Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2018.6.1 劇団四季「ノートルダムの鐘」:楽しすぎたオフステージイベント

 

ノートルダムの鐘」横浜公演2回目。今回はオフステージイベントのために、またもやはるばるKAATを訪れました。

 

オフステは端的に言って神イベントでした。終演後にあれだけみなさんお話してくださって、にこにこ笑顔も振りまいてくださって、なんだか申し訳ない気分にもなりました。レポは長すぎるのでここには書きません。本当に楽しかった…!

 

公演自体は、前回ほどの熱量は感じられませんでしたが、当然のごとく素晴らしかったです。「アラジン」と同じく、何回見てもその時演じてる役者さんの演じ方でいろんな解釈ができるのが好き。同じ役者さんでも毎回全部が全部同じじゃないですし…。

 



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以下、いつものごとくキャスト別感想です。

 

【カジモド:飯田達郎さん】

・今回もとっても愛嬌たっぷりだった飯田カジモド。

 

・フロローにいちごをもらう時、こわばってた顔が一瞬ふと笑顔になってたのが印象的でした。「(道化の祭りを)今年で取りやめるよう陛下にお伝えしたのだ」ってフロローに言われて、「じゃあ…ぼくはもういけないのかぁ…」ってしょんぼりするのも、めっちゃかわいそ可愛い(複雑)

 

・♪陽ざしの中へ♪の中の歌詞で、♪死ぬまでここで 1人♪の時に片方の人差し指をちょいちょいって触るのがやっぱりかわいそ可愛い(パート2)

♪みんなと1日過ごせたら どんなに~♪のところで「こんなこと考えちゃダメだ!」みたいに頭をぺしぺし叩くんですが、それよりも外に出たい欲求が勝ったんだなと。こういう細かい仕草でのお芝居が大好きなので、発見できると嬉しくなります。カジモドの「外に出たい」っていうのも1つの欲求なんだなと。彼には自由がないから「純粋な願い」に聞こえるけど、冷静に考えたら欲なんですよね。フロローと一緒で。

 

・やっぱり飯田カジと宮田エスメの♪世界の頂上で♪は絶品。今回あのシーンで思わず涙してしまいました。

「あなたの、声が、聞こえたわ。ここに、上がってくるとき」ってセリフを、宮田エスメが発した瞬間からうるっときました。今までどちらかというと、ここはカジモドの反応やアプローチの仕方を見てたんですが、宮田エスメのカジモドへの語りかけがすさまじく優しくて、外の世界で嫌な思いをしたばかりのカジモドが、彼女には心を開く気持ちがよく分かりました。話す時もちゃんとカジモドの目線か、少し下から覗き込むように語りかけていて、「ガーゴイルも鐘も窓もみんな友達………そんなのバカみたいだ!」って自分を叩くカジの腕を必死に抑えて、「あなたの友達、好きよ?」って言ってあげるところとか、本当に聖母のようでした。

 

「ふゆは…さむい!」っておどけるカジモドの言葉に、楽しそうに宮田エスメが笑うと、飯田カジモドがすごく素敵な笑顔を見せるのもいいし、「力持ちなのね!」って宮田エスメが言うと「ん、そーだよ」ってちょっとそっけなく言う飯田カジモドもいいし、とにかくここのシーン、2人のお芝居の呼吸がぴったりすぎて見入ってしまいました。

 

このシーンを見ながら、「世界の頂上」で楽しく心を通わせていた2人が、最後には光の届かない大聖堂の地下室でそっと寄り添ってたんだなぁと思ったら、もう涙が止まらず。オペラグラスの視界がぼやけて、顔がべちゃべちゃになりました…(汚)

 

・前回もそうでしたが、フロローに「あの女のことは二度と考えるな」と言われて、「考えない…」って言葉の意味を咀嚼してただけなのに、間髪いれずに「約束しろ!」って怒鳴られて即座に「約束します!!」って叩かれないように頭を守りながら言うのが上手すぎて心が痛かった…。

 

 

・飯田カジ(フィーバスがケガしてるところをぽんと軽くたたく)

佐久間フィーバス「うっ…」

飯田カジ「包帯がいるね」(思いっきりばしーん)

佐久間フィーバス「ぎゃあああああああ」

2回も叩いてましたっけ…かわいそうなフィーバス…。笑

(この後激おこだった佐久間フィーバス)

 

・結局フロローと同じく、愛ゆえに怪物になってしまったように感じる飯田カジモドのクライマックス…(涙)

 


【フィーバス:佐久間仁さん】

 1年4ヶ月ぶりの佐久間フィーバス、前見た時よりも全っっ然良かったです。京都公演を挟み、JCSもあってたくさん経験を積まれたのだなぁと思いました。歌はもちろん、存在感がぐっと増してて、とても素敵なフィーバスになってました。


・歌も前回よりは良いなと思いましたが、声質のせいか抑えて歌ってる?喉を締めて歌ってる?ように聴こえるのはなんでだろう…。


・♪息抜き♪でのトラウマシーン、相変わらず本当に過去に飲み込まれそうな表情でした。しかし戦場で負った大きな心の傷が、皮肉にも彼に色気をもたらしているのでは…と今回見てて思いました。清水フィーバスは過去の色々を消しゴムで消して、まっさらな気持ちでパリで楽しもうとしてるけど、佐久間フィーバスは過去の色々の上から無理やり色を塗ることで忘れようとしてる印象です。


・どうでもいいんですが、♪息抜き♪のフィーバスと女性アンサンブルさんの顔が近すぎて、あれよく笑わんなぁと思ってしまいます。あんな至近距離であんなデカい声で歌われたら120%笑う(プロ意識ゼロのアンサンブル)


・♪神よ 弱きものを〜♪で、フィーバスがあんなところに立ってるなんて初めて知りました(観劇5回目にしてやっと)最初はにこにこ顔でエスメラルダを見てた佐久間フィーバスでしたが、彼女が何を願ってるのかを理解して、途中から真剣な顔で見つめてました。


・佐久間フィーバスの酒場のシーンはやばい(語彙力)破壊力抜群のセクシーさ。色気のビッグバン起こってました。

 

 

・♪いつか♪は宮田エスメよりも佐久間フィーバスの方がつらそうな顔してたので、その後ろからさらに包容力120パーセントの清水フィーバスが抱きしめてあげればいいと思う(真顔)

 

・♪フィナーレ♪のフィーバスソロが衝撃的でした。民衆を鼓舞するというよりかは、エスメラルダを救えなかった自分自身へのいら立ちや怒りを爆発させてるような、怒号に近い歌声。佐久間さんあんな声出るんだ…ってあっけにとられながら聴いてました。今回一番良かったなって思ったシーンです。

 

・最後のシーンでカジモドと目を合わせてから去っていく佐久間フィーバスの背中の虚無感よ。ラストの♪ノートルダムの鐘♪リプライズで、フィーバスが亡くなったエスメとフロローと一緒に出てきますが、彼ならこの流れ納得です(多分エスメの後追ってセーヌ川に身投げしてる)戦場で仲間を亡くし、パリで出会った希望の光であるエスメをも亡くして、これ以上生きてる意味を見いだせなくなったんだろうなぁ(という勝手な妄想)佐久間フィーバスだと、この演目の陰の部分がより一層引き立つなぁと今回思いました。

 

・ところでカーテンコールで、顔と体はほぼ舞台袖に引っ込めてるのに、手だけ出して「ばいばーい!!」って振ってるの、かわいすぎてひぇぇぇってなりました。

 

 

 

2018.5.27 劇団四季「ノートルダムの鐘」:はるばる来たぜ、横浜のパリ

1年1か月ぶりの「ノートルダムの鐘」を観に、初めてKAATまで行きました。

中華街が近いので、観光がてら行けちゃうのが良いですね。家族や友人を連れてきても喜ばれそうでした。

 

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そして「ノートルダムの鐘」、やっぱり最高です。何度見ても素晴らしい。1年ぶりに観ると、なおさら感動しました。この時期はアグラバーに通い詰めていて(というほどでもないけど)、ハッピーエンドに慣れすぎてたため、ビンタ食らった感じはありました。10回に1回くらいディズニー映画版エンドにしません??????

 

座席は1階席上手サイドバルコニーの2列目。

見切れることはありませんでしたが、ずっと斜めを向かねばならず、終わるころには首が痛かった…。あと手すりが完全に舞台とかぶってて常に視界に入ってたので、よほどのことが無い限りもうあそこには座りたくないです。座るなら1列目の方がまだ良さそう。

 


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以下、キャスト別感想。

 

【カジモド:飯田達郎さん】

・すごかった…完全にカジモドでした…(語彙力)「飯田さんが演じてるカジモド」じゃなくて、カジモドが憑いてました。飯田さんはカジモドを演じることが本当に楽しいようで、その気持ちが客席にも伝わってきました。自分が演じている役への愛を感じられるお芝居って素敵!

 

・「東京公演に比べるとお芝居があざとくなってる?」という感想も事前に耳にしていましたが、個人的にはラストとの対比にもなるので、あのくらいかわいいオーラを出しても良いのでは…と。映画でもカジモド可愛いですし。

 

・カジモドのセリフの声と歌声の切り替えもすごくスムーズになっていて、セリフの声は極端にしゃがれていて、歌声はより美しくなっていました。その分ギャップがすごかったです。カジモドが現実から自分が思い描く空想の世界に入り込んだことが、よりわかりやすくなっていました。

 

・宮田エスメラルダとのお芝居の相性がとても良いな~と、♪世界の頂上で♪前後の飯田カジの演技を見て思いました。

  

・♪陽ざしの中へ♪の対局にあるような、♪石になろう♪。カジモドが状況を打破できずにもがき苦しむ歌なのですが、飯田カジモドの歌声が空気を切り裂くようなすさまじさで圧倒されました。一体どんな声帯を持ったらあんな声が出るんだ…。ガーゴイル1人1人への当たりも強く、ガーゴイル役を次々と降りていくアンサンブルさんたちを、降りた後もキッとにらみつけてました。

 

・飯田カジモドの見せ場は、個人的には♪フィナーレ♪だと思います。火あぶりにされるエスメラルダを見て絶叫するところからクライマックスまで、1ミクロンの隙もない素晴らしい演技と歌です。

 

・最後にカジモドの「その後」を話す時シーン。東京公演を見たときは、カジモド役者さん3人とも、淡々と事実関係を述べている印象でした。今回の飯田カジモドは、観客1人1人に語って伝えているような、すごくあたたかみを感じる話し方をしていました。もちろんバッドエンドではありますが、カジモドは愛する人の側に最期まで寄り添えたし、ハッピーエンドとも言えるのかな…と、少し希望を持てるような終わり方ですごく良かったです。

 

  

エスメラルダ:宮田愛さん】

・もうねぇ………大好きです(フロロー化する私←)

 

エスメラルダに関しては(この時点で未見の松山さん、相原さんは置いておいて)岡村さんと宮田さん、どちらも素晴らしくて歌や踊りといった技術的な面では選べません。でもどちらが好きかと言われたら宮田エスメラルダです。

 

・なんといってもあの魅惑のダンス…!本当に一挙手一投足、全く目が離せないダンスをされるんですよ…。ダンスの上手さとか全然わからん私でも魅了されるんだからすごいです。

 

・東京公演より、いい意味でいやらしさが増してた気がします。フロローが軽蔑するのもこれならわかるなぁと。あからさまに誘惑してる雰囲気を感じました。宮田エスメラルダガチ勢の私はというと、5月分のお給料をすべて彼女のタンバリンにお布施として入れておきました(心の中で)

 

・あと宮田エスメの喋る声と喋り方が、私の想像するエスメラルダそのものなところも好きなポイント。岡村エスメラルダだともう少しお姉さんで落ち着いた声ですが、宮田エスメラルダはいい意味で小生意気な声質と喋り方で、でもフロローと話す時には賢さも感じさせる…というのがイメージ通りです。自由に生きる一匹狼の小娘感が良きかな…。

  

そんな妖しげな雰囲気から一転、♪神よ 弱き者を救いたまえ♪は、歌い出しからすごく必死に祈り、神に訴えかける印象が強く、仲間を想うエスメラルダの優しさと、自分は平気だからと強がるけなげさを感じました。

 

・飯田カジモドと宮田エスメラルダのお芝居の相性が良く見えた理由の1つは、2人とも結構豪快に声に出して笑うからかもしれません。社会のつまはじき者な2人が、お互い素直な気持ちを表せる関係なのがよく分かりました。

 

・対フロローとの応酬は、東京公演では反抗して必死に言い返してる感じが強かったですが、今回は冷静に自分の考えを伝えている印象でした。逆にフロローに物事の真理を教えてるような、諭すような感じも受けました。

 

・酒場のソロダンスは動画に収めて販売すべき(宮田エスメガチ勢より)

 

・宮田エスメは、悲鳴がもはやお芝居でなく本気で悲鳴あげてる風にしか聞こえないため、牢獄の対フロローのシーンは何度見ても背筋が凍ります。ところで宮田さんと野中さんって、「美女と野獣」のベルとガストンですよね。共演したことあるのかなぁ。



【フロロー:野中万寿夫さん】

・東京公演では頭のてっぺんからつま先までお堅くて、融通がきかなくて、カジモドへの愛をあまり感じられなかった野中フロロー。今回は人としての柔らかさ、弱さが感じられました。


・フロローの弟・ジェアンを演じていた佐藤圭一さんが、松岡修造並みの熱血漢ジェアンで、野中フロローはおろおろしながらひたすらジェアンに手を焼いてる印象でした。きっとこの時にしっかり弟のことを制御できなかった後悔もあって、カジモドにあれほど厳しく当たるんだろうなぁと。

 

・飯田カジモドがフロロー大好きっ子のため、野中フロローとの組み合わせだと、より一層「ペットとご主人様」に見えて辛かったです。野中フロローが後ろを見ずにずんずん歩いていく後ろを、飯田カジモドは一生懸命ついていく…みたいな。


・♪地獄の炎♪で歌っているときの身振り手振りがすごく興味深くて見入ってしまいました。特に♪私を追い込む♪ですーっとどこかに手を伸ばしかけて、♪罪の道へ♪でカジモドが自分を罰するときのように、伸ばした手を逆の手でばっとつかんで引き戻す、みたいなアクションが、映画版フロローみたいで印象的。♪私は悪くない!♪からのセリフっぽい歌い方も良かったです。


・野中フロローは、本当に根っこから真面目な人が、真面目なまんま狂っていく様が怖すぎます。エスメラルダに惹かれている自分を否定して、最後まで彼女のことを悪魔だと信じて疑わないところとか。エスメに言われた「あなたがしてほしいって思うことを、あなたも人にしてあげたらどうかしら」という言葉を、真面目に額面通り受け取って、牢獄でのエスメに対するあの行動に繋がってる可能性もあるのかな…って思うとゾッとします。



【フィーバス:光田健一さん】

・今回唯一の初めましてキャストだった光田フィーバス。他のプリンシパルが全員初演組だったからか、彼だけやたらカチコチに見えてしまって、作品の空気感にまだうまく馴染めていないのかなと感じました。

 

・正直「かっこいい」と「歌がうまい」以外の印象がなく、もう少し光田フィーバスならではの特徴があると良いなと思いました。あと♪いつか♪で崩れ落ちるエスメを全然支える気がなさそうなのはちょっとなぁ…。「オペラ座の怪人」のラウルの時もそうでしたが、ヒロインをしっかり支えてあげてほしいです。

  

 

【クロパン:阿部よしつぐさん】

・もはや「プロのクロパン」(?)とお呼びしたいくらい、キャラクターにハマっている阿部クロパン。連投中にもかかわらず大変パワフルなお芝居でした。

 

エスメに「ルールが守れないならこの街を出て行ってもらうからな!」ってドスをきかせたあと、宮田エスメがふふん♪って笑いながら去るんですが、そこでちょっとうつむいてふっ…と微笑む阿部クロパンがかっこよすぎました。

 

・「今度こそ何年かは落ち着いていられると思ったのに…」が本当にがっくりきてる感じでかわいそうになってしまいました…クロパンも苦労してるんや…。

 

2018.5.19 劇団四季「アラジン」:初の小林アラジンと1年ぶりの三井ジャスミン

 

2018年5回目、通算13回目のアグラバー訪問でした。そしてここから私の観劇人生初・怒涛の4週連続観劇が始まったのであった…(どうでもいい情報)

 

この時期なぜかチケットの戻りが多かった「アラジン」。残席をちょこちょこチェックしてたら、2階席最前が戻ってきたのでありがたく確保しました。土曜マチネなのに…。

 

そしてこの回は、今まで見た中では正直一番盛り上がりに欠けていたような…もちろん楽しめたのですが、熱量がなんとなく抑え目でした。

 


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以下、キャスト別感想です。

 

【アラジン:小林唯さん】

・念願叶ってやっとこさ観られた小林アラジン。見てる間ずっと(誰かに似てる…)って思ってたんですけど、綾野剛さんに似てません……??(特にあのすっきりした目元)

 

・小林アラジンの第一印象は、良くも悪くもとにかく「薄い」。お顔立ちがシュッとしてて薄め、体も薄め(筋肉はあるので細マッチョ)、表情もやや薄めでクールな印象、お芝居もリアクション含めちょっぴり薄め。低体温そうな、いかにも現代っ子っぽいアラジンでした。

 

・他のアラジンがシーザーサラダドレッシングとかソースとかケチャップだとすると、彼はソルト&ペッパーな感じ。特に島村アラジンや海宝アラジンと比較すると、同じ役?と思っちゃいそうなほど、テンションが違っていた気がします。

 

・いろいろ好みはあるかと思いますが、個人的にはもっと\主役は俺やで!!!!!!!/って主張をしてもいい気がしました。うっかりするとアンサンブルさんたちに溶け込みそうで…。笑うとすごくチャーミングだったので、もっとにこにこしてもいいのに~~!!

 

・歌は上手でした!が、小林さんならではの何かがあるともっと強くなりそうな予感がしました。

 

・そしてこちらも完全に個人的な好みなので申し訳ないのですが、声と喋り方があまり好きになれず…。やはり現代っ子な感じで、たとえば「ジーニー」じゃなくて「ジーニィ〜」と、語尾の母音を伸ばすような話し方をされていました。すこーしダラっとした印象を受けました。

 

・声のトーンも終始あまり定まっていないようで、笠松アラジンみたいに「アラジン」と「プリンスアリー」で変えているわけでもなさそうで、小林アラジン独自のカラーをつかみづらかったです。6人目ともなると、キャラクターの中に自分らしさを出すのは、なかなか難しそうではありますが…。

 

・小林アラジンの演技で好きだったのは、困ったり焦ったり取り繕うシーンがとても自然だったところ。プリンスアリーとして登場したらジャスミンに呆れられて、去っていくジャスミンに「あぁ!待って!」って思わず言う場面や、ジャファーに「アバブア国はどこにあるのか」と聞かれて一瞬迷った後、「あー…ここから一番遠いところです!」って言うシーン。すごくナチュラルだったし、もっとこの自然な演技を前面に出していけばいいのにな~と思いました。上から目線で申し訳ない(土下座)

 

・あと「いいな!!!」って思ったのは、ジーニーに「君はみんなに嘘をついてきたんだものなぁ。僕にだけ例外ってことないよね」って言われてる時の表情。最初はジーニーをじっと見つめているのに、逆にジーニーからの視線に耐えきれなくなったのか、スッと視線を外してました。

 

・いい意味でまだまだまっさらな小林アラジン。今後の成長(!?)に期待できる歌とお芝居でした。

 

 

ジャスミン:三井莉穂さん】

ジャスミン登場後、第一声の「お父様―っ!?」で

\\待ってました――――――――――――――//

って叫びたかったけど我慢しました(偉い)

長かった………1年ぶりにお会いできました…。三井さんずっと深海(リトルマーメイド)に滞在されていたので…。

 

・どのシーン見てても「え…好き…」ってなるんですけど(愛が重い)、特に喋り声がたまらん…可愛い…。ただ可愛いだけでなく、パワーがあってはつらつとしてるのも本当に好きです。

 

・演出変更後、全体的にお芝居のペースがすごく速く感じていたのですが、三井さん(とサルタン役の石波さん)は、以前とあまり変わらないペースでお芝居をしていた印象で、見ててすごく安心感がありました。

 

・三井ジャスミン&石波サルタンといえば、ジャスミン登場シーンで、あんまりにも三井ジャスミンが激しく怒っているので、それにつられたのか、めちゃくちゃヒートアップしちゃう石波サルタンが1周回って面白かったです。あんなに怒ってるサルタン久々に見たかも。

 

・「私……外の世界に出てみたいの!」の「……」の部分の開け方がとっても素晴らしかった~~(細かい)「こんなこと、口に出してもいいのかな?いいや、言っちゃえ!」みたいな、ジャスミンの決意があの「……」で伝わってきました。

 

・というわけで総括すると、三井ジャスミンがセリフをしゃべってる時の声と、よく響く歌声と、王女としてのプライドがエベレスト級なお芝居と、常にちょっぴりアヒル口で可愛らしいところが大好きです!!!!!!!!!!

 

 

【イアーゴ:吉賀陶馬ワイスさん】

・まさかの吉賀イアーゴ…!!登場した直後は(クロパンさん、何やってるんですか…)って印象でしたが、予想以上にイアーゴお似合いでした…!終演後には(あれ?初演からいらしたっけ…??)ってくらいのなじみっぷり。「爪がわれたー!」の場面が秀逸でした。笑

 


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三井ジャスミンに久々に会える…!とテンションが上がって思わずこんなネイルをしてしまいました。ジャスミンが市場に出ていくときの変装用ガウン。

実際に見てみたら、こんなお花柄じゃなかった………(凹む)

 

私のノート事情

 

幼い頃から「自分の気持ちを記録すること」が大好きです。インプットしたらそれを自分の言葉でアウトプットしたい。読書感想文は好きな宿題だったし、作文はノート1冊じゃ収まらなくて2冊をガムテープでくっつけて提出したこともあるくらい(担任の先生ドン引きしてた)

 

大人になってもこんな感じでブログ書いてるので、今でも文章をつむぐ作業は大好きです(でも想像力はないので作家になろうとは毛頭思わなかった)

 

 

そんな私が今つけてるノートは3冊あって

 

・観劇ノート

・映画ノート

・読書ノート

 

です。

 

 

観劇ノートは、A4無地ノートをダイソーで購入し、PCで作成したWordデータをわざわざコンビニのコピー機で印刷(B4見開きカラー)、B5サイズに1ページずつ切り分けて、テープのりでノートに貼っていきます。

 


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なんて面倒なことしてるんだろう私!?

 

と、最近気づいてしまいました。

 

これほどの回数を観劇していることを、家族は誰も知らないため、万が一このノートを見られたら私はおそらく人の形を失います(真顔)

 

なので物理的なノートを残すメリットが、今のところ何にもない。無駄にかさばるし。なんでこんな面倒な記録の仕方を考えついたのか、過去の私の胸ぐらつかんで問い詰めたい。

 

今年の分のノートはすでに作ってしまったため、年内の観劇分はとりあえず物理的なノートで残します。来年からはWordで作ったら、そのままPCとクラウドに保管しよ。

 

 

映画ノートは最初すごい凝ってたんですよ。

 


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こちらも毎年1冊無地のノートを購入して、見開き1ページごとに1作品ずつ感想を書いてました。映画館でもらったチラシを切り貼りしたり、印象的だったシーンやその作品のモチーフをイラストにしてみたり。タイトルはレタリングっぽく書いたりもしてました。

 

ただ社会人になったら、もうそんな凝ったノートを作る暇がなくなりました(当たり前)

 

時間がないことを言い訳にしたくなくて、今年は何とか書くぞ…と思いつつ、すでにノートに記録できてない作品は100を超えました。さすがにもう同じ形式で残すのは無理だと諦め、最近はインスタとFilmarksに記録しています。

 

ただ映画ノートに関しては、「紙に記録する」ことは続けたいので、このあと紹介する読書ノートのように、来年からは小さめのノートに感想を綴っていこうかなと。

 

 

今のところ順調に記録できているのが読書ノート。

 


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見開きで1冊、タイトルと著者、その年に読んだ◎冊目、あらすじを書き、あとは自由に感想を綴るルールにしています。

 

最近読書ペースがガタ落ちしてることもありますが、このサイズ感のノートだと、そこまでプレッシャー(?)にならないのでちゃんと続いてるのかも。

 

自分が面白いと思ったものは字が小さく、ページいっぱいの感想になるし、あまり興味を持てなかったものは字が乱雑に、文が傾いてたりして、とてもわかりやすいです。笑

 

 

最近は「文字を書く」ことが少なくなっているので、この習慣はずっと続けていきたいなぁ。

 

 

私のお気に入り:好きな映画館

 

現在ミュージカルに絶賛ハマり中のため、以前より映画館に行く機会がぐっと減ってしまいました。それでも年に20〜30本くらいは新作を観ているため、普通の人よりかは足を運ぶ回数は多めです。

 

ツウな映画ファンには邪道と思われそうですが、私はTOHOシネマズ愛好家です。まぁポイントカード持ってる(からなるべく選ぶようにしてる)ってこともあるけど…。あとTOHOシネマズのポップコーンが好き。

 

学生時代、たまに行ってた某シネコンでポップコーン買ったら、あまりにもボリュームが少なくて予告編で食べきった苦い記憶があり、味よりボリュームを重視してます(Lサイズを1人で完食する人より)

 

TOHOシネマズの中でも1番好きなのは日比谷かな〜。前は映画のチラシとか置いてなくて、映画館なのに映画色弱くて好きじゃなかったけど、最近特にこだわらなくなった(&映画のチラシを集めるのをやめた)ので、むしろすっきり広くて好きになりました。

 

あと日本橋も好きです。なんとなく。雰囲気が。笑

 

逆に新宿と渋谷は行かないようにしてます…。人が多いからなのか、いつ行っても混んでるし、客層がちょっとアレなので。

 

最近はめっきり行かなくなったけど、学生時代は単館系作品も好きでよく見ていたので、新宿武蔵野館とか、銀座のシネスイッチとか、目黒シネマも好きでした。単館系はこじんまりしたロビーに、映画館のスタッフさんが装飾してたりして、映画愛を感じられるところが多い気がします。

 

映画観に行きたいなぁ〜〜〜。