Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

私が宝塚に興味が持てない理由。

 

いや、興味がないというのは語弊があるな…。

 

 

興味はあるんです。

 

 

が、気合いを入れてチケットを取ろう!という気持ちまでなかなか持てなくて。機会があれば、と常々思ってはいるけど、周りに宝塚好きな人もいないし。ということで機会は自力で作るしかなさそう。

 

 

そして私の重たい腰があがらない理由は以下の通り。

 

 

① 観劇するまでのハードルがめちゃくちゃ高そう

とりあえずなにか1作品だけ見てみたい私としては、チケット確保のために「宝塚友の会」に入るまではしたくない。とはいえ、ぼんやりTwitterとかを見ていると「全然チケット取れん!」みたいなつぶやきをよく見かけるので、FC入っててもそれじゃあ一般販売で取れるわけないよね…と戦意喪失してしまうパターンです。

 

あとは…なんとなーくですが、ファンの方の意識が高そうというかなんというか。今はご時世的にやっていないと思いますが、ファンの方々が劇場入り口でずらーーーーっと並んで、ジェンヌさんたちが箱入りするのを静かに待っているのを何度か見かけたことがあり、正直言ってちょっと近づきがたい雰囲気を感じました。

 

 

② 男性の役を女性が演じていることに慣れなさそう

根本的な問題すぎて、ここで引っかかってたら永遠に宝塚は観られないのではと、我ながら思うのですが。

 

観劇趣味の入口が劇団四季のミュージカルだったので、以後男性の役は男性俳優さんが演じられているのが当たり前の作品ばかりを見てきました。

 

たまにYoutubeで宝塚の映像とかを検索して見てみるんですが、どうしても女性が男性の役を演じていることに、並々ならぬ違和感を持ってしまうという…。男役の方って生身の男性よりもみなさんよっぽど(いい意味でも悪い意味でも)男らしいですし。

 

でも宝塚から観劇趣味に走ってる方は、逆みたいなんですよね。「エリザベート」や「ロミオ&ジュリエット」で、トートやロミオを男性が演じていると「生々しい」「宝塚にあるキラキラした世界観が減って現実味が増すからちょっと…」と感じる方が多いみたいで。どっちを先に見るかで全く違う印象になるようです。

 

あと「エリザベート」や、今公演中の「アナスタシア」では、東宝版・梅芸版ではそれぞれタイトルロールが主役扱いですが、宝塚版だと男性の役がフューチャーされるそうなので、個人的にはそれも「なんで…???」となってしまうポイントです。

私の勝手な印象ですが、なんとなーく全体的に【男役>娘役】のイメージがあります。

 

 

③ メイクがごてごてすぎる件

これも根本的な問題だな…。

舞台メイクは総じて濃ゆいものですし、ミュージカルでもみなさん顔のパーツばっきばきに強調しておりますが、写真や動画を見ていると、宝塚のメイクはその比ではないレベル。「そのつけまつげどこで売ってるんです…?」みたいな鳥の羽のようなまつ毛とか、「バービー人形の彼氏…?」みたいな骨格の陰影のつけ方とか。

 

あくまでも私の見え方の問題ですが、そのメイクのせいかみんな同じ顔に見えてしまうという…。

 

ちなみに小学生の頃、ダンス教室に通っていた親友が発表会をするというので見にいって、公演終わりに差し入れを持っていったんですが、そのときに親友がこれでもか!!!というくらいの舞台メイクをしていて、幼心にそれが若干怖くてトラウマだった、っていうのもあるかもしれない。

 

 

④ なんで最後にみんなで踊るの…?

全部の演目かどうかわかりませんが、大体作品自体が終わったあと(?)に、みんなぎらっぎらの衣装着て巨大な羽を背負って歌い踊ってませんか…?

 

あれは…ミュージカルでいうとカーテンコール的な位置づけなのでしょうか。いくつか映像を見てみたんですが、あれを演目終わったあとに見るのかぁ…と思うと、作品によっては「???」となりそうな気がします。

 

…ってこれも根本的な問d(以下略)

 

 

 

うむ。私にとっては永遠の不思議の国・宝塚歌劇団になりそうです。

(「アナスタシア」と「ロミオ&ジュリエット」は見てみたいけどなぁ)