Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2024.8.31 ミュージカル「モーツァルト!」マチネ公演:怒涛のM!祭り

2日ぶりのM!観劇。

 

ちなみにこの回のちょうど24時間後もM!観劇でした。今思うと相当狂ったスケジュールを立ててたなぁこの時期(真顔)「ファンレター」が始まるまでに可能な限りM!を観ておきたかったので…まぁ始まってからもM!観てましたけど…(狂)

 

そして2021年公演から数えて通算12回目にして、初めて2階席からのM!観劇でもありました。確かに2階席の方が席数少ないけど、こんなことあるんですね?

 

2階席センター最前列から観るM!、めちゃくちゃ良かったなぁ。ちなみに帝劇で座ってみたい席の第2位が2階席最前センターだったので、MR!の1階席XA列に続いて願いが叶って嬉しかったです。

 

全体がくまなく見渡せる席なので【五線譜に囲われた舞台の中、巨大なピアノの上で繰り広げられるモーツァルトの物語】というコンセプトのもと、どのシーンも絵画のような美しさを持つ作品なんだなと改めて感じました。人や大道具の配置をどうしたら美しく見えるか、すごく計算して作られてそうでした。

 

というわけで、この回はオペラグラスをあえてあまり使わずに楽しみました。細かくはもちろんわからなかったですが、一応表情は肉眼でもそれなりに見えたので。


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全体的には2日前の方が歌もお芝居も好きでした。特に古川さんは、前回よりほんのちょっと抑えめな印象がありました。

 

でも今回も、古川ヴォルフと真彩コンスのお芝居の化学反応が最高で…!印象としては、古川さんの自由なお芝居を投げられても、真彩さんがものすごく上手にキャッチしてるなと。

 

特に可愛かったのが、前回もきゅんきゅんしたプラター公園でのシーン。♪他の人と〜全然違う〜♪で古川ヴォルフがバレエを舞いながら舞台袖に優雅にはけていくと、真彩コンスが「待ってー!行かないでー!」ってへにょへにょな感じで呼び戻してました。その後、コンスがヴォルフに剣で刺すふりをする部分も、古川ヴォルフが剣を避けたの(かな?)で、真彩コンスがおーっとっと!とバランスを崩しちゃうポーズをしてて、本当に…あまりにも萌えが過多すぎる…(舞台を拝むヲタク)

 

そしてこちらも前回印象的だったヴォルフとコンスの決別シーン。今回は古川ヴォルフの「帰ってくれ」のトーンが冷たすぎるわ、その言葉を告げた後、わざわざコンスから離れたところに移動して楽譜見たりしてて、もはやコンスを見てさえくれなかったんです。ひどすぎる私が泣くぞ(?)

 

以下、その他の感想メモです。

 

・古川ヴォルフ、赤いコートをパパに渡すのを3回くらい拒否してて…wあまりにも5歳児すぎます。

 

・♪僕こそ音楽♪の♪退屈ぶっ飛ばぁす!♪がセリフ調なのは変わらずでしたが、動きがちょっと変わってました。「退屈」の歌詞と同時に急にこっち(2階席)方面を指さしてきたので、「我、『退屈』の概念役で出演するか…?トート閣下みたいに…?」ってなりました(謎)

 

・同じく♪僕こそ音楽♪、最後の♪このままの僕を愛してほしい〜♪で、古川ヴォルフがアマデの背中にそっと自分の手を置いて歌ってたんです。子供の頃のぼくも、大人になったぼくも、全部「ぼく」なんだからまるごと愛してほしい、というのが伝わってくる動きでした。

 

・狂乱シーンで珍しく歌詞を間違えてた古川ヴォルフ。♪ぼくがいなきゃお前もない!♪が♪きみがいなきゃお前もない!♪になってました。が、初見だったら絶対気づかないレベル&支離滅裂感がより増してたからいいと思います◎

 

・大塚ナンネール、無邪気さもあるのに負の感情のドロドロ感もあって、歌唱では和音ナンネールが好みなのですが、お芝居は大塚ナンネールが好きです。「ヴォルフガング、パパが亡くなったわ」があんなに恐ろしい響きのセリフになるとは…。

 

・真彩コンスの♪ダンスはやめられない♪、回を重ねるごとにどんどこ進化してて最高すぎます。古川ヴォルフがアレンジしまくってるからなのか、真彩コンスもアレンジが増えていってるような…。

 

歌唱中、ピアノの上に登るときにわざわざ足先をちらっと出してたんですが(あれはアロイズィアの真似…?)、フットネイルもしっかり真っ赤に染まってて良きでした。

 

ちなみにハンドネイルは、1幕はカラフルなジェルネイルにしてて、幕間で上から真っ赤なポリッシュをわざわざ毎回塗ってる(※)そうです。あまりにも細かすぎる…!

※ご本人がインスタで投稿されてました!