劇団四季のミュージカルを初めて観てから3年。
こんなことを思い始めていました。
「劇団四季以外のミュージカルも観てみたい」
そしてミーハーなのでこんなことも思っていました。
「どうせならテレビで活躍してる俳優さんの舞台を観てみたい」
そこで当初候補に挙がったのは、
生田斗真さん主演の「Vamp Bamboo Burn〜ヴァン!バン!バーン!」と、市村正親さん&大竹しのぶさんの「スウィーニー・トッド」。
ただ前者は生田斗真さん主演ということで、一般発売では到底チケットが取れなかったことと、劇団☆新感線の演目はなかなかクセがありそうだな…と思って諦めました。
(ちなみに今年やっと劇団☆新感線デビューを果たしました。しかも生田斗真さん主演の「偽義経冥界歌」で)
後者は興味はあったし、ジョニー・デップ主演の映画版はすでに観ていたので、物語や曲を知っていて観やすそうではあったんですが、超バッドエンドなことも知っていたので、どうせ観るならハッピーな演目がいいなと…。
そんなこんなで夏になってしまったある日のこと。
Twitterでたまたま目にした1本の動画に目を奪われました。
女性の格好をした三浦春馬さんが、えげつないくらい高いハイヒールでかっこよく歌い踊る動画。
それがミュージカル「キンキーブーツ」との出会いでした。
その頃の私は、諸事情により超がつくほどの金欠だったのですが、先に公演を観た方から「観て損はしない!!」と猛プッシュを受け、意を決して1番安い3階席を購入しました。
ちなみに物語を簡単に説明すると、倒産寸前の靴屋の若社長チャーリーが、ドラァグクイーンであるローラと協力し、ドラァグクイーンのための素敵なブーツを作ることで、経営難に陥った靴屋の起死回生を図るというお話です。
もう兎にも角にも超最高でした。
クライマックスの盛り上がり方はもはや異常で、1階席のお客さんは総立ち、中には踊っている方もいらっしゃいました。3階から観ると、まるで何かのカーニバル状態。
こんなことなら3階席じゃなくて1階席で観たかった…と、金欠なことを忘れて思ったくらいでした。
観ていてあれほどの多幸感をくれる作品はなかなか無いと思います。幸せすぎて胸がいっぱいになって、悲しくないのにめちゃくちゃ泣けました。嬉し泣き。
帰り道なんてスキップして帰りそうになりましたもん。あと履けもしないのに10センチヒールの真っ赤なブーツが欲しくなります(単純)
劇団四季に比べるとややセリフが聴き取りづらく、楽曲の歌詞にいたっては英語混じりでさらに聴き取りづらく、実はほとんど理解できていなかったのですが(私の耳が多分ポンコツなだけ)、そんなのどうでもよくなるくらいノリが良くて楽しかった…!!
物語<<<ショーという印象が強かったです。
そしてドラァグクイーンのローラを演じた三浦春馬さんが、超ウルトラスーパーハイパーマックス素晴らしくてですね(語彙力が行方不明)度肝を抜かれるとはこういうことかと思いました。
事前に動画で見ていたものの、あんなに歌って踊れるとは知らなかったので、「あれは本当に三浦春馬さんなのか………………?????」と、終始半信半疑で観ていました。
ご本人が「ローラを演じたい!」と強く希望されていたとのことで、キャラクターへのとてつもない愛を感じました。
舞台のお芝居を拝見したのは、この時がもちろん初めてでしたが、素人ながら「テレビドラマや映画より舞台の方が向いてそう」と感じました。
背が高くて、手足が長くて、整ったルックスで、歌もダンスも上手で、コメディっぽいお芝居もシリアスなお芝居も出来て、遠くまで伝わるような大きな表情も出来て…。
あらかじめ収録した中から編集される映像作品よりも、生の舞台で良さが発揮される俳優さんなのかな?と思ったことを、今でもよく覚えています。
あと足がめちゃくちゃお美しくて、生まれて初めて男性の足を凝視してしまいました…ありがとうオペラグラス(拝)
チャーリー役の小池徹平さんも、前半こそ三浦さんのローラに気圧され気味でしたが、2幕で存在感と本領を発揮されていました。
男性にしてはややキーが高い声質で、聴き取りやすくよく通る声をしていらっしゃいました。あとちょっと小柄で可愛らしかったです。どのシーンでも感じる小動物感よ。
ヒロインのローレン役はソニンさん。
かなり作り込んだ、アニメのキャラクターみたいな声でちょっと苦手だったのと、ローレンというキャラクターが個人的にあまり好きになれず…。
他の作品でソニンさんを観てみたいなと思いました。
とってもパワフルで、明日も頑張ろう!とポジティブなパワーをもらえるミュージカル。
そして「劇団四季以外の作品ももっと観てみたいな」と思わせてくれた、個人的に大切な作品になりました。