Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

ドラマ「岸辺露伴は動かない」(9話):究極の医食同源

www.nhk.jp

 

2020年末から放送され、その摩訶不思議な世界観に惹きこまれた「岸辺露伴は動かない」シリーズ。昨年公開された映画を挟んで、ドラマ放送は1年半ぶりでした。

 

先週の放送から1週間が経ち、感想をブログに残しておきたいな~とぼやぼやしている間に

高橋一生さんと飯豊まりえさんがめでたくゴールイン…!

 

以前少し噂が立ったお二人ではありましたが、やはりそうだったのか!と。ちょうど勤務終わりにスマホを開き、Twitter(Xとも言う)で第一報を目にして危うく叫びかけました。いやはや、本当におめでとうございます(くす玉ぱかーん)

 

さて今回の露伴先生は、前半:食べたら『健康になる』レストランでのたうち回る→後半:アワビに襲われてのたうち回る。さながら2本立てのような物語でしたね。

 

原作は相変わらず未履修のままなのですが、どうやらジョジョ原作の2つのエピソードを盛り込んだ回だったようです。

 

前半は、とあるイタリアンレストランに立ち寄った露伴先生と編集の泉さんが、そのレストランの主であるシェフのトニオに「自らの身体の不調」をズバリ言い当てられた挙句、トニオの料理を食べると(一時の苦しみを体験した後に)その不調がすっかり治ってしまう、というエピソード。

 

寝不足の泉さんが、出されたお水を飲むと涙が(文字通り)滝のように流れてすっきりした気分になる…というのはまだ良かったものの、肩こりに悩まされている露伴先生が料理を食べると、凝っている肩からみるみるうちに垢が剥がれ落ちる…というのは、正直不気味極まりなかったです。

 

食べると健康になる!と書くとめちゃくちゃいいじゃん!ってなりますが、そのときだけとはいえ肩から垢がべろべろと剝がれ落ちるのは嫌だなぁ…。笑

 

この一連のシーンは笑うべきなのか怖がるべきなのかわからない、絶妙なテンションで繰り広げられており、あの撮影空間もさぞかしシュールな雰囲気だったのだろうと思います。

 

後半、というかほぼ終盤15分くらいは、トニオが探し求める「ヒョウガラクロアワビ」を、露伴先生とトニオが密漁しに行くという、NHKで放送して大丈夫なのだろうかというエピソード。笑

 

オチとしては、結局2人はアワビの密漁はしておらず、幻のアワビを食べたタコを持ち帰って調理する(=その幻のアワビを食べたタコにも、同じ栄養素が入っているだろうということで)、という結末になっていましたが、原作はどうだったんだろう。ちょっと気になります。

(ちなみにあの海岸でタコを捕獲するのはOKだったようです)

 

しかしこれだけ少人数で描かれるドラマでも、キャラクターが立っていて脚本がしっかりしていたら、50分濃密に楽しめるんだよなぁ。原作の強さはもちろん、実写化にかかわっている方々の力量を改めて感じた回でした。

 

………ご夫婦になってもぜひとも続編を…!お待ち申し上げております(五体投地