Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

小説「劫尽童女」:まるでマーベル映画の世界観

「劫尽童女」:恩田陸

 

(あらすじ)

父・伊勢崎博士の手で容易ならぬ超能力を与えられた少女・遥。彼ら親子は、属していた秘密組織「ZOO」から逃亡していた。そして、7年を経て、組織の追っ手により、再び戦いの中へ身を投じることに。

激闘で父を失った遥は、やはり特殊能力を持つ犬・アレキサンダーと孤児院に身をひそめるが…。

 

(感想)

これ、なんで買ったんだっけ?としばし考えて、購入した当時は乃木坂46のメンバーの子が表紙になっていたからだ…と思い出しました。笑

 

樋口日奈ちゃんだったかな…私ではなく家族が好きなので、カバーだけプレゼントしましたw)

 

読めない漢字4文字のタイトルに、不思議なタッチのイラストが描かれた表紙。てっきり時代劇とか、妖怪が出てくる怪談モノ和風ファンタジーかと思いきや、超ごりごりのSFかつハードボイルド系の物語だったので、見た目とのギャップにびっくりでした。

 

父から超能力を与えられる子供って、「X-MEN」みたい。まだ「X-MEN」シリーズ観たことないんですけど(おい)

 

主人公・遥がとにかく何でもアリな超能力少女で、その能力ゆえに、子供なのに随分達観した考えの持ち主で、人生諦めモードという感じの子でした。だからかな…あんまり共感もできなかったかも…。

 

実写映画化したらとても面白くなりそうですが、日本映画ではまず無理な気が…(スケールがでかすぎて)