Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

ドラマ「おかえりモネ」:もう苦しまないで笑おう

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書こうと思っててすっかり忘れてました。すでに「カムカムエヴリバディ」が始まって2週目に突入しておりますが、今さらながら「おかえりモネ」の感想を簡単に記録しておきます。

 

私にとってはこれが2作目の朝ドラ。2020年に見ていた「エール」は、やたらドタバタ劇な感じでしたが、物語としてはメリハリがあったように思います。

 

対する「おかえりモネ」は、かなりスローテンポなお話。そしてみんなが内面で苦しんでいたり、自分の抱えている苦しみが大きすぎるあまり身近な人(主にモネちゃん)に当たったりと、人物の描写がリアルかつハードな部分がありました。

 

また東日本大震災がテーマの1つであり、かつて「あまちゃん」でも同テーマを扱ったそうですが、やはりちょっと取り入れるのが難しいのではないかな…と思う部分も多々ありました。

 

なので、総合的に見ると私は「エール」の方が好きです。

 

「おかえりモネ」で好きだったのは、主人公・モネと菅波先生の関係性。SNSでは「俺たちの菅波」なんていうハッシュタグが作られ、2人の関係性に大いに盛り上がっていました。笑

 

「どちらかがどちらかを支える」というのではなく、それぞれの意志をしっかり尊重し合って、自分の道を突き進みながら、その中で悩んだり壁にぶつかったりしたら心置きなく相談できる。そして相談された方は、ただ慰めるだけではなく、時には少し冷たいんじゃなかろうか?というくらい、突き放した答えを投げたりする。

 

モネちゃんと菅波先生の関係性は、他人から見ると非常にまどろっこしくもありましたが、「男と女」ではなく「人と人」の結びつきが強くて、個人的には好きでしたし、男女問わず、ああいう関係が結べる人に出会えたら幸せだろうな、と思いました。

 

そしてこのドラマを見ようと思ったきっかけになった清原果耶ちゃん。映画「3月のライオン」を見て「この子は誰…!?」と釘付けになったのが懐かしいです。笑

 

常に「受け身」かつ内向的なヒロインだったので、演じるのも難しそうでしたが、みずみずしい存在感に毎朝癒されていました。2002年生まれか…どうやら歌やダンスも習っていたようなので、ミュージカルにもちょっと出てみてほしいかも…(歌唱力によりけりですけど…)

 

BUMP OF CHICKENが歌う主題歌もすごく好きでした…!最終回まで半年見て、ほとんど歌詞が聞き取れなかったですけど…!!(最終回後にググって調べましたw「やじろべえみたいな正しさだ」って言ってたんだね………)