※どうでもいい話。本当は25日ソワレも観劇してました。が、わりと膨大かつ丁寧に書いた感想メモの上から、うっかり別データを上書きしてしまい…頑張って書いたのに…涙
帝劇前楽&黒羽ボーマニャン大千穐楽回でした。
「この回を抜いたら、あと1回しか帝劇で観られないのか…」と思ったら無性にさみしくなりました(真顔)
あと帝劇楽観終わって気づきました。私この回が柚希伯爵夫人の楽日だったんじゃん(真顔)(柚希さん、「カム・フロム・アウェイ」があるから長野公演出ないんだった………………)
黒羽ボーマニャン&柚希伯爵夫人メインの簡単な感想メモです。
・黒羽ボーマニャン、やはり1人だけ熱量が違ってました。帝劇公演は3週間のみ。しかもWキャストのため、さらに出演回数が少なかったのですが、本当にハマり役だったのでもったいないなぁと。
私の印象では、本当に「ザ・悪役」な黒羽ボーマニャンでしたが、2幕でルパンの部屋にいるクラリスと再会したとき、クラリスに話しかける口調や声のトーンが、それまでのシーンよりも少しやわらかくなっていました。
あのお芝居を観ると、ボーマニャンは本当にただただクラリスのことを純粋に好きだったんだろうなぁと感じられました。あとボーマニャンがクラリスを好きな理由も、多分ルパンと同じく「何にも染まらないピュアさ」なんだろうとも思ったり。
・♪世界をこの手に♪は、終盤にがなりを入れながらの大熱唱。歌唱だけで言ったら、個人的にはやっぱり黒羽ボーマニャンが好きですね…。
・2幕ラストのルパンとの決闘、11/15マチネ回を観た時は立石ボーマニャンの方がキレ良く感じたんですが、そういえば黒羽さんは志々雄真実でもあるので(突然のるろ剣)、殺陣の美しさや手慣れた感じは黒羽ボーマニャンの方があったかもしれません。
この回は黒羽ボーマニャンが発する殺気が尋常ではなく、このまま古川ルパンが押し負けてしまうのではとすら思ったくらい。ルパンの腕を剣で切りつけた黒羽ボーマニャンが、血のついた剣の刃を腕で挟んでスッと抜いて拭ってたの、剣さばきに慣れた剣豪がやるやつでした(かっこよすぎる!)
・カーテンコールでは、一足先に大千穐楽ということで、黒羽さんからご挨拶がありました。
劇中とは全く違う「この人めちゃくちゃ愛されてるんだろうなあ」と思える雰囲気をまとって挨拶されてました。
挨拶の第一声が、爽やかな「こんにちは!黒羽麻璃央です!」で、こりゃみんな大好きになってしまうわ…!
黒「今日ソワレもあるから短めにいきます!」
(隣で何やらちょっかい出す勝矢さん)
黒「え?もっと長く話していいんですか?もうね〜勝矢さんずるいんすよ。始まる前に楽屋来て『本当にありがとうなぁ』とか言うからこっちはもう…(涙を拭う仕草)
黒「えっと、皆さんに2点伝えたいことがあります」
急な業務連絡感w
黒「まず、僕は基本的に千穐楽は達成感を覚えることがほとんどなんですけど、今回に限っては本当に寂しい!!!!!でもそうやって寂しいと思える作品に出会えたのは幸せなことですし、小池先生はじめプロデューサーの方々が僕をこの作品に巻き込んでくださったおかげです」
黒「2点目は巷で話題のあだ名問題なんですけど」
(隣で笑い始める古川さんw)
黒「あの、座長の古川くんのことをね、なんて呼ぼうかって立石俊樹と考えたんですよ。皆さんは『ゆん』って呼んでると思うんですけど、後輩の僕らからするとちょっと『ゆん』とは呼びづらくて。で結局決められなかったんすけど、今日決めます!」
黒「古川くんって本ッッッッ当にいい匂いがするんですよ。もうなんかフェロモン出してるんじゃないかってくらい。だけど『フェロモン古川』だと長いじゃないすか。
だから短くして
『モンた』」
(古川さん大爆笑w)
黒「ちなみに『モン』はカタカナで、『た』はひらがなでいきましょう」
古「どうも、モンたです〜」(ぺこり)
黒羽さん、巷で話題っておっしゃってましたが、その話題が出たの、古川さんのFC貸切回なので!!!!!一部の古川さんファン界隈でしか話題になってないので!!!!!w
その後、古川さんが「これYouTubeに載るから」って言った瞬間、黒羽さんがめちゃくちゃ焦り始めて「え、これYouTubeに載るの…?怒られたらどうしよう」って言ってて笑いました。誰に怒られるんだろ(事務所とか?)
カーテンコールラストも、いつもは古川さんソロで登場されますが、今回は黒羽さんも一緒に。古川さんに促されながら舞台上手→舞台下手→中央と、不慣れな感じで挨拶してるの、めちゃくちゃ「組長と舎弟」みたいで可愛かったです(「恋と弾丸」のパラレルワールドみたいw)
・柚希伯爵夫人は、魅せ方がすごく上手かったです。古川ルパンより実年齢がしっかり上なので、例の拷問シーンで「若くてかっこいいからってあたしが引っかかると思う?」みたいなセリフがめちゃくちゃしっくりきました。
全体的に「あのルパンすら翻弄されてしまう魔性の女」感がたっぷり出ていて、本当に素敵でした。
・一方で男装シーンは、やはり退団からそれなりの年月が経ってるからか、自然さはあまり感じられなかったかも?「男役としての仕草と表情」をしっかり出そうと心がけてる印象を受けました。
ルパンとクラリスがジェーブル伯爵家から逃げ出すシーンで、2人をピストルで撃ちそこねたとき、「ちくしょう…!」って呟いてたのは、男気溢れてて好きです!
・ところどころの滑舌がどうしても気になるのは、「風の又三郎」でも「ビリー・エリオット」でも感じた部分です。
・色々調べていたら、「礼音」という芸名の由来が、とにかく歌が下手だったがために、「音への礼儀を持つ」という意味で名付けた芸名らしくてびっくりしました。確かにがっつりミュージカル歌唱ではないけれど、そんな由来が信じられないほど歌うまいなぁと思いましたし、あの独特なハスキーボイスがとっても色っぽかったです。きっと長年努力を重ねてこられたんだろうなと思いました。
・加藤イジドールくん、盛大にセリフを噛んだ件。登場時に「これまでのルパンの犯行とは明らかに異なる〜」という、立て石に水なセリフがあるのですが、おそらくセリフが飛んでしまい、もう何言ってるかわからんけどとりあえずモニョモニョと謎の言葉を続けて強制終了したところ、それを受けて勝矢ガニマールが「はあ?」って返して笑いに変えてました。ナイスアシスト、勝矢ガニマール!
・小西ホームズ、女装バレのときに猫ポーズしながら「にゃん♡」とか言い出して、もうあれを毎回小西さんが考えてるんだと思うとそれだけでかなり面白いですw
・古川ルパン、基本的に文句なしなんですが、初日からど~~~~~~~~しても気になるのが(というか、古川さんの歌い方で前から気になってるのが)♪生きてきた~~~♪が♪ひきてきた~~~♪に聞こえる歌い方。「い」より「ひ」と発音したほうが歌いやすいのかもしれませんが、あそこだけ毎回めちゃくちゃ気になってしまうんですよね…。