
2025年の観劇初めはレミゼから!
今回は帝劇ラストのおけぴ&ローチケ貸切公演でした。
座席は2階席のサブセンター下手側。2階席からだと、ジャベールの最期のシーンや下水道のシーンの映像の効果が1階席に比べると感じられにくいんですが、舞台奥にいる人たちが観やすいのはいいですよね…。
しゅがーバルジャン&伊礼ジャベールの組み合わせ、観たことあったかな…とさかのぼってみたところ、2019年公演でどうやら観てたようでした。が、個々の印象は残っていても組み合わせとしての印象は正直全然残ってなくて…。
今回観て、なんとなく私の中にあるバルジャンとジャベールって、この2人がぴったりな気がしました。個人的な好みとしてはそれぞれ吉原バルジャン(&ジュンモバルジャン)と伊礼ジャベールが1番なのは変わらないんですが、作品全体として観たときに、しゅがーバルジャン&伊礼ジャベールだとしっくり来る感じがします。
「法と正義」の堅い鎧をまとった伊礼ジャベールの心と信念を、しゅがーバルジャンのやさしさとあたたかさで包み込んで揺さぶるみたいな…。童話の「北風と太陽」みたいな印象があります(ちょっと違うか…)
この回は、とにもかくにも中桐マリウスがハチャメチャに良かったです。♪カフェソング♪の終盤の気持ちの乗せ方があまりにも良すぎて、思わず嗚咽が出てしまいそうなくらいボロ泣きしました。♪カフェソング♪で泣いたのは、2019年の海宝マリウス以来。わりと静かにすんすん泣けるタイプなんですが、今回はこらえるのが大変でしたね…。
プレビュー公演で観たときも全く問題なく上手だった中桐マリウスですが、どう見ても安定感が増し増しになってたのも素晴らしかったです。今後が楽しみな役者さんがまた1人増えました。

以下、今期初見キャストのみの感想です。
【ジャベール:伊礼彼方さん】
・伊礼ジャベールが1番好き!と書いた後ですが、今期の伊礼ジャベールは若干(本当に若干なんですけど)お芝居がtoo muchに感じました…。元からちょっと派手なお芝居をする役者さんの印象ではありますが…(※超絶個人感)
・貸切公演だったので終演後のカテコ挨拶が面白かったですw
伊礼さん「こういう貸切公演のときは、いつもアドリブで『おけぴ』とか『ローチケ』ってセリフに入れたりするんですけど、さすがにレミゼではできなかったんです。だからヘアメイクのとき、もみあげの一番下のところに小さく『お』と『ロ』って書いておきました。信じるかどうかはあなた次第です」
ジャベールの扮装とヘアメイクのまま変な挨拶しないでくださいw
【ファンテーヌ:昆夏美さん】
・真面目ひとすじ、何事にもまっすぐ生きてきた人というのが、♪1日の終わり♪でマント(?)をばさっと取った後の、凛としたまなざしから見て取れた昆ファンテ。
工場の他の女性たちはクビにならない程度に頑張ればいい、みたいなノリで働いてる印象で、そういう人たちとはソリが合わないし、「なに真面目ぶってんのこいつ」と思われてそうでした。
・ところで昆さんの歌唱力と表現力をもってしてもやっぱり♪夢破れて♪が全然響かないんですが、もうこれは私の感性の問題な気がしてきました(真顔)歌うタイミングが異なる映画版の方が悲惨で、正直インパクトあるんですよね…。
【コゼット:加藤梨里香さん】
・加藤コゼットは2021年公演で1回観た以来でしたが、その当時とあまり印象は変わらなかったです。バルジャンに「寂しい子よ」って言われると、大きな瞳をくるっと回してバルジャンを見るんですよね。今回も反抗心強めのコゼットだなぁと感じました。
【エポニーヌ:清水美依紗さん】
・マリウスから恋愛対象として見てもらえないのは仕方ないのではないか…と思うくらい、妹らしいかわいさ満載だった清水エポニーヌ。そしてそのことをしっかり現実として受け止めているエポニーヌにも感じられました。
♪オン・マイ・オウン♪の前半は、マリウスと2人で歩くのを夢見るような歌詞で、歌うときもその幻想に身をゆだねるような歌い方をする人が圧倒的に多い気がするんですが、清水エポニーヌはその歌詞すらもしっかり「これは私の妄想であって、現実はそうはいかんのよ」というのを認識して歌ってる印象がありました。
原作を読んだときに「エポニーヌってこんなにもみじめなキャラクターなのか…」と思ったんですが、その印象に近いかもしれません。
【アンジョルラス:小林唯さん】
・小林アンジョも、清水エポニーヌ同様、「革命で自由を得る」「フランスを変えるんだ」と言いつつ、どこかで現実が見えているようなアンジョルラスで、ただ熱い想いを持ってるだけではない複雑さを感じました。
小林さんはあまり表情では語らない役者さんという印象があったんですが(アラジンのときも喜怒哀楽がそこまで大きくない印象だったので)今回もぱっと見た感じは冷静で、でもラ・マルク将軍が亡くなった時とガブローシュが撃たれてもうあとがなくなったときの、彼の中の心境の変化がとてもよく見て取れた気がしました。個人的にはあまり見たことのないタイプのアンジョだったので、もう1回くらい観たかったなぁ…。
【テナルディエ夫人:谷口ゆうなさん】
・モリクミさんがご卒業されても、この方がいればテナルディエ夫人枠は安泰なのでは…。迫力もあり、どこかチャーミングなかわいらしさも怖さもあってまさに適任だと、毎期観るたびに感じます。
【ガブローシュ:中井理人さん】
・大園ガブとアッカヤガブを足して2で割った印象の中井ガブ。子供らしさと大人びたオーラがどっちもあり、個人的には今期一番好みのガブローシュかもしれません。