この日は「LUPIN」マチソワ観劇でした。まずはマチネから。
座席が、マチネは最上手ブロック、ソワレは下手サブセンターブロックだったので、昼夜でまるっきり反対側から観られた1日になりました。比較的舞台からも近く、間近で贅沢に堪能できました!
マチソワしたくて何度か抽選に応募して、最後にやっと当たった回だったんですが、ロビーに入ってその理由が判明。なんと見渡す限り大量の高校生が。え、この作品を「芸術鑑賞会」として観る…?劇団四季に行ったほうがよくない?(真顔)
そして席をつぶして大きなカメラが何台も入ってた撮影回でもあったので、通常よりも一般客が少なめな特殊な回でした。
ルパンの立ち位置が舞台上手側なことが1幕は多くて、古川ルパンが本当に目の前に立ってる…!というシーンがちょこちょこありました。
間近で観る古川ルパン、本当に本当に本当にかっこよくて、ただただ美しくて、ちょっと途中どうかしそうなくらいドキドキして心臓痛かったし呼吸困難にもなりました(痛いヲタク)ここまでどストレートに「古川さんってかっこいいんだなぁ」と思ったの、もしかしたら初めてかもしれません(今さら)(私の中では【かっこいい】よりも【おもろい】なんですよね)
1幕前半、ルパンがルイ・バルメラ(だっけ?)に扮してるシーン、客席側に視線を向けた瞬間バチっ!と目が合って(合ったことにしておいてください)息止まりました。ちなみに一応オペラグラスは持っていったけど、膝の上に乗せたまんまとうとう使いませんでした。笑
終始古川さんの"美"にやられ続けた3時間だったので、初見ほど「ト◎チキ」を感じることはありませんでした。ただやっぱり1幕はちょっと中だるみを感じたかなぁ。
あとルパンが歌う曲、バラード2曲もいらなくないですか?クラリスのこと好きなのはわかったから(おい)かっこいいダンスナンバーもう1曲欲しかったです(わがまま)
以下、感想メモ。シーンは順不同です。
・この回初見だった立石ボーマニャン、「え、これ本当に立石さん?」ってくらいイメージが違っててびっくりでした。黒羽ボーマニャンは、「エリザベート」のルキーニや「るろうに剣心」の志々雄でダークなイメージが元々ありましたが、立石さんのダークなキャラと言えば、私の中では強いて言うなら「黒執事」のセバスチャンくらいなので…。
黒羽ボーマニャンほどわかりやすく「悪」ではないので、もう少しキャラ濃いめにしても良さそうだなとは思いました。ただ2023年の「エリザベート」で、あの弱々しそうなルドルフを演じてた人とはとても同じと思えず、出てくるたびにそのギャップの大きさに感心してました。
「太平洋序曲」のジョン万次郎役で観たとき、「この方、こんなに楽しそうにお芝居するんだ」と思ったこともあり、今回もなかなかノリノリに演じている印象なので、ここ1年での役者さんとしての成長を感じられました。
・マシバン博士のマスクをばっと取った瞬間の古川ルパンの顔、あまりにも美しすぎるので世界遺産にしましょう(謎)
・まだ2回目の観劇だったのに、脳内で延々古川ルパンが♪ジュマペールパ~ン♪って歌うようになってしまいました助けて(真顔)
・楽曲は全体的にクセ強めなので、1回聴いただけだと全く馴染めなかったんですが、この後のソワレ含めて3回聴いたら、全楽曲の半分は鼻歌でメロディを歌えるようになってしまってました。ドーヴ・アチアさん(今作の作曲担当)って何者なんです?!
・歌詞もセリフも、「あえてその言葉使う?」みたいな古い日本語だったのは、ルパンが生きた時代に沿った言葉にしたいからなのでしょうか。今どき「純潔」だの「お給金」だの、使う人いないような…?この辺は原作小説読むしかなさそうです。
・ガニマールに(ルパンの)顔見たことある?って歌いながら聞く古川ルパン、両手人差し指で自分の顔指しててかわいいがすぎる(天を仰ぐ)
・1幕ラストでルパンが伯爵夫人の味方し始めるの、この後3回目を観てもわけわからんかったからそういうことです(?)
・伯爵夫人とレオナールの「女王様と奴隷の恋」(byボーマニャン氏)、私はわりと好きな関係性です。
・顔は完璧にかわいいのに、腕があまりにも「「「「男」」」」な古川ルパン扮するアネットちゃん。あのりりしい眉毛を隠すとなんとかなるもんですね…。
・レオナールがルパンを拷問するときの上裸サスペンダー、服装として謎すぎるだろって思ってたんですけど、もしかして…………………(以下自重)夫人とレオナールの会話の中で「案外普通の男だったわよ」といった夫人の意味深セリフがあったので、ということは、その前に夫人とルパンは…………(以下自重)
ちなみにこの直前、ルパンと夫人の乾杯からのタンゴシーン(夫人の嘘の秘密暴露ソング)、舞台からはけるときに古川ルパンが変なもの飲まされた人の反応をしてることに、この回で気づきました(遅)
・初見で一切オペラグラスを使わなかったということもありますが、舞台近くで観たらみんな芝居が細かったです(当たり前体操)
特に2幕中盤のルパン・クラリス・ボーマニャン・伯爵夫人の4人での謎のダンスシーン。真彩さんの表情管理が素晴らしかったです。脚本があまりにも大味すぎるので、なるべく芝居で埋めていくんでしょうね…。エンタメに振り切った作品って、役者さんはある意味大変そうです。
・1幕ラストにホームズのハートを盗む柚希夫人のウィンクを見た私:私のハートも差し上げますね!!!!!!!!!
・蝶ネクタイゴンドラ、本当は古川さんをワイヤーで吊るして飛ばすはずだったらしいんだけど、結局あの形になったらしいです。確か「SHOCK」で堂本光一さんがやってるはずなので、理論的には不可能ではないはずなんだけど…古川さんって高所恐怖症だったような?
(「エリザベート」のトートの最初のスタンバイも「うわぁぁぁ高いー!」って思いながら待ってるらしいので)(かわいい)
開演前の舞台装置との親和性(?)を考えて蝶ネクタイになったんだと思いますが、やっぱり凄まじいほどの違和感なので、あれだったらいっそ装飾は何もない方が良かったのでは、とすら思います。「ウィキッド」1幕ラストでエルファバが【飛ぶ】仕様と同じにすれば良かったのでは…。
・クラリスに「ラウール」って呼ばれた古川ルパン、「そ、そう呼びたい?」ってちょっとドギマギしてたのめちゃくちゃかわいかったなぁ(唐突な小並感)
・ラストに舞台上手側の舞台セットから降りてくる古川ルパンを、恐らく撮影しているカメラマンさんを除いたら、帝劇内で1番近くで眺めることができました。本当に神々しくて、危うく拝みかけた(合掌)