Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2021.6.13 ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」マチネ公演(東京公演千穐楽):ミュージカル界の未来は明るい!

「ロミオ&ジュリエット」2021年公演、3度目の観劇。

 

前楽ソワレを観て、帰宅してご飯食べて寝て起きてまた赤坂行って、千秋楽マチネを観るという、なかなかのハードスケジュールでした。全キャスト制覇を、最低限の観劇回数かつ自分のスケジュールと照らし合わせて、できるのがこのスケジュールしかなかったんよ(もはや執念)

 

天翔ジュリエットと大久保マキュが、千秋楽にしてはじめましてのキャストでした。ロミオ、ベン、ティボ、死に関しては、この回がベストかな〜と。でもティボは立石さんも好きです!


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以下、メモ程度のキャスト別感想です。

 

【ロミオ:甲斐翔真さん】

・「マリー・アントワネット」のときは、あのガタイの良さが甲斐フェルセンを軍人らしくしていたのに、今回は大きな体躯を持て余す子供みたいに見えたのが面白かったです。神父様の言うとおり「身体だけはでかくなったなぁ」がぴったりハマる甲斐ロミオ。

 

・感情表現は、やはりもう少しコントロールできると良い気がします。今回は東京公演千秋楽ということもあって、多少力も入ってたと思いますが、それにしても怒号のような♪世界の〜すべてが〜闇に〜沈んだ〜♪にはギョッとしてしまいました。絶望というよりも怒りの表現が大きかったのは斬新でしたけど…。

 

・天翔ジュリエットとの組合せだと、これぞ「ロミオ&ジュリエット」!と言いたくなるくらい、世間知らずの箱入り息子と箱入り娘が出会って、はじめての恋に落ちてしまう…という組合せでした。憎しみに満ちたヴェローナで咲く美しい恋の花…(急にポエマー)

 

・動きももう少し身軽になると良いのかな…?すごくのっそりしている印象でした。(それがどこかかわいくも見えたり)

 

・カーテンコールで「僕は、エンタメは世を救うと信じてるので!」と力強く話す姿に拍手!前楽の黒羽さんの挨拶もしっかりしていて、お2人ともお若いのに素晴らしいなぁと、勝手に感慨深くなるアラサーの私。笑

 

・ちなみにこの日の夜にインスタライブをやっていた甲斐さん。わざわざそんな疲れてるであろう時にやった理由が「みなさんの存在を近くに感じたいから」だそうです。リアコ製造機か?????(真顔)

 

・もう少し先になるとは思いますが、甲斐ヴォルフガングはいつか観てみたいです…!多分やるでしょ!!(確信)

 

【ジュリエット:天翔愛ちゃん】

・色んな意味で「私はまだ何も知らない16の乙女だけれど」がこんなにハマるジュリエットおる!?!?!?

 

・初ミュージカルということで、おおかた予想通りではありましたが、歌があまりにも不安定で、プロの集団に投げ込まれた素人状態でした。

 

けれど、そんな状況だからこその表情だったり芝居が見られて、投げ込まれた以上、全力でぶつかってやる!という力強いオーラも感じ、これはこれで貴重だなと思いました。声質は綺麗だったので、これからどんどん力をつけていってほしいです。

 

・舞台メイクがとても映えるお顔立ちですし、スタイルも良いので立ち姿も舞台映えしてました。そしてくしゃっと笑ったときの顔がなんともキュート…!

 

・お父さんが早めに子離れしてくれると良いのでは…。最前どセンターで観劇してたって聞いてドン引きしました。ビジュアル撮影にも同席してたらしくてさらにドン引きしました。

 

【ベンヴォーリオ:前田公輝さん】

・前回公演と印象変わらず。個人的にすごく好きなベンヴォーリオでした。

 

【マーキューシオ:大久保祥太郎さん】

・死ぬ時のお芝居がすごく良かった…!片手をロミオの顔に当てて、もう一方の手でベンヴォーリオの手を探してて、ちゃんと3人で仲良かったことが伝わってきました。

 

・歌は♪マブの女王♪が一部怪しかったけど、他は特に問題なかったので、今年のマキュは2人とも歌がうまかったです。

 

【ティボルト:吉田広大さん】

歌がうまい(前日ぶり5回目)

 

・吉田ティボルトは、歌手になったらきっとジュリエットパパも認めてくれるのでは…と思ってしまった件(現実とお芝居がごっちゃになるやつ)

 

【死:堀内將平さん】

・堀内「死」は、多分好みが真っ二つに分かれる「死」だと思いますが、私はめちゃくちゃ好きでした。

 

・堀内「死」だと、ヴェローナの人たちが死に操られて憎しみや怒りの感情を余分に引き出されてるように感じました。なので、ロミオとジュリエットの愛が育まれるのを、あの手この手を使って阻止しようとする、1つのキャラクターとしてとらえられた気がします。

 

・♪憎しみ~エメ♪は本当にホラーでした(震)

 

・最後の死にっぷりがお見事なので、ロミオとジュリエットの確固たる愛の力と、ヴェローナの人たちが和解をすることで勝ち取った平和の力で死をやっつけました!!って感じの幕引きでした。ヴェローナ VS 死の対立構造。

 

演目自体はもちろん、これからの活躍が楽しみになる役者さんにたくさん出会えたので、大収穫のロミジュリ2021でした!

小説「新参者」:ミステリーだけどほっこり

「新参者」:東野圭吾

 

(あらすじ)

日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。

着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。

手がかりをくれるのは、江戸情緒残る街に暮らす普通の人々。

「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。

大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へとつながっていく。

 

(感想)

殺人事件を解決する、れっきとしたミステリー小説なのですが、読んでいる間も読後もなぜかちょっとほっこりした気分になれちゃう、不思議な物語です。

 

「みんなどんだけ秘密持ってるんだよ!」と、つっこまずにはいられないのですが、人間生きていれば隠しごとの1つや2つあるものですよね。と思ったら納得でした。

 

一見無関係に見える九つの短編が、最終的に1つの事件の解決に繋がっていく構成の美しさが好きです。それぞれの短編(章)も非常によく練られていて、謎解きばかりでなく、人情味溢れるストーリー展開で、心があたたまります。

 

特に好きなのが、第三章の「瀬戸物屋の嫁」。いがみ合ってばかりかと思っていたお嫁さんとお姑さんが、実は誰よりもお互いのことを思いやっていたという結末に、読んでいて思わずにっこりしてしまいました。

 

この小説を基にしたドラマも面白かったんですよね~。阿部寛さんの加賀恭一郎が本当にかっこよくて…。ちなみにドラマ放映時に、この物語の舞台となっている日本橋付近を巡ったことがあります。人形焼きも食べたし、水天宮も行ったし(これは「麒麟の翼」だったかな…?)、加賀さんがいつも買い損ねてしまうたい焼き屋さんも行ったし、おせんべい屋さんにも行きました。

 

またこの小説を読み返したときに、日本橋を歩いてみたいな~!

2021.6.12 ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」ソワレ公演:東京公演前楽の熱気

2021年版ロミジュリ、2度目の観劇。

ジュリエット、マーキューシオ以外のWキャストさんは、ロミオ役の黒羽さんを除きはじめましてでした。

(黒羽さんは2019年ロミジュリにて、マーキューシオ役で拝見しております)

 

結論から言うと、前回観た回のほうが自分的にしっくりきました。個々のキャストがどうというよりも、全体のまとまりとして。


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以下、キャスト別感想です。

 

【ロミオ:黒羽麻璃央さん】

 

・前回マキュだったので、ロミオのイメージがわかなかったのですが、ビジュアルは全く問題なし。髪の色が変わるだけであそこまで印象変わるのはすごいと思います。

 

・未熟な少年っぽさをかなり全面に出してた印象でした。実年齢が年下な甲斐ロミオよりも、やんちゃで子供な感じ。

 

・ロミオは、モンタギューの若者たちの中でもかなり異質なオーラを放つ存在だと思ってたんですが、黒羽ロミオには良くも悪くもそれがなかった気がします。

 

いい意味で捉えると、モンタギューの若者たちとの距離感がすごく近くて、「王になるのは俺たち全員だ!」というセリフがしっくり来ました。

 

一方で、(言葉にするのが難しいのですが)存在として「ロミオ」っぽくはなかったように思います。♪綺麗は汚い♪の後に登場したロミオを見て乳母が、「他の人とは全然違う!」と言いますが、黒羽ロミオにはそれがいまいち当てはまらなかったような…(※あくまでも個人感です)

 

だからなのか、1幕はジュリエットに出会うまでやや埋もれ気味で、色んな人がわーっと出ているシーンだと「ロミオどこ!?」ってなりました。

 

・♪僕は怖い♪、黒羽ロミオからは「怖い」というよりも、何かに追われているような「焦り」を感じました。急き立てられて生き急いでる印象。

 

・空気感が変わったなと思ったのは、ジュリエットとの出会い後の♪天使の歌が聞こえる♪。愛を知って一皮むけたようなオーラで、新しい価値観を知ったんだなと分かるようなお芝居でした。

 

・甲斐ロミオもそうでしたが、♪バルコニー♪後に立ち去るシーン、ジュリエットに向かって愛の花を掲げるポーズが、子供がお母さんに向かって「見て見てー!」と、何かを見せてあげるようなポーズだったので、ロマンチックさがあんまりなく、子供っぽくてかわいかったです。笑

 

・カーテンコールにて、みんなで♪世界の王♪を踊ったあと、伊原ジュリエットを思いっきりぎゅーってハグしてた黒羽ロミオ。あまりにも唐突だったからか、六花ちゃんちょっと引いてたような…。笑

 

・黒羽さん、前回のロミジュリはマキュでしたし、公演中止になってしまったけれど「エリザベート」ではルキーニに抜擢されてましたし、同じく公演中止だった「るろうに剣心」では、志々雄真にキャスティングされていました。ということで、恐らくロミオみたいな「王子様キャラ」よりも、悪役やクセのある役の方が合ってるんじゃないかなぁと思っています。ものすごくうまくいけば、成河さんみたいな、唯一無二のポジションにいる役者さんになりそうです。

 

【ジュリエット:伊原六花ちゃん】

・エネルギーありあまってる伊原ジュリエット、私は大好きです(告白)

 

・黒羽ロミオとの組み合わせだと、まさに「ティーン同士のかわいい恋!」だったので、きっと敵同士の恋でなくても、周りは反対したんだろうなぁと。ひたむきに走り続けたら、その先に死が口を開けて待ってたようなカップルでした。

 

・ホントもったいないのでぜひ!!!バリバリ踊る役で見てみたい!!!!!

 

【ベンヴォーリオ:前田公輝さん】

・前田ベンは、2019年ロミジュリの木村ベンを彷彿とさせる、大変良きベンヴォーリオでした!!!!!

 

・前田ベンはおちゃらけてる弟っぽくて、3人でいるときは他の2人に甘えてる?ってくらいかわいらしかったです。♪マブの女王♪のとき、いちいちジャケットの襟元がばっと脱ぐのを、黒羽ロミオに直されてたのが面白かったw

 

・でも2幕では、マキュが殺され、ロミオがティボルトを殺して、一気に大切な仲間を失った彼の葛藤がすごく伝わってきました。

 

・♪どうやって伝えよう♪が、ちゃんと「ロミオにジュリエットの死をどうやって伝えよう」って思ってることが客席に伝わってくれば、ベンヴォーリオとして合格なので(※私の基準です)、前田ベンはその意味で満点合格でした。

 

・今回初ミュージカルらしいんですが、本当に………………!?舞台には出たことあるようなので、舞台慣れはしてるんだと思いますが、それにしても上手かったです。

 

【マーキューシオ:新里宏太さん】

・前回から特に印象は変わらず。歌上手いですし、マキュ似合ってたのでぜひとも続投してほしいです。

 

【ティボルト:吉田広大さん】

・今回ティボルトが1番面白いWキャストでは!?前回公演の2人ともかぶらず、Wキャスト同士でもかぶらないキャラ作りになっているので、非常に興味深かったです。

 

・吉田ティボルトは、失礼ながらビジュアルはかなりいかついんですが、終始どこか悲しそうで、悲哀や哀愁をものすごく感じるティボルトでした。

 

・ジュリエットを想う気持ちがまっすぐ直球で(なのに全く気づいてもらえなさそうで)、そのぶんその気持ちを押し殺す力も強そうでした。

 

・強くて優しいいとこ、の肩書が初めてしっくりきた…。

 

・♪ヤツの屍前にして ジュリエットに告白しよう〜♪で毎回どうしても引くんですけど(笑)吉田ティボルトが歌うと「うん…やっていいと思う…」ってなったくらいには悲しい男でした。

 

・あと歌うまいですね…!?♪本当の俺じゃない♪のフェイクがおしゃれすぎて「ティボルトのライブか…?」ってなりました。吉田ティボルトのワンマンショー見てみたい。

 

・Wキャストの立石さんとの対談動画を観劇前に見ましたが、素はものすごく気のいいにーちゃんって感じで、そちらでも好感持てました。今後も出演されるかは本人の意向次第かと思いますが、ミュージカル界でも面白い立ち位置になりそうな人なので、注目したいです。

 

【死:小尻健太さん】

・前回公演では振り付けを担当されていた小尻さん。今回は「死」としてのご出演でした。

 

小尻「死」は、大貫「死」や宮尾「死」と同じような、「無」のオーラをまとった死でした。さすが振り付けを担当されているだけあり、優雅かつ恐ろしげな舞を堪能できました。

 

ただ前回見た、感情豊かな堀内「死」が衝撃的だったので、私はそちらの方が好きでした!

2021.6.7 ミュージカル「モーツァルト!」マチネ公演(大阪公演大千穐楽):直行直帰で大阪へ


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古川ヴォルフを追いかけて、ついに行ってしまいました、観劇遠征。

 

緊急事態宣言が解除されず、大阪公演はただでさえ半分以上中止になり、一度も観られていない人も多い中、帝劇で散々観た私がわざわざ関東から行ってもいいものなのかと、正直悩みました。しかも帝劇のMy千穐楽はかなりいい席で観られたし、もういいんじゃない?と思っていたんですが。

 

前から2列目ドセンター席の魅力には抗えなかった…(五体投地

 

モーツァルト!」の座席は、本当に途中から恐怖を感じるレベルの神席つづき。最後の最後でスーパー神席を引き当ててしまい、「もうこんな席に座ること、きっと二度とないよ…」と、感染対策を十二分にして観てきました。

 

ちなみに今回の「神席」はすべて、某出演者様のFCでご用意していただきましたので、その方には永遠に貢ごうと決心しました。

 

せっかくの大阪でしたが、状況を鑑みて劇場直行直帰にしたため、新幹線を使ったこと以外はほとんど帝劇に行くのと変わりませんでした。たこ焼きもお好み焼きも食べずに帰ったのは、さすがにちょっと悲しかった…。

 

初めての梅芸は、思ったよりも行きやすかったですが、ロビーが意外と狭かったです。劇場内は横幅がなんとなく狭くて、奥行きが広い印象で、クラシカルな雰囲気が素敵でした。

 

これが本当に最後だったので、しっかり見納めようと思っていましたが、帝劇My千穐楽でそれなりに気持ちに区切りがついてたことと、舞台との距離が近かったことと、「え、私またM!観られてる?」みたいな、なんとも実感の湧かない気持ちで、終始ふわふわしておりました。

 

そして大千穐楽は、アーカイブ配信を時間の許す限り、ずーーーーーーっと繰り返し見ていたため、生で観た感想よりも配信の感想になりそうです。短めにまとめます。あと2幕の感想はほとんど書けないまま力尽きました(白目)


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・帝劇公演よりもだいぶおとなしくなってた古川ヴォルフ。大阪公演が全体的にそうだったのか、はたまたこの日が配信回だったからなのか、理由はわからないですが…。帝劇の時のテンションひゃっはー!な古川ヴォルフも好きだったぞ…♪並の男じゃない♪とかもおとなしめだったので(*あくまでも帝劇比)ちょっと寂しかったです。笑

 

・M!はホント…幕開けが好きすぎて…。あの五線譜の幕?の開き方が天才すぎます。この先舞台セットと演出が変わっても、あの始まり方だけは変わってほしくないです(という私のわがまま)

 

・他2人のアマデがどうだったかちょっと記憶にないんですが、♪奇跡の子♪のときの鶴岡アマデはピアノ弾いたりバイオリン弾くときに、かなり頻繁にパパの方を見て、パパの表情をうかがってるのが印象的でした。あの頃からすでに「パパに愛されたい」願望が強め?

 

・具合が悪くなったアマデに向かって、オフマイクで「大丈夫か?ゆっくり立って…ゆっくりゆっくり…」って声をかける市村レオポルトの、声のかけ方がリアルで好きでした。市村さん、お子さんおいくつでしたっけ?(なんでも今度「オリバー!」で共演されるとか)

 

・涼風さん、いつも目元がきらっきらでかわいいアイメイクをされてるのが気になりました。アイシャドウ…?グリッターとかジェルタイプなのでしょうか。

 

・配信で初めて気づいたんですが、「コロレド猊下に依頼された仕事は!?」とレオポルトに言われたヴォルフに向かって、和音ナンネールが「ま~~たあんたサボったんでしょ!?」みたいな顔と仕草しててかわいかった~!

 

そしてそんなナンネールに向かって、古川ヴォルフが「やばい!えーっとどうやってごまかそうかなぁ…あ、そうだ!まだ書いてないけど頭の中で出来上がってることにしとこ!!!!!!!!」みたいに、完全にごまかすことしか考えてなさそうなので笑いましたw

 

・「コートを渡せ!」と言われて、渋々パパに渡す古川ヴォルフ。コートを脱ぐときに小さく「ふぇぇ…」みたいないじけた声を出してました。対する市村レオポルトは、コートをヴォルフにこれみよがしに見せつけながらナンネールに渡してましたし…w

 

・古川ヴォルフのおかげで、♪僕こそ音楽♪が大好きになれました。

 

・鶴岡アマデとおでここつんしてぐりぐりしてる古川ヴォルフを目の前で拝んだ私。

「かわいすぎて三途の川見えた」(真顔)

鶴岡アマデのはにかみ笑顔が最高すぎるんですよ…。

 

・古川ヴォルフの煽り顔、シンプルにイラっとしません??????

(♪皇帝陛下でも聞かせようか迷う~♪の顔が特にひどい…笑)

 

・「私を殺す気か!?」とレオポルトに言われて、「違うもん!」みたいに首を横にぶんぶん振る古川ヴォルフ。かわいすぎんか?????

 

猊下の召使いが持ってる掃除の棒(?)を奪った瞬間、こけてその場にすとん!としゃがみこんでた古川ヴォルフ。配信でもばっちり映っちゃってましたね…。

 

・♪私ほどお前を愛する者はいない♪のラストで、肩を組んで捌けるヴォルフとレオポルト。市村レオポルトが変なジャンプをすると、古川ヴォルフも真似してぴょこん!っと飛んでて、かわいさのあまり客先から笑いが起きてました。

 

・♪わ~たし~はプリンセス~で 弟はプリンス~よ♪のとき(楽曲タイトル忘れました)の、ナンネールの衣装がめちゃくちゃ好きです!くるくる回るとふわふわっと膨らむスカート最高…!「エリザベート」のバートイシュルのシーンでシシィが着ている、あのパステルグリーンのドレスに通じるものがあります(私のツボを突いてくるドレス)

 

ウェーバー家だったらゾフィーちゃん演じてみたいです。セシリアさんに死ぬほど悪態つきまくりたい(最悪)

 

・木下コンスが化粧のパフを机にたたきつけたら、見事にテーブルの前に転がっていっちゃった件。どうするのかな~って見てたら、ヨゼファちゃんが拾ってスカートの裾で軽くはたいてからコンスの顔はたこうとしてました。笑

 

・全然気の毒そうに思っていない♪お気の毒~に~♪笑

 

・アロイズィアに向かってちゅーって顔してる古川ヴォルフ、配信で完璧にカメラに抜かれててめちゃくちゃ笑いましたw

 

・市村レオポルト、あと1回くらいは演じられそうですが、次期レオポルトは誰になるかなぁ…と考えてみました。

 

個人的には石川禅さんで見てみたいなぁ。あとロミジュリ大人組(岸さん、岡さん、石井さん)とかも良さそう?サカケンさんも面白そうなレオポルトになりそうですが、ちょっとまだ若いですかね…。あとこちらも演じるとしたらまだまだ先になりそうですが、シュガーさん(佐藤さん)も似合いそうです。彼の場合、あまり毒親っぽくはならなそうですが。

 

ちなみに次期コロレド大司教様は、吉原光夫さんか、上原理生さんにぜひとも演じていただきたい…!!

 

・ヴォルフがママの部屋に入るときのお芝居は、山崎ヴォルフの方が好きです。部屋に入る前に一度気分を立て直して、ママに対しては明るく気丈に振る舞おうとするのが健気でした。

 

・♪残酷な人生♪のイントロで、ヴォルフの斜め上からスポットライトがふわ~って差し込む瞬間が大好きです。ドセンター席か、上手側前方に座らないと楽しめなさそうなんですけど。

 

・♪チョッピリ・オツム~♪は、前日が無観客配信だったからか、♪観客の~拍手~が好~き~♪の部分で、客席からの熱い拍手を聞いた遠山シカネーダーが、ものすごく感慨深そうな顔で「ありがとう!」を2回言ってました。♪客席満杯 懐いっぱい♪も、心なしか涙目で歌われていたので、私も思わずもらい泣きしそうになりました。

 

・何度目かのサビの♪チョッピリハートに~♪で、遠山シカネーダーが古川ヴォルフに向かって「ちゅっ♡」って仕草をしたら、すかさず古川ヴォルフが「ちゅっ♡」ってやり返してて、かわいさのあまり時が止まった気がしました(真顔)配信でもきっちり抜かれてました(カメラマンさんありがとう!!!!!!!!!!!!!)

 

・悲劇の王子の顔とポーズ面白すぎて無理。

 

・魔女の予言ポーズも面白すぎて無理。

 

・脱いだシャツの裏表を超がっつり確認してから着るのも面白すぎて無理。

 

・市村レオポルトと古川ヴォルフだと、どことなくお顔立ちが似てたので(鷲鼻な感じとか)、2人して悲痛な顔してると親子っぽさが倍増して、わかりあえない切なさと悲しさも倍増でした。

 

パパを必死に説得しようとしてもわかってもらえず、パパの手に重ねた自分の手に、沈痛な顔でおでこを乗せる古川ヴォルフ…。

 

猊下とアルコ伯爵の距離が縮まってました(馬車急ブレーキシーン)なんならブレーキかかったあとも伯爵に近づこうとする猊下ソーシャルディスタンス!!!!!!

 

猊下、大千穐楽だからって完全に遊んでましたよね???(馬車の揺れっぷりがお1人だけ尋常じゃなかったようなw)

 

・プラター公園は毎回愉快で楽しかった~!トーアヴァルトさんの高速まばたきが一番好きです(マニアック)

 

・古川ヴォルフの「ザルツブルクのみんなに見してやりてぇよぉ!」は、柄の悪さが出まくってて好きでした。山崎ヴォルフは確か「ザルツブルクのみんなに見せてやりたいよ!」ってお上品に言ってたので。

 

・コンスと2人きりのシーンのアドリブは、ピルエットきめて盛大にこけるパターンでした(見慣れてしまった人←)

 

・「お前ほど不愉快なしもべは見たことがない目障りだ役立ぁたずめぇっ!」(ここまで一息)

 

・配信見て気づいたんですが、「自由だ~~~~!!」ってヴォルフが叫んだ瞬間、猊下の召使いたちが全員「だめだこりゃ」って顔して捌けていってるんですね。めちゃくちゃ呆れられてるぞヴォルフw

 

・♪自分のおー影からあー♪っていう歌い方は最後まで慣れませんでした!!!!!歌いやすいのかな…?

 

・ヴォルフを見下ろしながら歌うモブの1人になりたい(切実)

 

・♪死ぬのは怖くない 自由に生きられたら 命のある限り求め続ける♪って、「エリザベート」のシシィにも通じるような…。

 

・♪いつかあいつに殺されてしまうだろう♪で、壁にもたれながらアマデを見て、一瞬恐怖で目を見開く古川ヴォルフの顔…!!(好き…!!)

 

・生で見ても配信で見ても、山崎ヴォルフの時には全然気にならなかったんですが、古川ヴォルフの時だけ後ろに映るヴォルフとアマデの影がめちゃくちゃ印象的でした。なんでだろう…?

 

・そういえば鶴岡アマデのお芝居もかなりおとなしかったような…。帝劇の時の方がもっと狂気をはらんでました。

 

・今度から採血するときに♪影を逃れて♪歌ってしまいそう(ミュヲタにしか通じない)

 

・♪影を逃れて♪の最後のハイトーン、全身震えながら出してました。渾身の熱唱でしたな…。

 

・コンスがヴォルフの部屋に助けを求めて来た時、そういえば山崎ヴォルフはそのまんまコンスを迎え入れてましたが、古川ヴォルフはなぜかいっつも見えない扉をわざわざ開けてました。まぁ…おうちにドアないのはおかしいけども…そこ統一しないんですね…w

 

・♪愛していれば分かり合える♪、古川ヴォルフの歌い方が(良い意味で)甘ったるくて好きでした。木下コンスとの並びもかわいらしくて良き…。木下コンスが古川ヴォルフの肩にこてんって頭くっつけるのかわいい…。そりゃアマデが嫉妬するわけですね(違)

 

・そういえば帝劇ではしょっちゅう髪の毛がマイクに絡まってた古川ヴォルフ、大阪では改善したのか、一度も引っかからず安心でした。

 

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これ以上書いても実になりそうな感想は書けない気がして、ここで打ち止めました。本当は全部書きたかったんですけど…。

 

2021年版「モーツァルト!」、たくさん観劇できて本当に良かったです。次はいつ再演するのかな…新しいヴォルフもそろそろ出てきそうな気がしています。

 

そして古川さんが演じるキャラクターで、ヴォルフが1番好きになりました。陽気で明るくて、でもどんどん生みの苦しみと哀しみをまとう姿が美しくて。歌もびっくりするくらい上達されていたので(上から目線ですみません…)、今後がまた一段と楽しみになりました。

 

さてと、エリザベート」の再演はいつかな~~~~~!!!!!!!

(永遠に待ってます!!!!!!!!!!!)

映画「ムーラン」(2020年):アニメーション版の良さをそぎ落としてしまうなんて

映画「ムーラン」(2020年)

監督:ニキ・カーロ

出演:リウ・イーフェイジェット・リードニー・イェンコン・リー、ジェイソン・スコット・リー、ロザリンド・チャオ、ウトカルシュ・アンベードカル、ツィ・マー、ロン・ユアン、他

 

<あらすじ>

愛する父の身代わりとなり、男性と偽って兵士となったムーランは、家の守り神である“不死鳥”に見守られながら、厳しい訓練と努力を重ね、驚くべき戦闘能力を開花させていく。闘いの日々の果てに、彼女を待ち受ける運命とは?そして、“本当の自分”と“偽りの自分”の間で葛藤する彼女が最後に下す決断とは…?

https://filmarks.com/movies/70750

 

 

<感想>

 

どうしてこうなった…!?(絶望)

 

1998年に公開された、ディズニー映画「ムーラン」を実写化した今作。

アクションや雄大な自然を背景にした映像はなかなか良かったのですが、アニメーション映画の良さを根こそぎ引っこ抜いてしまった残念な実写でした。

 

ミュージカル要素は、他のディズニー作品に比べると元から少なめでしたが、それでも皆無になるなんて…。素敵な曲が多いのに…。

 

さらに(実写にするのは難しいだろうけど)アニメーション版でかなり魅力的だった、ムーランの家の守り神の龍・ムーシューがいないため、コメディ要素もなくなっていました。

 

これから「リトルマーメイド」も実写になるそうで…ちょっと心配です…。