Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

小説「民王」:ドラマが原作の面白さを上回ってしまったレアケース

 「民王」:池井戸潤

 

(あらすじ)

「お前ら、そんな仕事して恥ずかしいと思わないのか!目を覚ましやがれ!」
漢字が読めない政治家、酔っ払い大臣、揚げ足取りのマスコミ、バカ大学生が入り乱れ、巨大な陰謀をめぐる痛快劇の幕が切って落とされた。

総理の父とドラ息子が見つけた真実のかけらとは!?

 

(感想)

面白い……んだと思うんです。本当は。

ただドラマを先に観たのは間違いだったーーーー!!!

 

ドラマを先に観ておいて良かったことと言えば、各キャラクターがその役者さんの姿や声で脳内再生されて読みやすかったくらい。

お話の面白さとしては、私の中では完全に【小説<<<ドラマ】でした。これ非常に珍しいパターンなのでは…。

 

そもそも「総理大臣とその息子が入れ替わってしまう」というのは、小説で読むよりも断然映像で見た方が面白いわけで…。

 

しかもドラマで総理を演じていた遠藤憲一さん、総理の息子役の菅田将暉さんがそれぞれやたら芸達者だったのと、ドラマ版の設定では息子の性格がなよなよした草食系男子だったため、そんなキャラクターをエンケンさんが演じるというのも、すごく斬新で面白かったんです。

 

秘書の貝原も、ドラマだと毒気100倍くらいで高橋一生さんが演じていましたし。

 

とにかくドラマが本当に傑作だったため、小説を後で読む場合にそれが仇になってしまっていました。おそらく小説を先に読んでいたら、もっと楽しめていたと思います。

 

ちなみに続編が出ているそうで…ドラマも続編やってくれないかなぁ。

(もうあのキャストを集めるのが大変そうではありますが…)