Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロクを中心に。

ドラマ「ワンダヴィジョン」:それは、あまりにも幸せな「まぼろし」

 

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*これからこの作品を見るよ!という方は、以下読まないでおいたほうが、100倍ドラマを楽しめると思います!

 

 

 

映画「アベンジャーズ:エンドゲーム」にて、ひとまずフェーズ3までの物語を終えたマーベル・シネマティック・ユニバース(通称MCU

 

フェーズ4は(おそらく)本来であれば、スカーレット・ヨハンソン演じる凄腕スパイ・ブラック・ウィドウの単独映画から始まる予定でしたが、コロナ禍により上映延期。

 

思わぬ形で先に公開されることになったのが、テレキネシスを使いこなすワンダ・マキシモフと、人工知能人間(?)ヴィジョンの、コミカルなシットコム風ドラマ「ワンダヴィジョン」でした。

 

ちなみにこの「ワンダヴィジョン」は、ディズニー+加入者のみが見られるドラマ。アクセス過多だったのか、2度ほど「観られない!!!!!!!!!」とTwitterが阿鼻叫喚になっておりました。最終回も、アメリカではサーバーダウンしていた模様。お金あるんだからサーバー強くしなよ…。

 

さて、MCUが大好きな私は、このドラマが公開され始めたらディズニー+に加入しようと思っていましたが、「ワンダヴィジョン」1話の予告編を見て、頭の中が「?」でいっぱいになりました。

 

「なんじゃこりゃ」

 

というのが、予告編を見た最初の感想。

モノクロ画面に映っていたのは、エプロン姿のワンダと、なぜかしっかり人間の服装をしたヴィジョン。どうやら新婚ほやほやな2人が、ご近所さんに正体をバラさないよう奮闘するコメディドラマのようでした。

 

しかもコメディっぽいのにそんなに「笑える」わけでもなく、正直どう楽しむのが正解なのか、少し困惑しつつ見ていました。あんまり食指も動かず、4話くらいまでは配信されてすぐではなく、「あ、そういえば見てなかったなぁ」と遅れて追いつく、といったテンションでした。

 

しかし徐々に不穏な空気が濃くなり始め、これがただの「コメディ」で終わらない、とんでもなく壮大なお話になっていると、(さすがの私も)気づき始めました。

(まぁMCUでそんな野暮な作品は作らないだろうとは思っていましたが)

 

あっと驚かされたのは5話のラスト。

実はその驚きの元になっている作品は見たことがなかったのですが、ディズニーが買収したとかしてないとか、そういった話は聞いていたので、「そうきたか…!!!!!」と大興奮でした。

そして最終回、結構賛否両論あるようです。

というのも、考察が得意なファンたちによる「ああなるかもしれない」「こうなるかもしれない」合戦が、あまりに盛り上がりすぎてしまい、さすがにそこまで盛った結末にはなっていなかったので、肩透かしを食らった…と感じる人が多かったようです。

かくいう私も「無難な着地だ~」とは思いました。

 

ただし、これはあくまでもワンダ・マキシモフとヴィジョンの物語。

人間と人工知能、という種族(?)を超えた愛がどう育まれたのか、どう終わりを迎えたのか、というエモーショナルな内容に重きを置いたのではないかなと感じました。

 

仲睦まじく幸せに暮らしているワンダとヴィジョン、またその周辺人物や彼らを取り巻く環境は、実はすべて「ヴィジョンを失って心を閉ざしたワンダが作り出した幻の理想郷」でした。それはワンダに、これまでの人生で感じたことがなかったような幸せをもたらしていますが、その理想郷を作るために犠牲を強いられている人々が大勢いました(具体的に言うと町まるごと1個分)

 

最終回の終盤、2人が下した切なすぎる決断に、そうなるべきだろうと思いつつも、涙が止まりませんでした。自分が作り出した幸せを、みんなの幸せのために自分自身で壊す。ワンダの気持ちを想うと、あまりにも悲しい結末でした。

 

ワンダは両親、双子の兄、そして恋人であるヴィジョンと、自分の愛をささげた人たちを失くしています。またもや1人になってしまった彼女は、今後どうなっていくのか…。いつか報われる日が来てほしいなと思います(フィクションだけども…)

 

さて3月19日からは「ファルコン&ウィンターソルジャー」の配信がスタートします。こちらは予告編を見た限りでは、かなりアクション満載、しかもバディものになりそう…!アクションもバディものも大好きなので、今からとっても楽しみです!