Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

映画「レッド・スパロー」:私はスパイにはなれないなぁ…

レッド・スパロー

監督:フランシス・ローレンス

出演:ジェニファー・ローレンスジョエル・エドガートンマティアス・スーナールツシャーロット・ランプリングメアリー=ルイーズ・パーカージェレミー・アイアンズ、他

 

<あらすじ>

 

才能と美貌に恵まれたバレリーナのドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は、公演中に大けがをしてしまい、バレリーナを引退せざるを得なくなる。

バレリーナとしての道を閉ざされたドミニカだったが、政府に勤める叔父により「スパロー」と呼ばれる敏腕スパイへと転身する。

ドミニカは「カテリーナ」と名前を変え、アメリカのCIA諜報員であるネイト(ジョエル・エドガートン)に接近するが…。

 

<感想>

日本での公開前に、海外で公開されていたはずなのですが、あまり評判が聞こえてこなかったため、どうなのかな~と思いつつ見てみたところ、思いがけず面白かったです。R指定とは知らずに見たので、肌色多めでびっくりでしたが…。相変わらずジェニファー・ローレンスの脱ぎっぷりがすごい(呆然)

冒頭、主人公のドミニカが華やかな舞台でバレエを踊るシーンと、アメリカのスパイであるネイトが任務を遂行しているシーンが並行で描かれていて、そこからしっかり物語に引き込まれました。


難点としては、退屈なシーンはありませんでしたがやたら長く感じたこと。スパイ映画だけど分かりやすく進められていたので、140分無いと描けないんだろうな…。

ニートラップシーンや暗殺シーンもすごかったですが、「これ実際に存在するんだろうなぁ…」っていう拷問シーンも迫力(?)がありました。特に人間皮むき器は、あまりにも痛々しくて見ていられず、画面の端っこを見つめておりました…。

 

スパイ養成学校の授業もあまりにもぶっ飛びすぎてて、あんなところにいたらスパイになる前に頭おかしくなりそう(真顔)もしかしたら、見ていて疲れるシーンが多いから長く感じたのかもしれません。

ジェニファー・ローレンスは最高でした。個人的には「こんなジェニファーが見てみたい!」を具現化してくれた映画でした。舞台化粧しててもキレイだし、ナチュラルメイクも可愛いし 、髪の色&ヘアスタイルはどんなのでも似合うし、(バレリーナとしてはちょっと説得力なかったものの)ほどよく肉感的なスタイルも素敵ですし、少しハスキーな声も良きでしたし、感情を持たない目のお芝居が素晴らしかったです。


ちなみに映画「リリーのすべて」に出ていたプーチン大統領そっくりな役者さんが、この映画にも出ていましたが、出てきた瞬間「え、プーチン大統領?」って思ったレベルで似てました(マティアス・スーナールツさん)