Der Lezte Tanz

観劇、映画鑑賞、読書のキロク。たまにひとりごと。

小説「仮面病棟」:映像化に向いてそう(と思ってたら本当に映画化した)

「仮面病棟」:知念実希人

(あらすじ)
療養型病院にピエロの仮面をかぶった強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。先輩医師の代わりに当直バイトを務める外科医・速水秀悟は、事件に巻き込まれる。

秀悟は撃たれた女・愛美を治療し、脱出を試みるうち、病院に隠された秘密を知る―。

そして「彼女だけは救いたい」と心に誓う。

閉ざされた病院で繰り広げられる究極の心理戦。 

 

(感想) 

面白かったか、と言われるとかなり微妙なライン。小説を読む上で大事な「次は何が起こるんだろう」「この先どうなるんだろう」といった気持ちが全く湧いてこず、300ページ程なのに、読むのにえらい時間がかかりました。

 

話の面白さうんぬんはさておき、主人公とヒロインの行動や表情の描写が、妙に芝居がかっている気がして、あまり好きになれませんでした。

 

ちょいちょい出てくる医療用語の連発も、読みづらかったなぁ…。続編あるみたいですが、余程のことがない限り読まないと思います。