Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2019.10.14 「ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート」:このキャストで本公演やってほしい

 


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大好きな演目のコンサート版を、英語詞で、最強の歌うまさんたちが勢ぞろいして観られる!!

 

というわけで、告知された時からずーーっと楽しみにしていたJCSコンサート。

10月11日から14日までの開催でしたが、前代未聞レベルの勢力の台風が上陸。残念ながら12日の公演は、安全を考慮して昼・夜ともに中止に。私は運よく14日のチケットを持っていたのですが、観られなかった方の気持ちを考えると何ともつらいです。本当に素晴らしいコンサートだったので、映像として残してほしかった…。

 


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座席は2階席上手後方。

コンサート版だし…と私がケチったのか、S席が完売していたのかもう忘れてしまったんですが、これは1階席で観るべきだったな〜とちょっと後悔しました。♪Heaven on Their Minds♪や♪Superstar♪でスタンディングで盛り上がってたのがすっごくうらやましかったです。2階席にも数名立ってる方がいたんですが、とてもそんなノリノリになるような雰囲気がなく…。

 

舞台セットはまるで工事現場のような、はたまたジャングルジムのような、鉄骨で組まれた無機質なセット。梅芸版「ロミオ&ジュリエット」のバルコニーと呼べないバルコニーみたいな感じ(知ってる人にしか伝わらない←)(あの鉄骨バルコニーどうにかならないんですかね)

 

まるで鉄骨で組まれた迷路のようで、各所にこじんまりとした四角いコーナーが設置されておち、そこに演奏者がいたり指揮者がいたり。シンガーさんたちも、その中を縦横無尽に移動しながらのパフォーマンスでした。

 

ちなみにヘロデ王役の成河さんのみ、彼専用スペースが舞台上手側の1番高い場所(2階席と同じくらいの高さ)にあって、ヘロデの出番までずーっとそこにある椅子に座ってました。ちょうど私の座席から見てまっすぐのところに成河さんがいたので、ちょいちょい見てたんですが、めちゃくちゃ面白かったです(後述)

 

衣装も、ジーザスとマリアと十二使徒はラフでロックな装い、カヤパは詰め襟みたいな衣装、アンナスは黒いビジネスマンっぽいスーツ、ヘロデはキラキラ装飾のついたパープルのスーツ、ピラトはワインレッドのスーツ。キャラクターに合ったおしゃれな衣装でした。

 

コンサートと銘打った公演でしたが、コンサートとミュージカルの間という印象でした。小道具はさすがになかったけど、みんな身振り手振りで演技してましたし。

 

生オケは、管楽器がちょっとイマイチかなぁ…でしたが、♪Overture♪の♪てーれーれーれーーーん♪ってエレキギターの音が最高にかっこよかったです(伝われ←)

 

 

ジーザス:デクラン・ベネットさん】

・良かったんですが、ユダ役のラミンさんの歌唱力があまりにも圧倒的すぎて、ラミンユダに食われ気味のジーザスでした。♪ゲッセマネ♪もそこまでのインパクトが無く、普通に良かった、という印象でした。

 

・これまで四季版JCSしか観ていないため、神永さんと清水さんのみが比較対象になるんですが、1番人間味がに溢れていて、いい意味で「普通のヒト」でした。だからこそユダの気持ちは汲んであげられないし、マリアにはぞっこんだし、群衆には「自分で治せ!」と叫んでしまう。「He is just a man.」という言葉がぴったりハマるジーザスでした。

 

 

【ユダ:ラミン・カリムルーさん】

・ミュージカル界では超有名なスーパースターですが、生歌を聴くのは今回が初めてでした。歌のうまさが異次元。ミュージカルをやるために生まれてきたであろう才能の持ち主なんだろうなと感じました。今まで一度もきちんとした歌のレッスンを受けたことないそうで…苦労して音大とか出たミュージカル俳優さんを敵に回しそうです←

 

・声質や歌い方が完璧に私の理想の(?)ユダで、歌での感情表現も凄かったです。今回初めてユダ担当したなんて嘘だぁぁぁぁ!!!!!と叫びたくなるくらいのクオリティでした。

 

 

【マリア:ジョアンナ・アンピルさん】

・四季版のマリアよりもずいぶんたくましく、ジーザスやユダよりも強そうに見えたジョアンナさんのマリア。疲れたジーザスを優しく包み込む母性のようなものも感じましたし、しっかり「娼婦」っぽさを感じたマリアでもありました。

 

・初めて聴いたとは思えないほど耳触りの良い歌声……と思っていたら、なんと私が愛聴している2005年リマスターCDでのマリア役がジョアンナさんだった件。終演後に調べて気づきました(遅)



ヘロデ王:成河さん】

・成河さん、完全に「視線泥棒俳優」の名をほしいままにしてます。この時点ではまだ「エリザベート」でしか見たことがなかったんですが、ルキーニに負けず劣らず、ヘロデ王も超強烈でした。

 

・上演開始から2幕のソロ曲まで、本当に文字通りずーーーーーーーーーっと椅子に座ったまま。でもただ座ってるだけでなく、♪ホザナ♪では楽しそうに歌を口ずさんでたり、水を飲む時もペットボトルを空中でくるっと回してキャッチしてから飲んだり、小芝居(?)を本当に色々やってましたw

海宝シモンのソロが終わった時に、「すげぇな!!!!!!!」みたいな表情で拍手してたのがなんか嬉しかったです!(勝手に誇らしくなる人←)

 

・唯一のソロ曲では、待ってました!とばかりに、歌でも動きでも客席を存分に魅了してくれました。曲前に「Welcome to Jerusalem!!!!!!!Enjoy the show!!!!!!!!!!」って叫んだり(ルキーニじゃん)、客席降りして最前列の女性の頭ぽんぽんしたり(見ててびっくりしたけど、やられたあのお客さんが一番びっくりだろうな)、会場のみならず舞台上にいる共演者たちの視線をもかっさらっていくパフォーマンスでした。英語の発音もすっごくキレイでびっくり。出番という意味ではとても少ないのですが、短い時間の中で自分の持ち味を存分に発揮されるのは素晴らしいなと感じました。

 

 

【カヤパ:鈴木壮麻さん】

・初めて拝見したのは、実はレミゼを観劇した時の帝劇ロビーでした。笑

 

・歌は今回初めて聴きましたが、カヤパにしてはあまり重たさのない歌声。比較的聴きやすかったんですが、個人的にはずしんとした歌声の高井カヤパが恋しくなりました…。 

 

 

【ペテロ:テリー・リアンさん】

・BW版2代目のアラジン役!!ということで、歌声が聴けるのを楽しみにしてたんですが、なにせソロが少なすぎる。ペテロにはもったいない気がしました。

 

 

【ピラト:ロベール・マリアンさん】

・「ニューイヤーコンサート2018」以来でした!迫力と深みのある美声は変わらず、今回はほんの少しだけだけど演技も見られて、ピラトの心情を決して多くはない出番の中でしっかり表現されていたのが素敵でした。がっつりお芝居しているロベールさんも見てみたい…。

 

 

【シモン:海宝直人さん】

ABBAコンサートぶりの海宝さん。これだけの実力派に囲まれても、全く遜色ないパフォーマンスを見せてくださいました。一生推す…(重たい決意)衣装が今まで見た中で1番かっこよかったです。全身黒一色だったからか、やや痩せて見えたので、しっかりラーメン食べてほしい!!!!!!

 

 

【アンナス:アーロン・ウォルポールさん】

・JCS登場キャラの中では、なにげにアンナス推しなんですけど(恐らく少数派)アーロンさんは高いキーのメロディもよく通る歌声で、見た目とのギャップも素敵でした(てっきり低音担当の方かと…)

 

そして何よりも8人のアンサンブルさんが、本当に本当に本当~~~~~に素晴らしかった!!!!!!!!!

JCSはアンサンブルに左右される演目だと、四季版を4回見て感じたんですが、今回のコンサートに出演された方は皆さんうますぎました。全員歌唱力と英語のうまさがプリンシパルレベル。8人で30人分くらいのパワーも感じました。

 

こういったコンサート形式の上演も面白いなと思いました。歌に思いっきり没入できるので…。いつか「エリザベート in コンサート」も見てみたいなぁ。