「鎌倉殿の13人」に続き、今更ですが感想メモ。
「え、今年は2話しかやらないの?」という悲しいサプライズのあとに待ち受けていた\映画化決定/という特大サプライズ。しかも海外ロケで、ルーブル美術館を舞台に露伴先生が活躍するなんて!下げてからの上げっぷりが素晴らしすぎます(スタンディングオベーション)
今回(シーズン3と呼べば良いのだろうか?)は「ホットサマー・マーサ」と「ジャンケン小僧」の2本立て。でも「ジャンケン小僧」の話は実質「ホットサマー・マーサ」が生んだ悲劇みたいなものだったような…原作では特に繋がりなさそうでしたけども。
「ホットサマー・マーサ」は、露伴先生が余計なことをして「もう一人の露伴先生」をこの世に放ってしまい、そいつがいらんことをあれこれやらかした結果、大変なことになってしまうというのがおおまかなストーリー。
「藪箱法師」なる妖怪(?)を解放してしまった露伴先生が、自分の中の【悪】の部分をよりぬいた分身を作ってしまい、その分身が心の奥底にある欲望を存分に発散するという、実際に起こったら最悪すぎるだろ…な話でした。分身が「そいつの意志」ではなくて、「自分が気づかないうちに持っている底知れぬ欲」で動いてるのが嫌すぎるな…………。
分身の露伴先生をたぶらかし、妊娠までしてしまう厄介ファンを演じたのは古川琴音さん。一度見たら忘れられない個性的なルックスに、特徴的な声と喋り方。役者として非常に恵まれた才能を持った方だなと感じます。こういった非現実的な物語にもピタッとハマる不思議な雰囲気もあり、唯一無二であることを改めて感じました。
「ジャンケン小僧」は、「この世に高橋一生と芝居でタイマン張れる小学生が存在すること」にひたすら驚きすぎて、内容をあまり覚えていないという…(真顔)柊木陽太くん、あっぱれでした。本当に素晴らしかったです。
高橋一生さんの露伴先生は、出てくるだけであの世界観に吸い込まれますし、飯豊まりえさんの泉さんも変わらずかわいらしく、時に露伴先生の上をいく感じが好きすぎます。