Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2025.9.11 ミュージカル「MURDER for TWO」ソワレ公演:笑いと狂気に満ちた二人芝居、再び

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今回の再演が発表されたときに「あ、そういえばあったね、そんな作品」くらいのテンションだった「MURDER for TWO」初日を観てきました。

 

2022年公演はシアターコクーンの2階席から眺める感じで、普通に楽しめたけど「めっちゃ楽しかった!もう1回観たい!」みたいな印象はなかったので、今回はほぼ初見の気持ちで挑みました。

 

観劇後の私

「あれ、こんなに面白かったっけ…?」

 

わりと全編にわたって爆笑してたことに自分でびっくりしてました。前回そこまで乗れなかったのはコロナ禍だったから…?それとも2階席だったから…?

 

今回はサイドブロックでしたが1階席前方で観られて、2人のハチャメチャっぷりに声を上げて笑う場面がたくさんあって、純粋に楽しかったです。今回はこの組み合わせでの再演だったので、よりお互いの息が合うようになったのかもしれません。

 

特に涙が出るほど笑ったのが、物語の中盤に突然登場する謎の消防士。この日はトシちゃんって名前でしたが、多分日によって変わるんだと思います…w彼は1人だけアーサー・ホイットニーが殺害されたことを知らず、アーサーの死体を見た瞬間のリアクションが本当に本当に面白くて、我慢できずに思いっきり噴き出してしまいました…w

 

「あ、そういえばそうだったな」みたいに思い出せる部分もあって、印象になくても意外と覚えてるもんだなぁと。インパクトのあったマーカスの「犬Tシャツ」のくだりはもちろん、楽曲も「マニュアルは大事」みたいなマーカスの歌や、「必要よパートナー」みたいなステフの歌はなんとなく覚えてました。

 

前回公演では裏方のスタッフさんを舞台に上げていた「死にかけた精神科医の代役」シーン。今回はこの作品の初演時にやっていた「お客さんを1人選んで舞台に上げる」をやっていて、この日は舞台下手側前方に座ってた若い女性が選ばれてました。

 

坂本さんに連れられて舞台に上がった女性が、なかなか坂本さんから離れようとしなかったので、何かを察したらしい海宝さんが「離れがたそうですよ」って言ってたんですが、海宝さんの腕に抱かれたお客さんが終始顔を両手で覆って照れていたので、ピアノ伴奏しながらその様子を眺めていた坂本さんが「騙したなあああああ!」って叫んでてw

 

しかしあれは舞台と客席の信頼関係がないと成立しない演出ですよね。万が一変なお客さんを指名しちゃったらどうするんだろうか…とちょっと心配になりました。あ、私は一生当たらなくていいです恐ろしすぎますあんな演出(震)

 

物語は、前半本当にごちゃごちゃしていてよくわからないのですが、後半うまいこと収束していくので、観客に「なんだかわかった気にさせる」のがうまい作品だなと。

 

坂本さんが相変わらずすごいのはともかく、海宝さんもより遠慮がなくなった印象があって、とんでもなく弾けてたのが面白かったです。まだ初日でこの弾けっぷり、東京千穐楽を観るのが楽しみになる芝居でした。笑