↑なぜかやたら斜めから撮ってしまった…。
2016年日本初演のミュージカル、今回3年ぶり2度目の再演だったそうです。
「キンキーブーツ」のようにドラァグクイーンが活躍する、テンションMAXなミュージカル。2019年の観劇演目は、比較的暗い内容(もしくは暗い結末)が多かったので、その中では異色だったかもしれません。
実は私はあんまり…というか全然興味が無かったんですが、2018年末のFNS歌謡祭で「プリシラ」の歌唱コーナーを見た母親が
「ねぇ!!!!
これ!!!!!
見たい!!!!!!
チケット取って!!!!!」
と、ただならぬ熱意を見せてきたので、半ば母の付き添いみたいな気持ちで観てきました。育三郎さん初めて観られるしいいか~と思って(ミーハー根性丸出し)
B席にしたら2階席のほぼ最後列、しかもほぼ最下手でしたが、舞台からの熱量はしっかり届いてたと思います。
「マンマ・ミーア!」のように、既存の楽曲(昔の洋楽)を使用しているため、「あ!この曲聴いたことある!!」と思える曲がいくつかあって、そこは楽しめました。衣装もきらびやかですし、照明なんて「ここディスコですか??」ってくらいド派手。プリシラ号(バス)とかもよくできていて、お金めちゃくちゃかかってそうだな…という下世話な感想しか浮かんでこない…。
物語自体は正直そこまで深みを感じられず、特に2幕中盤はいまいち、かつ少々お下品&退屈に感じられました。「ピンポン玉」のくだりはドン引きしたんですが、その後元となった映画を見たら全く同じシーンがあったので、オリジナルに忠実にやったのならまぁ…仕方ないか…と(とはいえ絶対的に必要なシーンってわけでもなさそうでしたが)
2幕後半から最後まではとにかく勢いで進んでいき、終わってからは一応「楽しかった~!」とは思えました。ただ正直再演しても、よっぽどのことがない限りは観ないと思います…。
開演前、幕間、終演後の場内アナウンスはうまいこと出来てて面白かった!まるでディズニーランドのアトラクションみたいで、世界観をきっちり保ってて良かったです。
以下、キャスト別感想。
【ティック:山崎育三郎さん】
・役柄が影響しているのかもしれませんが、思った以上にかわいらしい役者さんだなというのが第1印象でした。身体つきが華奢すぎて、男性というよりも少年。そういえばこの時期に舞台で拝見した男性役者さん、「私よりも細くない…?」みたいな方が多くて、よくあの身体でハードな舞台をこなすな…と毎度感心しておりました。
・再演ということもあり、乙女な仕草もめちゃくちゃ板についてました。お顔立ちが普段からちょっと困り顔に見えるのと、口元がやや気になる場面が多かったのですが、そりゃ~人気出ますよね…と思えるくらいにはかっこよかったです。
・途中いらついてプリシラ号を蹴飛ばすっていうシーンがあったんですが、何を思ったか両足で飛び蹴り(!?)して、結果的に盛大に尻もちをついてものすごく痛そうにしましたw陣内バーナデッドに「あんた、今の本気で痛かったでしょ」ってツッコまれてたww
・育三郎さんが歌うと劇場の空気がさっと変化するのが印象的でした。
【アダム:古屋敬多さん】
・モテモテだけど生意気な若者、アダムを演じたのは古屋敬多さん。ダンスがとにかくキレッキレ!!身体能力抜群でびっくりしました!!声がちょっと高めで、育三郎さんと同じくらい可愛らしかったです。あとやっぱり細すぎて心配…!!
【バーナデッド:陣内孝則さん】
・パートナーを失ったばかりのバーナデッドを演じたのは陣内孝則さん。正直歌は………………でしたが、お芝居はさすがでした。
・あとバーナデッドが着てるワンピースがどれもとっても可愛かったです!
↑カーテンコール撮影OKの回だったので撮影しましたが、私のスマホ本当にポンコツだわ…。
この日は「プリシラナイト」と銘打ったミニイベントが終演後にありました。
プレゼント抽選会が行われたり、出演者と一緒に♪Go West♪に合わせてダンスをしたりと、本編より終演後のほうが楽しk(以下略)
ちなみにダンスコーナーの超簡単な振り付けのダンス、全然覚えられないし、終わった瞬間全部忘れたので、私はミュージカル俳優になれないなと改めて思いました。歌いながら踊りながらお芝居もできちゃうミュージカル俳優さんってやっぱりすごすぎる…。