる演目でも歌ったそうです。その時とはまた違った30代のバージョンを聞いてくださいと、歌の前に話されていました。

 

・ところで「魔法にかけられて」がそんな前の作品ってことに、私は地味にショックを受けていました。確か初めて1人で観に行った作品だったな~。

 

 

♪Santa Fe(Newsies)

・日本にはまだ入ってきていないディズニーミュージカル。めっちゃいい作品なのになんで日本でやらないのか(by アラン・メンケン)だそう。「偉い人お願いしまーす!」。笑

*その後2020年に京本大我さん主演で公演予定でしたが、残念ながらコロナの影響で中止に…。

 

 

♪陽ざしの中へノートルダムの鐘)

・本公演じゃないけど、聴けて良かったです!!!!!!!!!

・歌う前に「ノートルダムまだ見たことないよーって人います?」って聞いたらなんとゼロだった奇跡。そこですかさず「はーい」と手を挙げるピアノ担当の森さんに「おい!!!!!!!!!!!!!!!」とキレる海宝さん。笑

 

 

☆質問コーナー☆

◎最近ガタイが良くなりましたが、自分で変化を感じることはありますか?

→20代前半からボイストレーニングを始めたら、声の出し方が変わりました(ってこれ質問への答えになってないような気が。笑)

 

ところで次の質問を引くときに、なぜか裏声で\NEXT!!/って言いながら引いてて、あんまり客席の反応なかったけど、私1人でツボってました。海宝さんのキャラがつかめない。笑

 

◎ロンドンで感じたカルチャーギャップと、おいしいお店や料理を教えてください。日本とロンドンの違いについても。

→蛇口が冷水と熱湯に完全に分かれてて、ちょうどいい温度のお湯を出すのが難しかった。あとユニットバスにシャワーカーテンがなくて、しかも室内でも土足だから床が濡れると汚くなるんですよ!!!!!!!!!!!!あんなにもシャワーカーテンを欲したことはなかった(真顔)

美味しかった料理は、ロンドンに2店舗ある「フィッシュワークス」ってお店のフィッシュアンドチップス!!(でしょうね…)

日本とロンドンで違うのは、「王様と私」に出演してる大沢たかおさんもおっしゃってましたけど、プレビュー公演でどんどん演出が変わること。

 

◎Trioperasへの出演のきっかけは?

→2017年12月に出演した村井邦彦さんのコンサートで、海外のプロデューサーさんの目に留まり、その方が海宝さんのパフォーマンスを動画に撮って海外の事務所に送ったそう。ある日、いきなり英語で出演依頼が届いてびっくり。しかも端役って聞いてたのに、いざ行ってみたら完全にメインだったらしいです。すごい。

 

◎Trioperas見に行けなかったので、なんかやってください。

→ラップを披露してくれたんですが、Trioperasって一体全体どんな演目だったんだろう…(謎)

 

◎1日なれるとしたら、アラン・メンケンドラえもんどっち?

 

→別にどっちにもなりたいわけではないけど、強いて言うならアラン・メンケンさん。頭の中をのぞいてみたいから。ドラえもんになってどうするの?笑

・ちなみに質問の冒頭が「31歳おめでとうございます!」になってて

「誰だよ!!!!!!!!!!!!違うよ!!!!!!!!!!!」

と笑いながら軽くキレてました。笑

そのあと「なんかじわじわくる…」って思いだし笑いしてました。

 

◎ソロCDは出ますか?

→(イスでくるくる回転しながら「ふふーーん」とニヤニヤする海宝さん)これ市川公演でも言ったんですけどねぇ…楽しみにしててください!

 

◎何オクターブまで出ますか?できれば実演してください

→僕ソプラノなんですよ。

(会場:???????????)

じゃあ…オペラ座の怪人歌おうかな。

…と歌い始めたのはなんと「オペラ座の怪人」のクリスティーヌのパート。「Sing! My angel of music!!」とファントムにけしかけられた後のクリスティーヌのカデンツァを、なんと原曲キーのまま歌い始めるというまさかの展開。呆気にとられて口半開きの半笑いで聴いてました。鳥肌が止まらなかった。男性が無理して出してるソプラノじゃなくて普通にキレイなソプラノで、え…なんで…????????

さすがに最後の音は、出そうとして\出るかーい/ってセルフツッコミしてましたが、多分本気出せば全部出そうでした。声帯どうなってるんですか~~~~!?!?!?

 

 

♪Sheridan Square

アラン・メンケンの未発表曲って言ってたような…。海宝クリスティー爆誕にびっくりしすぎて、この曲の記憶がありません…。

 

 

【第2部】

♪Heaven on Their Mindsジーザス・クライスト=スーパースター

・第2部最初の曲にして、個人的には一番良かった曲。

歌い始めの♪Jesuuuuuuuuuuuuuusssssss!!!!!!!!!♪からすごい引きこまれたし、ラストのシャウトもかっこよすぎました。海宝ユダ観たいな~海宝ジーザスも観たいな~~。ただ海宝さん長髪似合わなそうだよな~~(小声)ということで個人的にはユダ推しです。

 

 

♪Bring Him Homeレミゼラブル)

・On My Ownが聴きたかった(わがまま)

 

 

♪Music of the Nightオペラ座の怪人

・クリスティーヌパートを歌ったかと思ったら、今度は怪人です。もう1人2役でオペラ座できますね!!!!!海宝ファントムもありだな~と思ったけど、海宝ラウルも見たい…♪All I Ask of You♪が聴きたい…。

 

 

♪Love Changes Everything(アスペクツ・オブ・ラブ)

劇団四季の「ソング&ダンス65」でも歌われていた楽曲。個人的にはソンダンの瀧山さん&島村さんVerが好きです。

 

 

♪Electricityビリー・エリオット

・「ビリーエリオット」は「公演中に観れば良かった」と思っている演目の1つ。好きなことをやってる時に電気が走るような感覚、っていう内容の歌なので、すごく共感できるとのこと。

 

 

♪Till I Hear Your Sing(ラブ・ネバー・ダイズ)

MMSでベン・フォスターさんverを聴いてたため、そちらの印象がぬぐえず。海宝さんめっちゃうまかったけども。

 

・「次が最後の曲です!(\えーーーーー!?/)

「市川ではやりすぎたので今日はお上品にいきます」

 

♪Sister Act天使にラブソングを

 

ENC. ♪Run Away With Me

・北米版「ノートルダムの鐘」でカジモド役を演じているマイケル・アーデンさんが歌ってるのを、YouTubeで見ていい曲だなと思い、歌おうと思ったそうです。メロディーがすごく耳に残りやすく、1回しか聴いてないけどサビの部分のメロディーラインはすぐに歌えそうなくらい。素敵な楽曲でした。

 

 

本当に本当に観られて良かったです。これで7000円とか本当に良いのでしょうか???ってクオリティでした。欲を言えばあと5時間歌ってほしかった(海宝さんがバテるやつ←)

この時点で12月のソロコンサートも絶対に行こうと決意したのでした。

 

2018.6.30 劇団四季「アラジン」:目指せ、月イチアグラバー!

 

2018年6回目の「アラジン」。

実は全く行くつもりなかったんですが、思いがけず友人からお誘いを受けたので…。この時期から(こうなったら年内は月イチで通うか…)と謎の目標ができました。

 

 


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以下、キャスト別感想。

 

【アラジン:小林唯さん】

・早くも2回目の小林アラジンの回でした。前回見てちょっと「うーん」と思った部分もあったのですが、連投10週目にして小林さんが馴染んできたのか(?)、どう考えても前回より格段に良かったです。

 

・やはり語尾がどことなくダラっとして聞こえてしまうのは、そういう喋り方なんだと思うしかないのかしら…個人的に気になってしまうのですが…。

 

 

・2幕の小林アラジンは結構好きです。前回観たときにも感じましたが、いい意味で「偽プリンス」っぽさがうまく出ていて、ロイヤル感を醸し出しつつ、無理に取り繕ってる感じも一緒に出ているな~と思いました。

  

 

ジャスミン:三井莉穂さん】

・この日も最高に可愛かった三井ジャスミン。個人的ハイライトは、アラジンに「美女にお似合いの好青年♪」って言われた三井ジャスミンが「ふーーーーーーーーん?」ってやや上から目線で発してたところですかね…。ひれ伏したい。あとアラジンに「私って可愛い?」って迫るところも最高です。いやもう全部好き(結論)

 

・お猿の即興芝居のくだり、「ほら、見えるでしょう?ターバンをかぶったお猿さん」の後、アラジンに促されてもずーっと指差したまんまだったのも可愛かったです。

 

・♪壁の向こうへ♪は、侍女3人も含めハーモニーと雰囲気、どちらも最高でした。

 

・一緒に観劇した友人とも話してましたが、三井さんはジャスミンの衣装の着こなしっぷりがすごい。身長がそこそこあってスタイルも良いのですごく似合ってます。

 

 

【その他】

・そういえばオマールとバブカックはデビューしたばかりの戸高さん、山田さんでしたが、この日のマブダチ4人組はすごく空気感が良くて、昔から4人でつるんでる雰囲気を感じました。コンビニの前でヤンキー座りしながら肉まん食べてそう(山田バブカックだけ肉まん3個)

 

・実は今までいまいちピンとこなかった道口ジーニー。でも自由を欲する演技だったり、最後のアラジンとのお別れシーンは、道口ジーニーのお芝居が好きだなと思えました。

 

・久々の牧野ジャファー、相変わらず素敵な声~♪そして吉賀イアーゴはアグラバーになじみすぎてパリ(ノートルダムの鐘)に戻れないのでは…というくらい、イアーゴがハマり役になってました。「ボーイフレンドが殺されたぁぁぁぁ」の後、しばらくそのまま口開けて変顔してるのがツボ。笑

 

・戸高オマール、顔が小さくて手足が長くて背が高くて、斎藤オマールっぽい印象。町田オマール、嶋野オマールが割と小柄なので、オマールはわりとビジュアルが2極化してる気がします。

 

・萩原カシームはやっぱり一番好きなカシーム!毎回ちょいちょい変えてくるので遊び心があって見てて楽しいです。そしてかっこいいです。

 

・山田バブカック、白瀬バブカックよりさらにころっとしてて、ド●えもんのようでした。あふれ出るマスコットみ。歌がクラシカルな感じなので、白瀬バブカックとは歌の印象がちょっと違ったような。見ててほっこりするバブカックでした。

 

 

あなたのキライはわたしのスキ

 

と、改めて思ったことがありました。

 

 

Twitterで相互フォローしてる方が、以前とある演目の上演が発表されたときに、こうつぶやいてたんです。

 

 

「うわー!〇〇が出るなら見たい!

でも●●が主役なのがイヤーっ!」

 

 

 

●●は私の推し……とまではいかないけど、出演作はわりとチェックしていて、どちらかといえば好きな俳優さんです。

 

それ以来、●●さんの話題は無意識のうちに出さないように、かつリツイートも控えるようになりました。

 

別に自分のTwitterアカウントで何をつぶやいても、何をリツイートしても、内容的に問題なければ良いのですが、その人のつぶやきをふと思い出してしまうんですよね…。

 

かと言ってフォロー外すまでもないしな〜。その方はフォロー数、フォロワー数ともにそれほどおらず、たまにやり取りすることもあるので、無言でそっとさよならする…というわけにもいかないし、他の趣味や感覚は合う方なので…。

 

人によっては「そんなの気にしすぎ!」と思われそうですが、SNSって難しいなぁと思った最近の出来事でした。

 

(ちなみに逆パターンの「あなたのスキはわたしのキライ」は滅多にないんだよなぁ…「あなたのスキはわたしの興味の範囲ではない」はよくあるけど。笑)

 

 

2018.6.10 劇団四季「ノートルダムの鐘」:宮田さんのカテコ事変

 

この時期毎週「ノートルダムの鐘」行ってたんだな…。

今回は東京公演を観た友人が、「もう一度観たい!」とリクエストしてきてくれたので、一緒に行きました。

 

今回も涙…だったんですが、そういえば毎回泣くポイントが変わる…絶対1回は泣いちゃうんですが、どこでグッとくるかはその時によって違うかが面白いです。

 

何度でも言うけど本当に最高の作品。定期的に観たいので、「ノートルダムの鐘」専用劇場作ってほしいです!!!!!

 


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以下、キャスト別感想。

 

【カジモド:飯田達郎さん】

・安心の美声、安定の可愛さと少しの不気味さが織り交ざった不思議な魅力でした。髪の毛が一段とわっしゃわしゃになってたんですが、ちょうど梅雨入りしたからかな?笑

 

・「醜い」って言葉を発するときに、自分の顔の左側(=墨で汚してる箇所)を触ってたのが印象的でした。手の仕草も、手話のような使い方をしているなと。

 

・前回のオフステージイベントでいろいろ教えていただいたことを確認したのですが、♪エスメラルダ♪の♪パリは熱く燃え~る~♪の「パリは」で、カジモドとエスメラルダが通じ合ってるの分かってめちゃめちゃ感動しました。2人同時に「は…!!」って何かに気づいた顔をしてました。あれは言われなかったら自分では発見できなかった気がします。

 

・カジモドもフロローも、「自分がエスメについていく」っていう考えが全くなくて、「彼女を導くために大聖堂に一緒に住む」だの「大事に守る花嫁のように」だの、自分の手元に置いておくことしか考えてないんですよね…。

 

 

エスメラルダ:宮田愛さん】

・この先見るとしても彼女がキャスティングされてるか分からないので、とりあえず見納めかしら…と思ってしっかり見てきました。

 

・クロパンに向かって金貨掲げてドヤ顔するのがSUKI…。

 

・道化の祭りでカジモドを舞台にあげちゃってクロパンに怒鳴りつけられますが、同じ勢いで怒鳴り返す宮田エスメ強い(真顔)

 

・東京公演では野性味をすごく感じた宮田エスメラルダでしたが、横浜公演ではそこに知性も感じられるようになってました。フロローとの対話シーンの時に特に感じたかな…。

 

・♪神よ 弱き者を~♪で切実な祈りの表情をして歌い終わるのに、フィーバスの声がした瞬間に獲物を狙う目になる一瞬の切り替えがすごい。と同時に、そんなに誰も信用できないのか…って思うと悲しいですね…。

 

・「虐げられた人たちにも救いを」って必死に祈ってたエスメラルダが、♪世界の頂上で♪でパリの街を上から眺めて、(日本語歌詞にはないのですが)「この景色を見せてくれてありがとう」ってカジモドに言うの、「自分に救いはいらない」って言ってた彼女なりに、あの景色を見て救われるところがあったのかな…(急に考察の深みに入る人)

 

・フィーバスとのキスの後、「生きるためには稼がないと!」って慌てて走り去って、街灯の下で照れた表情するのかわいすぎかーーーーーー!!それをクロパンに見られてすん…って真顔に戻るのも最高かーーーーーー!!(うるさい)

 

・牢獄シーンは宮田エスメの悲鳴がプロ級なので、見てる方もつらくなってくるんですが、今回はひとしきり叫んだあと腰が抜けたみたいに床にへたりこんでて、もうそれ以上やられたらあの場面の前に帰っちゃいそうです(メンタルが弱い客)

 

・♪いつか♪の前半はずっとフィーバスから目をそらして歌って、フィーバスと向かいあった瞬間、おそらく初めて「死にたくない」って思ったであろうあの崩れ落ち方が本当に泣けます。小さな体に誰にも負けない正義感と信念を背負って生きてきた宮田エスメラルダが、フィーバスの前ではその強い部分が折れてしまうのがしんどい。

 

・宮田さんのカテコ事変。この日はカーテンコールが7回くらいあったんですが、7回目に飯田さんが1人で出てきて挨拶→みんなを呼び寄せて挨拶、の流れのはずが、飯田さんの後ろから宮田さんが勢いよく登場。舞台の半分くらいまで出てきて、(は…!!間違えちゃった!!)の表情で、口を両手で押えながら慌てて退場。飯田さんが笑いながら1人であいさつして、みんなを呼んだ時に宮田さんは顔真っ赤にして再登場。客席も笑いに包まれて、「本当にノートルダムのカテコか!?」ってくらい会場中がほのぼのしてました。照れまくる宮田さんを笑顔で見守る飯田さんと佐久間さんも見られたし、これはもう実質ハッピーエンドでは!?!?!?

 

・「アラジン」で女性サンボ1枠見られて、翌週エスメラルダで見られて、アルプ(劇団四季の月刊会報誌)で特集が組まれて、その翌日のオフステにも登場され、極めつけはカテコでかわいいハプニングを起こしてくれるという…もう私の愛が重すぎたに違いない4週間(真顔)これからも推していきます…!

 

 

【フロロー:野中万寿夫さん】

・野中フロローは、東京公演よりもかなり感情が見てとれる部分が増えた気がしました。以前は血も涙もないフロローの印象だったけど、明らかに弱さが出ててより人間らしくなった印象です。あと若かりし日のフロローとしての演技がすごく良いなぁと思いました。

 

・♪地獄の炎♪が火炎放射級で鳥肌立ちました。が、そのあとのセリフで珍しく盛大に噛んじゃってて、しかもその噛み方が「〜しにゃければにゃりません」みたいなちょっぴり可愛いやつで、ギャップがすごかったです。笑

 

・カジモドに「あのひとはぼくにやさしくしてくれました」って言われる場面、野中フロローはどういうリアクションかなと、前回と今回で注目してましたが、芝フロローみたいに嫉妬の感情は恐らくなく、代わりに「お前(カジモド)だけは私の味方だと思ってたのに…!」とショックを受けてるように見えました。

これまでカジモドはなんでも自分の言うとおりに動いてきたのに、初めて自分の意にそぐわない答えをしてきて動揺してる感じ。ジェアンを亡くして大助祭にまで上り詰めてきたけど、彼にはいわゆる「友達」はいなくて、唯一カジモドは息子とも呼べるし、ある意味友達とも呼べる存在だったのかも。って野中フロローを見ながら思ってました。

 

・そんなことを考えながら見たからか、通算7回目にして初めて、牢獄でエスメラルダに襲いかかるフロローがかわいそうな人だと思えました。どう頑張ってもあの行為は正当化されるべきではないし、毎回見るたびに目をそむけたくなるんですが、人の愛をどう求めるか分からなくてああいう行動をとるしかなかった、そこまで追い詰められてしまったフロローの気持ちを考えると…。ある意味カジモド以上にかわいそうな人なんだなぁと感じました。

 

・♪地獄の炎♪は、♪天国の光♪からの流れで歌われているので、2つで1セットな印象ですが、本当に対になってるのは♪神よ 弱き者を~♪の方な気がします。「私はどうなってもいい。虐げられた人たちをどうか助けてください 」と、どこまでも人のことを考えるエスメラルダに対して、「私のせいじゃない。あいつが悪い。あいつが私のものにならないならいっそ死んでもらう」と、どこまでも自分本位なフロロー。2人とも神の前でそれぞれの気持ちを歌ってるってことで、ここの対比が面白いなーって気づけました。

 

オペラ座の怪人のファントムは「私かあいつ(ラウル)か」で、フロローは「私か火あぶりか」ってフロローさんファントム以下じゃないですか…。

 

 

【フィーバス:佐久間仁さん】

・横浜公演で見た中で、個人的に大ヒットだった佐久間フィーバス。正直清水フィーバス派でしたが、前回と今回見てその考えをがらっと変えてくれる演技を見せてくれました。

 

・最初のうちはフロローにすごく従順な佐久間フィーバス。「お仕えすることを光栄に存じます!」はスマートにフロローの手の甲にキスしてるし、♪息抜き♪も清水フィーバスみたいに(休めないのかよーーっ)じゃなくて(治安を守るぞー)って使命に燃えてるのが斬新でした。

 

・前半はフロローに従順な演技をしてくれるおかげで、どんどんフロローに対する不信感や彼の行動に対する疑念が膨らんでくるのがわかりやすかったです。♪エスメラルダ♪の冒頭でフロローに命令される場面、最初はあんなに慕ってたフロローのことをすごく疑ってる目で見ていたのと、命令に背いてからのブチ切れ度合いが良かったです。

 

・2幕はエスメと2人きりのシーン以外、常にキレ気味な佐久間フィーバス…w

 

・カジに魔除け取られてキレるシーン、「ぉぉぉい戻ってこいっ!」で声ひっくり返ってたし、その後の「フィーバスとぉっっ!!!!!」で(そんな怒らんでも…w)ってレベルでブチ切れてました。笑

 

・奇跡御殿でもカジモドを小突いて何やら主張してました。怒れる佐久間フィーバス。笑

 

・♪フィナーレ♪のフィーバスソロ、清水フィーバスは歌い上げる感じで、佐久間フィーバスは呼びかける感じ、どちらも素敵だなと思います。ここの佐久間フィーバス、本当に最高に良きです。1つ1つの言葉に怒りが込められてて、歌詞がちゃんと入ってくるし説得力抜群!

 

 

【クロパン:阿部よしつぐさん】

 ・この日一緒に観劇していた友人が、「クロパンの人めっちゃクロパンすぎてやばい…語彙力を奪われるほどクロパン…」って言ってて\それなーーーーーーっ/でした。