Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2019.07.13 劇団四季「アラジン」:冷たい黄泉の国から灼熱のアグラバーへ

 

通算22回目のアグラバー!

この時期は黄泉の世界にどっぷりだったので、演目の気温差で風邪ひきそうでした。笑

 

やっぱり「アラジン」は最高だな(しみじみ)

久々に見た我が故郷・アグラバーは、まばゆいくらいにキラッキラしてました。アラビアン・ナイト♪でいきなり幸せいっぱい。これだから(たとえ頻度が減っても)アグラバー通いはやめられないです。この先もし東京ロングラン公演が終わるってなったらどうしよう生きていけないかもしれない(震)

 

この回は全体的にテンションが高くて熱量もすごくて、客席も休日だからか老若男女、家族やカップルさんも多くて、これまで観た中でも屈指の盛り上がりっぷりでした。あとでわかったことですが、この日は奇しくも劇団四季創立者である浅利慶太さんの1周忌でした。それもあって、いつも以上にエネルギーに満ちた公演だったのかもしれません。

 

カーテンコールでは、瀧山ジーニーが1人で出てくると、客席が\\うわぁぁぁぁぁ!!//と沸き立ち、瀧山さんが感激の面持ちで両手で投げちゅーしてました。終演後は、客席から小学生くらいの男の子の「すげーーー!!!」という声が真っ先に聞こえてきて、なぜか私が嬉しくなったり。笑

 


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以下、キャスト別感想です。

 

【アラジン:北村優さん】

・見るたびにどんどん男前になっていく北村アラジン。初めて拝見した時は、セリフの声が甲高くてよくひっくり返ってたのに…。今じゃすっかりかっこいいお兄さんなアラジンになりました(もはや保護者目線)

 

・ルックスはもちろん、歌声がとにかく素敵です。♪ホール・ニュー・ワールド♪の時の、ジャスミンを包み込むような温かみのある低い声が聴き心地良かった~!

 

・表情も「百面相か!!??」ってくらいコロコロ変わって、表情のバリエーションも豊富なので、北村アラジンだとついついアラジンに感情移入しちゃいます。

 

・私が大好きな、ジャスミンとのひとめぼれスローモーションシーン。ジャスミンに向かって可愛い首傾げポーズをしてて、私がひとめぼれしました。笑

 

 

 

ジーニー:瀧山久志さん】

・気合が入りすぎていたのか、ややオーバーなお芝居かな…と、瀧山ジーニーを見て初めて「おや?」って思った場面がちらほらありました。これまではテンションを高く保ちつつ、どこか一歩引いて見てるイメージのジーニーで、それが瀧山ジーニーを「魔人」っぽくしてると思っていたんですが…。

とにかく「この後ソワレもありますよ!?」と心配になるレベルのテンションでした。ソワレはどうだったんだろうか…。

 

・♪フレンド・ライク・ミー♪でのはしゃぎっぷりが特にすさまじくて、いつも通りあの美声を響かせると同時に、ものすごい動いてものすごい喋ってました。今までは道口ジーニーが1番お喋りかなぁと思ってましたが、今回の瀧山さんは同じくらいか、それ以上に喋り倒してた印象。ラストのタップダンスで\最高っ!/とか叫びだして何事かと思いました。笑

 

ジーニーの即興ラップ終わりに、なぜか北村アラジンと顔を見合わせて、お互いにぺこって一礼し合ってて、謎すぎて笑いましたw

 

・アラジンに自分の願いを話すところは、今まで観た瀧山ジーニーのお芝居の中で1番良かったです。いつもだと笑うシーンじゃないのに、瀧山さんの言い回しだったり、彼のキャラが強すぎてどうしても笑いが起こっちゃってましたが、今回は少し笑いが起こってたものの、きちんとジーニーの切実さが伝わってきました。ラストのアラジン&ジーニーの友情の尊さを浮き彫りにするには、あの場面とても重要だよな~と思っているので…。

 

 

ジャスミン:岡本瑞恵さん】

・パワフルさがさらに増した岡本ジャスミン。アニメ版ジャスミンよりも、実写版ジャスミンを思い出しました。岡本ジャスミンに♪スピーチレス♪歌ってほしい~!

 

・♪壁の向こうへ♪の歌声も、声の出し方を変えたのか、その力強さに圧倒されました。

 

・でも市場を初めて訪れた時や、アラジンのほっぺにちゅーするシーンは乙女感満載で可愛かったです♪

 

 

【オマール:嶋野達也さん】

・やっとこさ初見だった嶋野イアーゴ。「なんで最初からキャスティングされなかったんだろう?」と疑問に思ってしまうほどのハマり役でした!!オマールで見た時の可愛らしさもにじみ出ていて、小悪魔系(?)イアーゴ???愛嬌たっぷりで、家に連れて帰りたくなりました。笑