Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

映画「アトミック・ブロンド」:現実味のあるアクションシーン

映画「アトミック・ブロンド

監督:デビッド・リーチ

出演:シャーリーズ・セロンジェームズ・マカヴォイソフィア・ブテラ、ビル・スカルスガルド、ジョン・グッドマントビー・ジョーンズエディ・マーサン、他

 

(あらすじ)

冷戦末期。MI6の諜報員ロレーン(シャーリーズ・セロン)はドイツ・ベルリンに潜入していた。彼女の使命は、世界の命運を左右するとあるリストを奪還すること、そして裏切り者の二重スパイを探すことだった。

ロレーンは同じくMI6の諜報員であるデヴィッド・パーシヴァル(ジェームズ・マカヴォイ)と共に諜報活動を始めるが…。

 

 (感想)

シャーリーズ・セロンのスパイ映画なんて見るしかないじゃないですか(叫)

というわけで、公開当時映画館まで足を運びました。

 

事前に予告編を見た印象だと、「キングスマン」や「コードネーム:UNCLE」のような、軽妙かつスタイリッシュなスパイ映画をイメージしてたんですが、ちょっと違いました。うーん、「007」をよりダークにした感じ…かな?「裏切りのサーカス」ほどではないですが、物語も結構複雑で、エンターテインメントに特化したスパイ映画ではありませんでした。

 

とても印象的だったのは、アクションシーンに妙な現実味があったこと。個人的にとても好きなポイントでした。色んなアクション映画を見てきましたが、たいてい主人公が不死身で、たとえどんな爆破に巻き込まれても、どれだけ殴られても、あんまり露骨に傷ついたりしない気がしますが(与えられてるダメージに対して傷が小さく見える、というとわかりやすいか)、今作は敵にやられたローレンが、殴られたり蹴られたりした分だけしっかり傷とアザだらけになる。銃を使うよりも肉弾戦が多くて、人間の肉体がぶつかり合う生々しいアクションシーンが見られました。

 

そして戦うシャーリーズ・セロンはハチャメチャにかっこよかったです…!