Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

2018.7.28 劇団四季「恋に落ちたシェイクスピア」:ロマンティックが止まらない!!

 

開幕1か月後に観に行きました。正直正統派ラブストーリー(?)にはあまり積極的に手が伸びないタイプの人間なので…劇団四季の新作だから見ておこうかな、というテンションでした。

 

 

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思っていたよりは面白かったけど、もう1度すぐに観たい!何度もリピートしたい!というのはなかったなぁ…と。

 

お話は(個人感ですが)ものすごく面白いわけでもなかったけど、すごくつまらないわけでもないという、微妙なラインでした。「ロミオとジュリエット」を知っていると、「あ、今のセリフはもしや…!?」とか気づけて、そういう繋がりネタを把握できるのは面白かったです。

 

ところで1幕ラストはかなり「大人なシーン」でしたが、ヴァイオラが男装してるために胸のさらしを取らなくてはならず、その図が完全に

「良いではないか〜~~」

「あ〜〜れ〜〜」(ぐるぐる)

ってやつで、ロマンティックな雰囲気が一気に時代劇風味に…(お代官さま~~)

一応映画でも同じことをやってるらしいんですが、ちょっと変えてほしかったです。笑

 

演出で客席通路を俳優さんが通る、ということは事前に聞いてましたが、あんなにばんばん通ると思ってなくて、たまたま通路側の席を取ってた私はめちゃめちゃビビりながら見てました。特にすぐ隣を通った阿久津さんと神永さんの圧がすごかったです。

 

あと隣を役者さんが通られるときに、顔を見てもいいのか、スルーすべきなのかがよく分からなくて、無駄に真正面を見つめていました(逆に怪しい客になってしまったような…)

 

阿久津さんはジーニー以外の役で初めて見ました。阿久津さんは阿久津さんでした。笑きっとご本人のキャラクターが色濃く出るんだろうな~。

 

上川さんは目がくりっとしてて、小動物っぽい愛嬌のあるかっこよさでした。それに加えてあの美しい声…!「リトルマーメイド」のエリック王子で見てみたかったです。

 

ヴァイオラ役の山本紗衣さんは、「オペラ座の怪人」以来2度目。あいかわらずお美しや〜!クリスティーヌ役で拝見した時に、(この方は運命に翻弄されるキャラクターが似合う… )って思ったけど、今回のヴァイオラちゃんも似合ってました。クリスティーヌよりかは行動力あるヒロインだったけども!男装姿が本当に可愛すぎて連れて帰りたかった…!!金髪とレースいっぱいなドレスが似合っちゃうの、同性としてうらやましすぎます。

 

昔の演劇は「変声期前の少年が女性役を演じる」というルールがあったそうで、「ロミオとジュリエット」のジュリエット役もかつては男性が演じていたようです。というわけで、菱山さんという俳優さんが、それはそれは見事なジュリエットを演じていらっしゃってびっくり。声だけ聞いてたら普通に女性でした。「リトルマーメイド」にてフランダー役を演じられているとのことで、なるほど納得でした!