「ISSA in Paris」2回目の観劇でした。
まだ開幕したばかりですが、これにてMy千秋楽でございます。

初見とそこまで印象が変わらなかったため、簡単なメモ書き程度の感想です。あんまり褒めてない感想なので、この作品が好きな方はUターンを推奨いたします。
座席について
初日はGC階サブセンター席で観劇しましたが、今回は1階のドセンター席。舞台全体が見渡せて、役者さんの表情もオペラグラスを使わずギリギリ確認できるくらいの距離感でした。
日生劇場の1階席は比較的フラットな作りなので、斜め前に座っていた女性の頭が舞台にまるかぶり。2幕で海人がピアノを弾くシーンでは、海人が一切見えませんでした…。が、おおむね見やすい席ではありました。

※開演前・休憩中・終演後は撮影可能でした。
初見と変わらず好きだったポイント
演出はやっぱり好きです…!
今回真正面から舞台を見ていて、1幕ラストの海人(海宝直人さん)の悪夢シーン(?)がとても印象に残りました。舞台セットやパネルに映る映像と役者さんたちの動きが、総合的に「良いカオス」を生み出していて見ごたえたっぷり。海人的にはしんどいシーンですが、一観客として観るのはとっても楽しいシーンになっていました。
初見と変わらず「うーん」だったポイント
一方で、物語と楽曲はやっぱり「うーん」でした。
楽曲は美しい旋律のものが多く、「俳句を歌にする」というのも斬新ではあるんですが、観劇後に唯一記憶に残るのが ♪ Talk Talk Tokyo ♪ っていうのはどうなんだろう…でも『バズった楽曲』という意味であれば正解なのかな…。
あと ♪ Talk Talk Tokyo ♪ に関して言うと、俳句を英語に訳したとして、その情感はどれほど残るものなのか、という点はちょっと疑問に思いました。でもモーリー・イェストンさんはおそらく英語で一茶の俳句を読んで、この作品を作ろうと思ったはずなので、英語に訳したとて、その美しさは損なわれないんだろうな…。
そして物語は2回観ても変わらず「?」でした。具体的にどこが?と言われると説明できないのですが、私の中では「ん?」と引っかかるセリフが多かったです。
パンフレットのモーリーさんのコメントを読んだ限りだと、最初は小林一茶の空白の10年間の話のみで進行するストーリーっぽかったんですよね。それだと、ひょっとすると今よりさらに地味な印象になってしまうかもしれませんが、モーリーさんの原案のままでも観てみたかったです。
そしてどうやら原案をもとに脚本を書かれたのは、劇団四季で上演中の「ゴースト&レディ」を原作→脚本に起こしてる方と同じようです。あちらは原作ありきなのでまた別かもしれませんが、もしかしたら私がこの脚本家さんと思想が合わない(?)のかもしれません。あんなに絶賛されている「ゴースト&レディ」も、個人的に全くもってハマらなかったので…。
印象的だった役者さん
出演者全員、歌もお芝居もクオリティが高かった、というのは初見の感想にも書きましたが、中でも素敵だったな~と思ったのはテレーズ役の豊原さんでした。
実写版「リトルマーメイド」の吹き替え版にて、声でのパフォーマンスは聴いたことがありましたが、これまで舞台出演作品を観る機会がなくて、今回ようやくはじめまして。愛らしく美しいビジュアルに唯一無二の声質で、劇中一番好きだった楽曲は豊原テレーズが歌う(タイトルがわからないけど)ナイチンゲールの歌でした。キーとなるシーンで歌う場面が多かったのがテレーズだと感じたので、作品全体を通して豊原テレーズが一番印象に残りました。
アフタートークにて
この回は終演後にアフタートークがありました。司会をラファエル役の染谷さんが務め、海宝さん&岡宮さんでさまざまなお話を展開しておりました。
この2人でのアフタートークは今回がはじめて。ということで、比較的ベーシックな(悪く言うとテンプレな)質問が多かったです。
「自分が歌わない楽曲で好きな歌・歌ってみたい歌」など、作品にまつわる質問に答えてくれてたんですが、いかんせん2回しか観てないため、「どの曲だろうな…」「それどのシーンだっけな」みたいな回答が多かったです(記憶力のないヲタクはつらいよ)
でも、海宝さんと岡宮さんはお互いをしっかりリスペクトしあってるんだろうなという空気感は感じられましたし、岡宮さんの「海宝さんへの愛」が本当に大きくて、お話を聞きながら終始ほっこりした気持ちになりました。あんなにキラキラした表情でたくさん褒めてくれる後輩さんがいたら、めちゃくちゃかわいがっちゃうだろうなぁ。
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果たして今後再演はあるのかどうか…。個人的には少し難しい気がしてますが、日本で生まれた完全新作オリジナルミュージカルとして応援したい気持ちはあるので、未来の日本ミュージカル界に繋がっていけばうれしいなと思います!