Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

映画「ユダヤ人を救った動物園」:夫婦の愛が救った命

ユダヤ人を救った動物園」

監督:ニキ・カーロ

出演:ジェシカ・チャステイン、ヨハン・ヘルデンベルグダニエル・ブリュール、マイケル・マケルハットン、他

 

<あらすじ>

1939年、ポーランドワルシャワ

ヤン(ヨハン・ヘルデンベルグ)とアントニーナ(ジェシカ・チャステイン)夫妻は、ヨーロッパ最大の規模を誇るワルシャワ動物園を営んでいた。

しかし第二次世界大戦が勃発し、動物園の存続も危うくなる。そんな中、アントニーナはヤンから「この動物園をユダヤ人たちの隠れ家にする」という驚くべき提案をされる。

 

<感想>

可もなく不可もなく、よくできた実話ベースの映画でした。

 

あと良かったところと「ん?」なところがはっきりした作品でもありました。


良かったところ。

まず動物たちの「演技」が本当に素晴らしかったです。CGかと疑うレベルのお芝居でした。赤ちゃんゾウとかはさすがにCGとか、よくできたロボットとかなのでしょうけども…。

 

恐らく動物のトレーナーさんがとても優秀な方々たんだろうなぁ…。だからこそ、動物園の爆撃シーンとか、動物たちが園外に逃げ出さないよう射殺されるシーンはものすごく心が痛かったです…。


役者陣も、大人も子供もみんな素晴らしくて。特にジェシカ・チャステインは、本当に何の役やっても様になりますし、1つ1つの役柄を自分のものにしてるなーと。「女神の見えざる手では、あんなにクールな女性だったのに、今回は母性愛に満ちた天使のような女性で、振れ幅の広さに改めて驚きました。

 

アントニーナの夫・ヤン役のヨハン・ヘルデンベルグは、全然知らないさんですが、こちらも良かったです。正直ビジュアルがあまりパッとしないんですが(失礼←)アントニーナ同様、とても愛に溢れた人なんだなと、お芝居で伝わってきました。

 

そしてヘック役のダニエル・ブリュール!!「ラッシュ プライドと友情」で初めて見てから、いろいろな出演作を見てる役者さんです。彼は悪役を演じていても、最後の最後で人間味が溢れてしまうイメージ。今回もそんな感じでした(ネタバレになるので自重)


そしてイマイチだったところ。

1番気になったのは、物語をやたら端折りすぎてたこと。特にビビったのは、いきなり妊婦になって30秒後に出産してたアントニーナ。特に後半は結構さっさと進んでたように思えて、前半との物語のスピードの感じ方に大きな差がありました。

 

あと本当にあったことなら仕方ないのですが、後半とあることがきっかけで、アントニーナがヘックに色仕掛けするシーンがあり、「そ、そんなことしたら家族の命までねらわれない!?」と思ってしまいました…。


でも概ね良い映画でした!こういう勇気ある人たちがいたことを知るきっかけとして見るのは勉強になります。