Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

小説「脳男」:タイトルのインパクトとは裏腹に

「脳男」:首藤瓜於

 

(あらすじ)

連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。

逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。

男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが…。

 

(感想)

生田斗真さん主演の映画を見ていたため、比較的スムーズに読むことができました。というか、あまりにも淡々と進むため、スムーズを通り越して印象に残りづらかったです。

 

文章で読むよりも、映画やドラマ、マンガで楽しんだ方が良さそうな物語に思えました。映画は実はあまり面白いなと思えなかったのですが、小説を読んだ後だと「あれって結構うまく作ってたんだな…」と思います。

(映画は、面白さはともかくキャスティングと雰囲気は好きでした)

 

文章の書き方として、私はプロではないのでどうこう言える立場でもないのですが、どうしても気になる点が1つ。登場人物が疑問文を話すときに、なぜか語尾に「?」がついていなくて、それだけで結構読みにくかったです…。

 

たまにこういう書き方の作家さんいらっしゃいますが、個人的には「?」マークありの方が読みやすいです…。