Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2020.10.07 音楽劇「銀河鉄道の夜2020」千秋楽公演配信:夢見心地な銀河鉄道の旅

Twitterで告知を見かけて、何となく気になるな~と思っていたら、配信があるということだったので見てみました。

 

題材……にはそれほど興味がなかったんですが、木村達成さん初のストレートプレイとのことで、そちらを目当てに配信チケット購入。

 

生配信では、1幕が無音状態、アーカイブはURLに飛んでも見られない…などなど、トラブル続きでアーカイブ期間がのびのびになり、おかげさまで私はゆっくり時間を取って見ることができました。本当だったら前見た「シャーロック・ホームズ」の朗読劇みたいに電車の中でスマホで見る羽目になるところだった…。笑

 

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」、超有名作ですがおそらく読んだことがありません。もしかしたら、小学生か中学生の時に1度だけ読んだ気もしますが、今回事前にあらすじを読んだときに、登場人物の名前しか見た覚えがありませんでした。劇中にタイタニックの話が出てきてびっくり。

 

作品自体にあまり興味がなかったせいかと思いますが、ものすごく楽しめたかと言われると…普通?でした。木村さんのお芝居を見られたしいいかな、くらいのテンションでした。

 

特に1幕は物語にあまり動きがなく、ぼんやり見てしまうシーンもちらほら。音楽劇ということで、歌い手の女性が1人いらっしゃいましたが、おそらく好き嫌いがはっきり分かれる歌い方と声をされていて、個人的にはかなり苦手な声質でした。歌のシーンになるたび、早送りしちゃおうかと思ったくらいには苦手でした。 

 

【ジョバンニ:木村達成さん】

歌もダンスもないストレートプレイでしたが、これまで見た木村さんの役は、どれも彼のお芝居が好きだったので、今回はどんな感じかなぁと、結構楽しみにしていました。1度きり、しかも配信でしか観ていないかため、お芝居の全ては把握しきれませんでしたが、一見朴訥としていながらも、カムパネルラを大事な友として想う熱い気持ちが伝わってきました。

 

ただ1幕は、なぜか「カムパネルラ」の言い方がたどたどしかったのでちょっと気になりました。2幕はそんなことなかったんですが…。

 

木村さんのセリフ回しは、「覚えた言葉を口に出す」ではなく、キャラクターがその瞬間に感じた気持ちに乗っかって、感情がまっすぐ素直に出ていて好きだなぁ…と、改めて感じました。

 

以上、あまりにも浅すぎる感想でした。