Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2024.9.25 ミュージカル「ファンレター」マチネ公演:ぶつかり合う感情

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チケットぴあ貸切公演だなんて全然忘れてたので、カーテンコールで「急に寒くなりましたが、みなさん体調大丈夫ですか?」とやさしさ満点の挨拶をし始めた海宝さんに「今日千穐楽だっけ???」となっていた記憶力の無いヲタク(挙手)

ということで、4回目の「ファンレター」観劇&「海宝さんと古川さんの舞台をマチソワで観よう!」企画(立案:私、実行:私)のマチネ公演でした。

 

以下、簡単な感想メモです。

・もう物語の展開は知ってるのに、2幕は毎回初見のように息するのを忘れるくらい見入ってしまいます。

 

この回は特に、海宝さんと晴香ちゃんがものすごいエネルギーで感情をぶつけ合っているように見えました。

 

木下ヒカルが海宝セフンを咎めるセリフが、怒りなのか悲しみなのか、声が震えているように聞こえました。ヒカルのソロ歌唱後も、これまでの3回は拍手が起こってましたが、この回は迫力に客席が圧倒されすぎたのか、ピリピリとした静寂に包まれていてこれはこれで最高でした。

あと!めっちゃいいなと思ったのが!(急に興奮するヲタク)海宝セフンが木下ヒカルからペンを取り上げるシーン。いつもはサッと取り上げてるのに、この回は木下ヒカルがなかなかペンを離そうとしなくて、海宝セフンが力ずくで取り上げてました。そうだよね…「ヘジンと自分のふたりきりで最高傑作を書くこと」に執着するヒカルなら、簡単にペンを手放さないもんね…。

海宝セフンもこのまま過呼吸で倒れるんじゃなかろうかと思うくらい肩で息をしていて、ヒカルを見る目に怯えと恐怖と怒りが混じったすごい表情になってました。

浦井ヘジン先生は逆に、初日と比べると圧倒的に落ち着いたお芝居になっていて、他のメンバーの熱量が上がってきてるので、全体のバランスがすごく良くなった気がしました。


そういえばセフンとユンは相性が良くないように見えるんですが(というか本編観たら一目瞭然なんですけど)♪いつもそうだよな 何が目的だ♪という歌詞を、1幕冒頭でセフンが、2幕冒頭でユンが歌ってることに気づいきました(4回目にして)

 

この2人、本当は似たもの同士なんだろうなぁ。ちなみに過去のシーンでは、セフンはユンに対して敬語を使ってるのに、なんで留置所で話すときはタメ口どころか「汚いやつ」みたいに軽蔑した口調で話すんでしょうか…?

・カーテンコールの貸切公演挨拶では、晴香ちゃんが「ちょっと長くなるかもしれないんですけど…」と申し訳なさそうにしながら、「事前に(カテコでは話さない4名の)好きなセリフをアンケートしてきたので、ここで発表したいと思います!」と、胸ポケットからメモを出して1人ずつ発表してました(かわいい)

 

常川さんの好きなセリフが「奪われた野原にも春は来る」だったのと、木内さんの好きなセリフが意外にもセフンのセリフだったんですが、具体的にどのセリフかは忘れてしまいました…記憶力…。

 

あと浦井さんが「この作品は言葉だけじゃなくて、手がいっぱい出てくるんですよ。あ、ホラーじゃないですよw」と謎テンションで言い出したので、劇中とのギャップに風邪ひくかと思いました。笑