祝!帝劇千穐楽!の回でした。
古川さんは毎年のように帝劇作品に出演されてますが、全公演完走できたのは2019年エリザ以来だそう。ご本人は2018年M!以来だと思い込んでましたが…。笑
初見は「いやまじで(悪い方面で)ヤバいやつだこれ」と絶句してたものの、観劇3回目くらいから「あれ、これ結構ハマるやつでは…?」となり、最終的には「定期的に浴びたい」までいったので、LUPINは7%に薄めたコカ◎ンです(観た人にしか伝わらないネタ)
以下、簡単な感想メモです。
・加藤イジドール、ソワレもセリフでやらかしておりました(汗)
ホームズにサインをもらったエミール(=ルパン)に対して、本来ならば「ホームズマニアなんですか?」と言うところを、「ルパンマニア…………ホームズマニアなんですか?」と言ってしまい、それを受けて古川ルパンは、本来のセリフではなく「そーだよ」って返してました。笑
・細かく挙げるとわりとたくさん好きなシーンがあるんですが、数回観て気づいた「それ、私めっちゃツボです」だったシーンがあります。
2幕ラスト、歌いながら舞台上を闊歩するルパンは、基本的に誰とも目が合わないんですが、唯一クラリスだけは、最後の最後にルパンと目を合わせてにっこりしてはけていくんですよ…!
例え変装してても、彼女にだけはルパン(=ラウール)が見えてるのが素敵だなぁと。そして真彩クラリスの笑顔が本当にかわいかった〜!あの笑顔を受けた古川ルパンの反応は全然見えなかったので、どんな顔してるのか見たかったです。
・冒頭とラストの長いマントをつけた古川ルパン、もし私が幼い頃に見たら絶対に「タキシード仮面って本当にいるんだ!」って思ったはず(セーラームーンど真ん中世代)
・マント…と言えば、♪ルパン現る♪の曲中に♪長〜いマントを翻して♪という歌詞があるんですが、そこでマントひらひら〜みたいな振り付けを踊る古川ルパンの手の動きがすごく好きです(細かすぎて伝わらないツボ)
・同じく♪ルパン現る♪、基本的にこの曲はアンサンブルさんが歌い繋いでいく感じですが、途中古川ルパンの歌唱パートがちょこちょこ入ってました。アンサンブルさんたちの声の中に突然古川さんの声が入ると、やっぱこの人の声好きだなぁと改めて感じました。
いわゆる「ザ・グランドミュージカル」の歌唱にはあまり向いてないのであろう、良くも悪くも甘めな声質ではありますが、だからこそ個性的で、ポップスみたいな楽曲であればこういう声の方がしっくり来るのではと感じました。
・古川ルパンの回し蹴りの脚のリーチ長すぎて笑っちゃいました。「黒執事」思い出すなぁ(映像でしか観たことないけど…)
・小西ホームズ、千穐楽では女装バレシーンでおおげさに床に倒れ込み、おおげさに嘘泣きしてましたw
・真風伯爵夫人は、実年齢が古川ルパンとあまり変わらないので、魔性の女が年若い男を引っ掛けるというよりは、そのまんま女詐欺師vs怪盗みたいな印象でした。ジェームズ・ボンド&ボンドガールみたいな図式で観てみたかったなぁこの2人。真風さんは宝塚時代にボンドを演じてますし…。
ちなみに例の拷問シーンの古川さんを観た時に「『カジノ・ロワイヤル』のときのダニエル・クレイグのボンドみたいだなぁ…全裸じゃないけど」ってなりました(やめなさい)
・にしても真風さんの美脚!!!!!!!!
・真風伯爵夫人のラストシーン、セリフ回しが天才すぎて客席から爆笑起こるのが最高…!そこまでのシーンは比較的クールに振る舞ってるので、本性を表したときのあの振り切れた感じが面白かったです。
・真彩クラリスのリアクション芸が磨かれまくってたのも良かったです。最終的に笑いを取るまでになってましたw
・公演が始まる前、オーケストラの皆さんがお互いに「がんばろー!」ってガッツポーズ送り合ってたのが見えました。2階席後方だからこそ見えた素敵な光景でした。
・B席のど真ん中でしたが、現帝劇で古川さんが0番(=主演)に立つのはこれが見納めなのかな…と思いつつ、冒頭とラストに真ん中で歌い踊る古川ルパンを目に焼き付けました。
(年明けに「モーツァルト!」上演が発表されたので全然ラストじゃなかったんですけどね。笑)
「LUPIN」は「古川さんってかっこいいんだなぁ」と、改めて(?)実感する(??)作品でもありました。あんなに何着ても似合う人、そうそういないと思いますし、彼が主演だからこそ成立する作品でした。
(書き下ろし作品なので当たり前かもですが…)
・ソロのカーテンコールでかっこよくはけようとした古川さん、いつもみたいに華麗にマントを翻そうとするも、マントがもたついてしまい、おろおろしてて可愛かったです。普通にマントを翻すところからやり直せばいいのに、「もう一回!」みたいに人差し指立てたと思ったら、お辞儀するところからやり直し始めて笑いましたw
・千穐楽だからか、普段だったらソロカーテンコールで終わりますが、拍手が鳴り止まず再度古川さん登場。「みなさん!!!!本当に!!!心の底から!!!ありがとうございました!!!!暗いから気をつけて帰ってください!!!」って強制終了してました。笑
もう2度と今の帝劇で観られないのかぁと思うとかなり寂しいです。でもとっても楽しい3週間でした!