映画は未見でしたが、「next to normal」で望海風斗さんがとても素敵な役者さんなことを知ったのと、作品自体にも興味があったのでB席で1回だけ観ました。
「日本にこんなにソウルフルに歌える人たちがいるなんて…！」と感動した3時間でした。
ずーーっと同じ調子の歌唱が続くため、ちょっとメリハリが無いなぁ…と思ったのと、言い合いも歌でやるので疲れるなぁとも思いましたが、力強い歌を欲してる人にはうってつけの作品でした。
しかしこれ「ミュージカル」なのかな…？心情を歌うよりも、ショーアップされた楽曲の方が多かった気がするので…。ミュージカルとショーの狭間の印象でした。
物語は…エフィがちょっとあまりにもわがままなのでは？という感じが否めなかったので、映画だとどう描かれてるのか気になります。
ディーナに、グループのセンターもカーティスも取られた挙句、カーティスの子を身ごもってしまったのは確かに大変な状況ではあるけれど…。
全体を通してシンプルに痴話喧嘩が多かったな（真顔）「MEAN GIRLS」もそうでしたが、「オンナって嫉妬深いよねぇ」みたいな描写はあんまり好きになれません。
男性陣のキャラクターがことごとくク○だったの何！？（特にカーティスとジェームズ）黒人の地位を高めるためなのか、自分の野心を遂げるためなのか、目的が途中でごっちゃになってた気がします。
役者さんは全員素晴らしかったです。特にびっくりしたのらエフィ役の村川絵梨さん。2021年に「The Last 5 Years」で観てるはずなのですが…まさかあんなにパワフル歌唱ができる人とは思ってなかったので、パワフルに歌いまくる姿に腰抜かしました。
望海さんは、個人的には「next to normal」のダイアナの方が好きでした。というか、どう考えてもこの作品、エフィが主役では…？
望海さんがエフィ役でも良かったんじゃ…と一瞬思ったんですが、あの役はシングルだと大変そうですし、そうなると興行的には望海さん並みの力量と知名度と人気を持つWキャストを立てなきゃいけないので、それはそれでハードル高そうです。
カーティスとジェームズを演じたspiさんと岡田さんはどちらもかっこよかったですし、男性陣ではわりと良心的だったキャラのC.C.を演じてた内海さんは、拝見するのは「アナスタシア」以来でしたがさらに良い役者さんに成長されたなと、勝手に保護者目線で見守っておりました。
