Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2021.10.9 ミュージカル「October Sky -遠い空の向こうに-」マチネ公演:少年よ大志を抱け

下書きにどんどん溜まっていく観劇記録…。さすがにちょっとたまりすぎてるので、比較的観劇の少ない8月いっぱいまでは、最低週1ペースでアップしていこうと思います(あくまでも予定)(9月からはまた怒涛のごとく観劇予定が入っているので)

 

本当は映画感想記事も上げたいんだけどな…。

 

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ミュージカル「October Sky」は、「ロミオ&ジュリエット」でロミオ役を好演されていた甲斐翔真さん主演ということで興味を持ちました。

 

物語自体に興味を持ったわけではなかった、というのが大きいかと思いますが、それにしてもいまいちハマれない作品でした…。

 

アメリカの閉鎖的な田舎に住む高校生が、大きな夢を抱いて奮闘する」というストーリー自体はわかりやすく楽しめたのですが、肝心のストーリーテリングがあまりうまくなかったような気がします。1幕も2幕も、ところどころうとうとしてしまうようなシーンがあり、楽曲もそれほど心惹かれるものがなく、良くも悪くもこじんまりとまとまった作品に感じました。

 

それなりの回数を観劇していれば、毎回好みに合う作品ばかりでは必ずしもありませんが、率直に言ってここまで退屈に感じた作品は久々でした。どう楽しむのかいまいちよくわからなかった「NINE」でも、まず寝ることはなかったからなぁ…。

 

主人公・ホーマーを演じた甲斐さんは、劇中のホーマーとリンクするがごとく孤軍奮闘しており、個人的には彼が唯一の見どころだったかなと感じました。甲斐さん目当てだったので、そういう意味では満足な作品ではあったかも?

 

序盤にソロで歌う楽曲の高音パートはやや危なっかしかったけれど、それ以外の歌唱シーンは問題なく歌い上げておりました。お芝居は、表情は相変わらずちょっと変化に乏しいかな…?と思いましたが、セリフ回しは以前よりうまくなっていて、声に感情が乗っていました。

 

この作品の観劇翌日に「007」シリーズの新作を見たら、情緒が全部そちらに持っていかれてしまったので、この作品の感想はこのくらいしか書けていません…。シアターコクーンの2階席最後列は、前の席に座高高めの男性が座ると、舞台のど真ん中がほぼさえぎられてしまうことを最後にお伝えしておきます。笑