現・帝劇で観る最後の「モーツァルト!」。ちなみに今期はこれで11回目のM!だったそうです。そんなにたくさん観た気がしなかったんですが、開幕から早くも1か月以上経ってることに気づき、時の流れの速さにおののきました(震)
ちょっと残念だったのが、座席が今期一番レベルで悪かったこと。2階席A列のサイド席だったんですが、XA・XB列の人たちの頭が邪魔すぎて銀橋下手側は半分見えず、上手側も頭がかぶってほぼ見えなかったです。少なくとも銀橋ある演目では2度と座りたくない…。あれならB席最後列の壁席に座った方がましです…。
以下、簡単な感想メモです。
・23日夜公演の2幕中止があったからか、休演日を挟んだからか、それとも帝劇楽まで数日だったからか、丁寧さはありつつ全体の熱量がものすごい回でした。
・古川ヴォルフ、芝居歌を完全に極めていて、声が微妙にひっくり返ったり歌としては少し乱れたとしても、そこであえてきれいに歌う方針に戻すのではなく、感情をフルスロットルで出す方針にしているように感じました。この回のみならずですが、あそこまで感情表現をしながら歌としても聞かせることができているのが、本当に素晴らしいと思います。
…と、全般的に感動してたんですが、プラター公園で手品ボックス(?)に入って片手を入れた箱を元に戻すとき、何を思ったのかいきなり低い声で「Three...Two...One...はい!」ってカウントダウンしながら戻してて爆笑しましたw
ソワレだったため、最後はアマデ無しで1人で銀橋カーテンコール出てきた古川さん。23日の公演が途中で中止になってしまったことに対する謝罪をしていらっしゃいました。そんなに謝らなくてもいいのになぁ…と思いましたが、「座長」っていうのはこういうときに表立って背負わないといけない立場なんだろうな…とも思いました。
・真彩コンス、23日夜公演の半分が中止になってしまい「悲しい気持ちで1日を終わりたくない!」ということで急遽インスタライブを実施してたんですが、そこでかなり詳細に♪ダンスはやめられない♪を歌ってるときの、コンスタンツェとしての気持ちの流れを解説してくれてました。
これ無料でいいのかな…本来ならFC限定動画とかで上がる内容なのでは…しかも公演期間途中でここまで明かしちゃうのは大丈夫なのかしら…といろいろ思いつつでしたが、内容的にはとてつもなく深くて興味深かったので、その内容を踏まえて聴くことができました。
これは日本のM!だけな気がしてるんですが(=少なくとも韓国版とウィーン版はそのニュアンスが薄そうなんですが)、♪ダンスはやめられない♪は「ヴォルフガングのインスピレーションになりたいのになれない、コンスタンツェの悲しみ」を表現した歌なんだよな…と改めて感じました。
サウンドやメロディのかっこよさから、つい強気な感じの歌に聴こえるんですが、真彩コンスの歌唱はそこに(もちろん怒りやいら立ちの気持ちもこもってはいるんですが、それよりも)悲しみ・寂しさ・やるせなさを感じました。
と、これ以上あまり内容のある感想は書けない気がしているので(まぁいつも内容のある感想は書いてないですけど…)、ここでやめておきますが、本当に純粋に楽しかったです!
今回でこのキャスト&演出は今の帝劇とともに卒業(?)していただき、新・帝劇では京本さんのみ残って、あとは一新して上演してほしいです!!!!!(念)