Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2023.11.15 ミュージカルピカレスク「LUPIN~カリオストロ伯爵夫人の秘密~」ソワレ公演:思いがけないハプニング発生

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初日が終わった時点では「マチソワでこれ観るのちょっとキツそう…」と思ってましたが、全然平気でした。なんなら全力で楽しみました。笑

 

ソワレは1階前方列の下手側サイドブロックの席でした。マチネでは観なかった部分を、なるべく観るようにしました。できてたかは別にして…。


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この回は、とあるハプニングが印象に残ってしまったので、そのこと+初見だった真風伯爵夫人の感想+その他雑感でメモしていきます。

 

・2幕序盤、歌姫アネットに扮した古川ルパンが登場するシーン。巨大ドレス装置(?)に乗っかってキュートに歌い始めた…と思ったら、一瞬のどのあたりに手を当てた古川さん。そのまま歌詞が途切れ、再び歌い出せないまま、めちゃくちゃ満面の笑みを浮かべながら、リズムに乗ってこくこく頷きながら黙り込んでしまいました(驚)

 

客席もさすがに「え????」と戸惑った雰囲気になり、私も思わず「え、嘘ヤバくない?」と、思わず声が出ておりました(ぼっち観劇なのに)

 

観てるこちらが謎の冷や汗をかいてしまいましたが、2〜3小節くらいをすっ飛ばし、その後は何事もなかったかのように歌ってました。

 

結局歌詞が飛んだのか、アネット用の声がとっさに出なかったからそのフレーズだけわざと飛ばしたのか、真相はよくわかりませんが、ミュージカルを見始めて数年、あそこまで歌詞飛ばした人を初めて観たので、こんなハプニングあるんだ!?と思いました。

 

不幸中の幸いと言っていいかわかりませんが、アネットのシーンで良かった…のかも?「てへ♡飛ばしちゃった♡」みたいに、にこにこしてる古川さん、最高にかわいかったので。笑

 

・はじめましてだった真風伯爵夫人。

柚希さんが「柔」なら真風さんは「剛」。お顔立ちや体つきも含め、まだ「男役」が抜けきってなさそうな印象でした。ドレス姿も素敵でしたが、圧倒的に燕尾服がしっくりきてました。

 

身のこなしも男性っぽいかな?なのでルパンとの絡みにあまり色気を感じなかったです。ただ足が本当にめっちゃくちゃお美しくて、ご本人もそこを武器にしてそうな見せ方をしてる印象を受けました。

 

歌も(ずば抜けてという感じはなかったけれど)普通に上手で、セリフ回しは、語尾で少し息を抜く感じは好き嫌いがありそうかなと。「何百年も生きてる美魔女」っぽさがあるのは、柚希伯爵夫人かなと個人的には感じました。

 

ところでジェーブル伯爵→カリオストロ伯爵夫人と正体がバレるシーン。伯爵の上着を脱いだら中に着ていたシャツのボタンがちゃんと留まってなかったようでしたが、とっさに後ろを向き、ボタンを素早く留めてくるっと客席に向きなおっていて、さすが舞台慣れしてるなと(小並感)

 

・イジドールがガニマールから逃げ回ってるとき、自分を盾にされた古川ルパンがほっぺぷくーってしてて可愛かったです。

 

・レオナールって本当に夫人がいるところ全部にいるんですね!?(今さら)デティーグ家の夜会では、いっつも古川さんしか観てないのでこの回でやっと気づきました。

 

・拷問シーンは相変わらずどんな顔して見りゃいいんよってなるんですが、古川さんのバッキバキの上半身はともかく、お肌まっちろすぎてびっくり。生まれてこの方1度も陽の光浴びてませんみたいな驚きの白さ(漂白剤のCMみたいな例え)

 

・ボーマニャンのソロ曲、歌唱のアレンジの仕方は各々で違うだろうなと思ってましたが、振りつけとか立ち位置もちょいちょい違うような?気のせいかしら…。

 

・レオナールが宝箱を奇岩城から下ろすときの映像、初日は奇岩城から離れた小舟にロープで渡してましたが、この日は小舟の位置が奇岩城の真下にあって、そのまま真下に宝箱下ろしてて、そこの整合性【は】気にするんだ〜って1人で笑ってました。笑

 

・ホームズさん何回見てもおもろいですし、小西さん的にアレで納得してるのか聞いてみたいです(真顔)

 

・ソロカテコの最後、舞台下手側にはけるときにちょっと目を細めてからばさぁってマント翻してはけていった古川ルパンが最高にかっこよかったです…!