Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

さらば、ろくでもない2020年

 

今年の夏ごろだったか、地元を歩いていたら道端でおばちゃん2人がこんな会話をしていました。

 

「まさか生きてる間によくわからないウイルスが流行って、こんなことになるなんてねぇ」

「しかも日本だけじゃないものねぇ」

 

ホントそうだよな~~と、見知らぬおばちゃんの会話に思わずうなずきかけました。

 

未知のウイルスの地球規模パンデミックにより、人類の行動が抑制される。

 

2020年がこんなパニック映画の題材みたいな年になるなんて、誰が予想したでしょうか。

 

確か最初に日本で話題になったのが、2019年末くらいだったような気がします。その頃はまだ中国でそのようなウイルスが発生・一部地域で流行しているというニュースだったので、まぁお隣の国とはいえ、中国自体が広いし、大したことはないだろうと思っていました。

 

ところが年が明けて1月、2月と進むうちに、気がつくと未知のウイルスは日本にも蔓延し始め、大好きなミュージカルや映画が次々と影響を受け、さらには仕事も完全に在宅勤務になりました。最初に「これはやばい」と思ったのは、劇団四季が一旦公演を中止すると発表した時期でしょうか…(かなり遅め)

 

4月は自分の誕生日がありましたが、とてもじゃないけど喜ばしい気分にもなれず、このまま日本は、世界はどうなってしまうのだろうかと、今思うと気持ちがかなり不安定になっていました。

 

当時「こんなことは生きてる間にそうそうないだろう。ていうかもう一生なくていいんだけど!」と思って、スマホのメモに簡易的な日記を残していたのですが、初期の頃はかなり悲痛な想いで毎日を過ごしていたんだなと、この前見返して思いました(だんだん現実逃避するかのように、自分の趣味のことを書き込む量が多くなっていくのも面白かった)

 

今はというと、感染対策を十分にしながら、観劇・映画鑑賞には出かけるようになりました。ちなみに外食は家族以外とは一切していません。

 

仕事は引き続き在宅勤務が続いていますが、むしろ出社しないと自分の時間をこんなに持てるのか…と、今まで早起きして満員電車で通勤していたあの時間は一体何だったんだろうと思うようになりました。ブログを始めたのも、自宅で過ごせる時間が増えたという理由も1つとしてあります。ただし仕事終わりに映画館や劇場に足を運べなくなったのはちょっと悲しい…。

 

好きなミュージカル俳優さんは全員舞台上で何かしら活躍されている姿を観ることができたし、特に下半期は決して悪いことばかりではありませんでしたが、それでも今後死ぬまで「2020年」はあまり思い出したくない1年となりました。

 

今年は生きてるだけで1億点満点だったな。自分を褒めたいです。

 

来年になってもしばらく混乱は続くでしょうが、これ以上、何も悪いことが起こらず、混乱が終息に向かい、みんなが平穏に楽しく過ごせる日が1日も早くおとずれますように。

 

みなさまよいお年を!!